ページID:46613

更新日:2020年3月18日

ここから本文です。

新型コロナウイルス感染症に対応した緊急経済対策を実施します(質疑応答)

令和2年3月17日

 

質疑応答の内容

Q1

先ほど世界経済全体に大きな影響があるという市長の発言があったと思うのですが、専門家などからリーマン・ショックの2008年よりも厳しいのではないかというようなご意見も上がっていると思うのですけれども、今回の経済状況への打撃は市長としてはどのように見ていらっしゃいますか。

A1

先ほどもお伝えしました、本市でも緊急ヒアリング調査を実施いたしました。大変厳しい状況になっております。そのヒアリングを終えた後も10日ほどたっているわけですけれども、やはり東日本大震災のときを上回る事業者の方々が相談窓口にもおいでになっているということでございますし、地域が限定されるわけではなく、世界全体にこの感染が広がっているということも踏まえますと、やはりリーマン・ショック、東日本大震災を超える規模でいろいろな影響が出ているのではないかなというふうに認識をしております。

 

Q2

先ほど東日本大震災を上回るほどの相談件数とおっしゃったと思うのですけれども、どのぐらい違うものなのか、数が分かれば教えてください。

A2

この間さまざま相談を受けてきているところですけれども、東日本大震災を上回るペースだと聞いています。

(地域産業支援課長)

経済局の方に資金繰りの方法でご相談いただいている件数でございますが、先週1週間で約400件を超えるご相談、お問い合わせがきております。

 

Q3

現時点で推定される損失額というのはどのぐらいだと見ていらっしゃいますか。

A3

いや、これはどうでしょうか。かなり影響が広がっていると思いますけれども、地域経済が一刻も早く回復できるようにと思って対応策を今日も発表させていただいたところです。大きなことにならないうちに知恵を絞って対応していかなくちゃいけないと思っています。

 

Q4

「テイクアウトはじめましたプロジェクトin仙台」なのですけれども、こちらは3月17日より公開となっているのですが、いつから公開かと、あと宅配サービスというのは既存の何か、Uber Eatsみたいなものとか、そういうのを利用してということですか。

A4

まず、17日からということで今日からこれを発表させていただきます。「テイクアウトはじめましたプロジェクトin仙台」、今ご指摘のように、お配りしました資料(PDF:1,161KB)の9ページ、10ページにございます。もうこれはウエブサイトでアップは終わっているのですよね。12時アップということだそうです。
外食産業あるいは宴会などを行う場所、飲食店やホテルなどがかなり厳しい状況になっています。皆さんが外食を避ける、宴会を自粛したり、そういう状況になっていることから大きな影響が出ているようでして、それらの皆さんたちが新たなサービスとしてお持ち帰りですとか出前サービスなど積極的に展開して、何とかこの状況を打開したいということだと思います。それにスポットを当てまして、市民の皆さま方にご紹介することで地域企業の販売促進を後押しするとともに、それこそ地域経済の早期回復に向けた機運の醸成にもつながればいいなということで、このようなお知らせを始めることといたしました。

 

Q5

全体的なところなのですけれども、この緊急経済対策で今回新規というふうに項目が上がっているものに関しては、特に国の経済対策、まだ出ていないですけれども、国の方の対策とは連動はしていなくて、市独自で今回設けたものという認識でいいでしょうか。

A5

国の動きと連動させた上で、本市としても独自に支援をしていくということです。例えば信用保証料については全額本市で持ちましょうということで、お金を借りやすくしたりというようなことですとか、既に国の方で発表しているセーフティーネットの融資制度、それから新たに第2弾の中で無利子無担保の資金繰り支援、雇用調整助成金の拡充なども打ち出されたところでありますけれども、本市としても今後の国の支援内容というものについて注視した上で、中小企業の皆さま方の経営状況を改善できるようなさまざまな支援策、これもまた改めて検討していきたいと思っているところです。

 

Q6

新型コロナウイルスの終息がいつになるのかというあたりがまだ誰もちょっとよく分からないという状況だと思うのですけれども、ただ長引けば長引くほどいろいろな影響というのは広がってくると思うのですが、そのあたりを市長がどのように考えていらっしゃって、その先に向けてどのように施策展開をしていかれるかについてお願いします。

A6

おっしゃるとおりです。先行きがよく見通せないという状況です。いろいろなところがこれの特効薬の開発あるいはまたワクチンの開発に向けて動いていたり、あるいは既存の薬の中で臨床的にどのような効果があるのかなどなど、いろいろな調査また研究が行われていると承知しておりますけれども、まだ解決策が見出せない中で世界全体がこういう状況になっていて、大変危機感を持っているところです。
総理もG7の首脳と会談をなさったようですけれども、国としても世界を挙げてどのような対応が取れるのかということで知恵を絞っておられると思います。私どもも国のそういった動きも注視しながら、本市の今の状況の中でどのような支援策を求めておられるのか、これらもいろいろ聞かせていただきながら対応できるところを対応検討していきたいと思っているところです。

 

Q7

対策なのですけれども、これは財源的な裏付けというのはどういうふうになっているのでしょうか。

A7

まず今回につきましては、信用保証料の補助でおよそ3億7,000万円、それから先ほどご説明をさせていただきました出前の説明会ですとか、あるいはお持ち帰りなどの紹介事業で600万円、総額で3億8,000万円を予定しております。これにつきましては、まずは今年度の既存予算の中で対応することとしております。また、併せて国の方でもいろいろ支援策を発表されておりますけれども、今後の状況を見ながら、次年度については補正予算も念頭に置きながら検討していかねばならないなと考えてはおります。

 

Q8

就活生向けの対策があるのですが、他の県とかでは何か内定取り消しとかという動きも出ているようなのですが、仙台市ではまずそういった事例があるのかということと、もしそういった事例があったときの何らかの支援とかというのは考えていらっしゃるのでしょうか。

A8

まだ、申し訳ないです、内定取り消しの状況等について把握はしておりません。

(地域産業支援課長)

産業振興事業団、またあと経済局の方には、現在のところ内定取り消しについてのご相談というのは伺っていないところでございます。

 

Q9

今後の対応というところなのですけれども、今回打ち出した対策と今後の対策というところで、今後に先送ったところと今回やったところの峻別(しゅんべつ)はどういう判断で今回の分と次回の分を分けたのかという判断基準とか、それをちょっとお聞かせ願えればと思います。

A9

まずは緊急のヒアリングをさせていただいた中で、大変資金繰りに対してのご相談も多かったということで、これについて対応させていただいているところで、その他につきましても緊急性が大きいと思ったところをまず対応を取らせていただきました。
今後につきましても、今それこそ関係部局それぞれいろいろな方々にお話を聞かせていただいております。それらの状況を踏まえた上で、国の支援策等も注視しながら対応を、次にできることというのを考えてまいりたいと思っております。

 

Q10

今後の部分なのですけれども、いつぐらいに今回のような形で公表しようとしているのでしょうか。

A10

例えばマスクがすごく少ないのだけれどもだとか、あるいは消毒液がなかなか手に入らないのだけれどもというような、こういうご相談も多く寄せられているところではありますけれども、本市といたしましても、業者の方々を通してお尋ねいたしますと、なかなかそれが充当するのが難しい状況にまだあるというふうに認識をしております。国の方でも対応が取られているようですから、市中に出てくるその前に、もし対応ができるのであれば、それについては次の支援策で考えていかなくちゃいけないのじゃないだろうかとは考えています。
これはそんなにのんびりはしていられないのだろうとは考えておりますけれども、いずれにせよ、いろいろまとめることにも少し時間を要するのかなと思っております。それほどのんびりはもちろんしておられないとは思っております。

 

 

Adobe Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。Adobe Readerをダウンロードしてください。Adobe Readerのダウンロードページ