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更新日:2020年4月7日

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新型コロナウイルス感染症の患者の発生について(仙台市内20~22例目)(質疑応答)

令和2年4月6日

 

 

質疑応答の内容

Q1

この施設(特別養護老人ホーム ハートケア鶴ヶ谷)について、どれぐらいの入居者さんがいらっしゃるような施設なのでしょうか。

A1

いろいろな複合的なところのようでございます。

(健康福祉局次長)

特別養護老人ホームとして、入所施設120人の定員でございます。

 

Q2

ちなみに、この女性の勤務の形態みたいなのはどういった形になっているのでしょうか。

A2

(健康福祉局次長)

常勤の職員と聞いております。

 

Q3

ということは、月曜から金曜までとかの勤務形態でしょうか。

A3

(健康福祉局次長)

シフトを組んでいると思いますので、月曜から金曜というふうな固定ではないかと思います。

 

Q4

患者20の男性の濃厚接触者3名とあるのですけれども、この3名というのはどういう関係の方々でしょうか。

A4

(参事兼健康安全課長)

こちらにつきましては、調査の際にご本人が職業、家族構成でありますとか、そういったところにつきましては一切公表をしていただきたくないとおっしゃっておりますので、濃厚接触者とのご関係につきましても、3名いらっしゃるということだけで、これ以上は公表することは差し控えたいと思います。

 

Q5

21の患者さんなのですけれども、医療機関に救急搬送とあって、その後にPCR検査を実施しているのですが、前もそういうケースがありましたけれども、この医療機関で検体を取って(検査をした)ということですか。

A5

(参事兼健康安全課長)

こちらの経過でございますけれども、4月5日にコールセンターを通じて帰国者・接触者相談センターの方にご相談がございました。その際に、やはり症状があまりよろしくないというところがございまして、帰国者・接触者外来の受診調整を取り急ぎ行ったところでございますけれども、患者の搬送車の手配がこのときつきませんで、患者の容体からやはり急いだほうが良いだろうということで、帰国者・接触者相談センターの方から救急搬送を依頼いたしまして、帰国者・接触者外来の医療機関の方に救急搬送されたものでございます。そちらの方で検体を取って検査につながったというところでございます。

 

Q6

先ほど患者22が勤務しているところは定員が120名という話だと思うのですけれども、今、何人入っているかとか分かりますか。

A6

(健康福祉局次長)

117人と聞いております。

 

Q7

私の知識がちょっと薄くて申し訳ないのですけれども、看護師ということで、基本的にどういった作業、要はスーパーだったら品出しとかという説明ができると思うのですが、看護師で例えばどういったことを特にやられる方だったのですか。

A7

(健康福祉局次長)

一般的な話となってしまいますけれども、入居されている方の体調管理ですとか、あとは場合によってはリハビリとか、そういったことが中心になろうかと思います。

 

Q8

この人(患者22)というのは特定の入居者さんに対応する方なのか、それとも施設全般的に対応される方なのか、どっちなのですか。

A8

看護師さんが何人いるか、ちょっと今手持ち資料がないのですが、基本的には誰かという特定の方を対象ではなくて、施設の入所者全体をケアしている方と聞いております。

 

Q9

このハートケア鶴ヶ谷についてなのですけれども、こちらの施設は今後も運営は続けるという理解でいいのでしょうか。もし続ける場合は、先ほど市長からお話がありましたけれども、消毒ですとか健康管理の徹底などありましたけれども、具体的な対策も含めて改めて伺えればと思います。

A9

これは先ほども申し上げましたけれども、感染を確認された方は発症前にお仕事はなさったのですが、発症した後は行っておられないということですので、そこでの濃厚接触者、施設の中ではいないというふうに考えられます。しかしながら、ご高齢の方がおいでの施設でございますので、普段からいろいろと体調管理はなさっていると思うのですけれども、より一層気を付けてもらって対応していただくということになろうかと思いますし、本市といたしましても連携してやってまいりたいと思っております。

 

Q10

患者22の方なのですけれども、発症後はお仕事をされていないということなのですけれども、この方が最後にこの施設で勤務されたのは何月何日か、もしお分かりになればお聞きしたいと思います。

A10

(参事兼健康安全課長)

保健所の調査で確認しておりますところでは、4月2日の発症の前日、4月1日までは勤務をしていたというふうに確認しております。

 

Q11

4月2日にこの体調不良だからお休みされたという理解でよろしいですか。

A11

(参事兼健康安全課長)

そのとおりでございます。

 

Q12

(患者22の)濃厚接触者2名、同居の両親ということでしたけれども、この両親に関してはもう検査なりはされているのかどうか教えてください。

A12

(参事兼健康安全課長)

まだ検査はしておりません。また、濃厚接触者ということで必ずしも検査をするということではございませんので、今後の経過等、総合的に見ながら検討することになるかと思います。

 

Q13

患者20に関してなのですけれども、この方に関しては具体的な感染経路は不明、今のところ、それらしいのは見つかっていないという理解でよろしいでしょうか。

A13

私が聞いているところでは、そのように聞いております。

(参事兼健康安全課長)

現在のところ、いわゆる感染が疑われるような地域でありますとか訪問歴ですとか、もしくは患者の方とか濃厚接触者の方との接触歴というものは確認されておりません。

 

Q14

患者21の方なのですけれども、同居の方はいらっしゃるのか一人暮らしなのかということと、あと仙台市で転居されたとき何か交通機関を利用されたのかを教えてください。

A14

(参事兼健康安全課長)

お一人暮らしと伺っております。仙台市に転居したときの交通機関についてはまだ調べがついておりません。

 

Q15

誰か引っ越しを手伝ったとか、そういったことはないのですか。

A15

(参事兼健康安全課長)

そちらについても申し訳ございません。今のところ情報はございません。

 

Q16

患者20の濃厚接触者3人についてなのですけれども、先ほどお話ができないということだったのですが、どこか他の人もいるような場所での接触だったり、他の人にも関係するようなところでの接触という可能性はあるような形なのでしょうか。

A16

そのことも含めて、ご本人のご承諾を得ていないものですから、ここでお話しすることはできないということです。

 

Q17

他の市民とか、結構関係することであるのであれば、その辺というのは知りたいところというか、自分の体調も不安なところではないのかなと思うのですけれども。

A17

そのお気持ちも分からないではありませんけれども、何しろご本人がそれを強く拒んでおられるということもございますし、それ以上のことは私もこの段階ではお話しできませんし、知り得ている状況はないというふうに申し上げます。

 

Q18

改めての確認になるのですが、今回の3人の方なのですが、クラスターが発生したHUB(仙台一番町四丁目店)を利用していた、あるいは利用者の方と接触していたという情報は何かありますでしょうか。

A18

(参事兼健康安全課長)

現在までの調査のところ、HUB仙台一番町四丁目店の利用歴というものは確認されておりません。いずれの方についてもです。

 

Q19

患者20、21、22、それぞれに関して、症状が出てからの外出歴は特にないという認識でいいのですか。ずっと自宅に療養されて、それぞれ医療機関とかを受診されているとは思うのですけれども、それ以外の外出歴は特にないということでよろしいですか。

A19

聞き取れているところはお示しをしている状況ですので、例えば患者20の方であれば、発熱後、何度か近隣の医療機関に出向かれておられます。それから患者21の方ですけれども、発熱をして、その後帰国者・接触者相談センターにお話をされるまでに少し時間がありますけれども、これについて外出をされたという情報は入っていないので記載をしていないというふうに理解をしますが、それで間違いはないかどうか担当からお話をさせたいと思います。

(参事兼健康安全課長)

正確に申し上げますと、行動歴として明確に外出がないといいますか、ここに書かれたもの以外に外出がないというふうにお話をお伺いしているのは患者22の方でございますけれども、患者20の方、21の方につきましては、こちらのお話は伺っておりますが、他の外出先がないかどうか、そういったところの確認はまだできておりませんので、これから調査をすることになります。

 

Q20

患者20と21、特に患者21に関してなのですけれども、お一人暮らしで、最初に4月2日に発熱的な症状があって、その後救急搬送されている間に3日間あるじゃないですか。ここで例えば買い物に行ったりとか食料品を買い出しに行ったりとかという可能性もあるのかなとちょっと私自身思ったのですが、そこに関してはまだ聞き取り等ができていないという認識でよろしいですか。

A20

(参事兼健康安全課長)

そこについて本当に外出をしていないというような確認はまだとれていないところでございます。

 

Q21

患者21の方のことで、ちょっと簡単な確認になってしまうかもしれないのですけれども、この方は4月2日と4月5日で発症しているということで、発症日というのは、これは4月2日という認識でよろしいですか。

A21

(参事兼健康安全課長)

4月2日になります。

 

Q22

念のため確認なのですけれども、患者21の方は発症後は会社には出勤されていないということでよろしいですか。

A22

(参事兼健康安全課長)

そちらについてはちょっとまだ確認がとれておりませんので、発症後の行動歴、確実なところはまだとれていないところです。

 

Q23

(会社に)行っている可能性もあるということですか。

A23

(参事兼健康安全課長)

そうですね。あり得ますし、ないかもしれない。そこの調査がまだ十分できていないところです。

 

Q24

22の患者さんの例なのですけれども、特別養護老人ホームということで、濃厚接触者は施設内にはいらっしゃらないということなのですけれども、例えばコロナウイルスの症状みたいなものを発症されている方というのは、今の段階で施設にはいらっしゃらないということですか。

A24

いらっしゃらないということです。いらっしゃったならば、それこそいろいろ今、医療機関も入っているわけですから、いろんなこともきっとしていただけるのではないかと想像しますが、日々、今、検温をしていただいたり通常の医療体制で見ていただいているので、その変化というものについては報告は受けていない状況だろうと思います。
ただ私どもも今回、私自身もこの時間に皆さま方にお集まりをいただきまして、今回3人の方が新たに感染が確認されたわけですけれども、お一人の方は看護師さんであって、ご自身のご職業の関係もあって、ここまでいろいろとつまびらかにお話をいただき、そしてお仕事をしていた介護施設についても公表するということのお許しもいただいたということでございます。私どもといたしましては、これから先、万が一のことが起こらないようにしっかりとした対応を取っていかねばならないという強い思いで、この場で会見をさせていただいているわけでございます。

 

Q25

細かくなってしまうのですけれども、患者20と21の方の会社員というのは、特に接客をするような、不特定多数の方と触れ合う職業ではないのかということと、それぞれの方の受診された医療機関というのは仙台市内かどうかをお聞きしたいのですが。

A25

(参事兼健康安全課長)

患者20の方、21の方の職業ですけれども、会社員というお話は伺っておりますが、詳しい中身についてはまだお伺いできていないところでございますので、そのようなことがあったかどうか、これから確認をすることになります。
それから医療機関は全て仙台市内でございます。

 

Q26

改めての確認なのですけれども、これは3人とも今回感染経路は現在特定できていない状況ということで理解していいのでしょうか。

A26

残念ながら、例えばクラスターが起きたHUB(仙台一番町四丁目店)に関する方々だったとか、そういうことであるならばそういうふうに発表させていただきますけれども、今回どこからどういうふうに発症に至ったのか、今後の調査にもよりましょうけれども、今のところ感染経路が明らかでないというふうに申し上げざるを得ない例が出ているわけでして、今回もそのような状況であるということです。

 

Q27

患者20の方について、29日から4月3日までに計3回医療機関を受診されているということなのですけれども、この中で今回の検査につながらなかった理由、恐らくこの医療機関の判断なのかとは思うのですけれども、そういったところをちょっと伺ってもいいでしょうか。

A27

(参事兼健康安全課長)

この間、受診経過につきまして、医師がどのように判断したのかということはこちらの方では正確にはつかんでいないところでございますけれども、4月3日の帰国者・接触者相談センターへの相談の端緒といたしましては、この日に肺炎の症状を確認したというところがあろうかというふうに考えております。

 

Q28

市長にお伺いいたします。国では緊急事態宣言が出て、宮城県は対象にならなかったかと思いますけれども、先ほどおっしゃったように市中感染というのでしょうか、経路不明の方が出ておいでになっております。改めて、緊急事態宣言の対象にはならなかったのですが、そのお受け止めと、あとは患者22の方のような医療機関というか介護施設でご高齢の方、ご家族がとても心配されているかと思うのですけれども、その方々のご相談というのはコールセンターが窓口になるのでしょうか。

A28

まず1点目についてです。感染経路が不明な患者の方が次々に発出しているということについては、やはり強い危機感を持っているところであります。今般国の方から、今日も安倍総理が会見でもお話しになっていましたけれども、特別措置法に基づいた緊急事態宣言のエリアということには宮城県はなっておりませんけれども、しかし私ども、感染確認地域というところにあると言われますが、それでもなお危機感を持って取り組んでいかなければならない状況ではないかと思っているところです。
2番目のご質問でありますけれども、これにつきまして、なかなか厳しいところもございますけれども、基本的にはその施設の中でしっかりと対応をとっていかれるということだろうと思いますけれども、万が一何か変わったことがあれば、それはそういうことになるのだろうと思います。

(健康福祉局次長)

補足でございますけれども、まずそういった入所者なりご家族の方からそういったお声がある場合は、これからちょっと施設ともちゃんと調整をいたしますが、まず施設にお寄せいただいた上で、その内容を聞き取りしていただく。あとは施設側の体調管理のご判断なども含めて、必要な方につきましてはコールセンター等で対応させていただく、そういった流れを今のところは考えているところでございます。

 

Q29

ハートケア鶴ヶ谷ですけれども、これは名前のとおり宮城野区が所在地でよろしいのですか。それとこちらの老人ホームの運営主体、社会福祉法人のお名前を教えてください。

A29

(健康福祉局次長)

社会福祉法人カトリック児童福祉会です。

 

Q30

先ほどちょっとやりとりの中で何か複合的な施設とお聞きしたので、詳細を教えていただけますか。

A30

(健康福祉局次長)

併設している施設といたしまして、鶴ケ谷の地域包括支援センターですとか、あとは看護小規模多機能型居宅介護というような施設、そうしたものを併設しているという施設でございます。

 

Q31

そうしますと、発表である濃厚接触者はいないとかというのは、これらの併設した施設の利用者も含めてのお話ということで理解していいのでしょうか。

A31

(参事兼健康安全課長)

私どもでいただいているところでは、発症後は出勤をしていないということですので、そちらも含めて施設での接触はないというふうに考えております。

 

Q32

今回の事案というより、これまで感染者が増えてくる中で医療従事者の方の負担が多分いろいろ増えてくると思います。何人かの方にお聞きしますと、やはり相当緊張感が高い状態が非常に強くなっていて、マスクもこれから手に入るかわからないので大事に使っているという話も聞きます。今(市内の感染者が)23人、県と合わせて26人ですよね。指定医療機関は29しかないわけで、もう既に協力病院なり自宅療養という形でやりくりをしていかなければいけなくなると思います。そういったときに医療関係者、医師や看護師さんに向けての何かメッセージのようなもの、今まで若者に向けてのメッセージが何か多かった気がしますけれども、これから医療従事者の方も負担が強くなってくると思いますし、その声自体がなかなか届いていない気もしますので、今、市長がご覧になっている医療現場の現状を踏まえながらメッセージなり何かありましたらお願いしたい。

A32

まず今日確認されたのが市内では22例目まで数が重なってきたということです。県内では26人ということになったわけです。今現在も、指定医療機関への入院を考えているけれどもまだこれからであって、という方が何人かおられるというのも発表させていただいたところでございます。病床についてもいろいろと今後また増えてくるとなりますと、大変な状況になってまいります。指定医療機関のみならず、他に協力をいただける医療機関の皆さんたちにもいろいろお話をさせていただいているところでもございます。また実際に検体を取るにしても、大変緊張しながらということもあります。また治療に当たっても多くの医療従事者の方々も本当に気を遣いながら、ご自身が感染をしないように気を遣って、また普段よりも人手がかかるということも聞いておりまして、大変な状況だろうと思います。そういう中で、自分たちが頑張らなければだめだという強いお気持ちでお仕事に当たられているのだろうと思っておりまして、ここにつきましては本当に頭が下がる思いでおります。
今日も感染をされた看護師さんがご自身の職業が看護師であって、どこでどういう仕事をしているのだということもお話しになられたのは、その後自分が発症してから仕事には行っていないにしても、強い意識をお持ちになったからこそ、ここまで明らかにしていただいた上で、これからの対応、もし万が一何かあったときには行政とも連携をしてということのお気持ちも表れているのだろうと思っておりまして、そういう意味におきましては、大変に強い使命感をお持ちになって皆さん頑張っておられるなというのを改めて感じます。その点につきましては本当に感謝の言葉でございます。
感染された方々に対しましては一日も早く回復をされて、それぞれ元気になってまたいつもどおりのお仕事に、またいつもどおりの暮らしに戻っていただけるようになるといいなということを心から願っているところです。

 

Q33

今週末、自粛要請を受けてかなり人出も少なかったと思うのですけれども、なかなか感染が止まらない現状でありまして、先日出された期間よりさらに延長して自粛の要請など、そういった手段を今後対策としては考えられるのでしょうか。

A33

クラスターが発生してからの期間を見ますと、重要な局面であるということで考えておりました。市中感染とまでは確認できる状況なのかどうか私も詳しく分かりませんけれども、しかし感染経路の分からない方が増えてきているということは、東京の例をとるとまた大変なことになり得るということも危機感として持ちながら、今後しっかりと対応していなくてはいけませんし、そして市民の皆さま方にはやはりお一人お一人の行動を変えていただくということが重要でございますので、ぜひ皆さんにはご自分の体を守るためにも、また、そしてどなたかを感染させないためにもしっかりと対応していただきたいと思います。