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更新日:2021年3月24日

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発表項目以外の質疑応答(令和3年3月23日)

令和3年3月23日

 

※質問項目ごとに整理しているため、実際の質疑応答と順番が異なる場合があります

新型コロナウイルス感染症関連

Q1

新型コロナウイルスの感染状況に関わるところなのですけれども、先ほど市長も時短要請を始められるというところへも言及されましたけれども、先日独自の緊急事態宣言を出したときには、時短要請はしない、まだちょっと避けたいというようなニュアンスでお話をされていたと思うのですが、この間の会見とかでも語っていただいたのですが改めて今回時短要請をすると判断された理由を教えてください。

A1

これは県ともいろいろご相談をさせていただいた上でこのように明後日から時短(要請)をかけるということになりました。まず緊急事態宣言を出す段階では、病床占有率についてもう少し様子を見なくてはいけないということもあったわけでございます。それが先日県の対策本部会議の中でもステージ3というふうに判断をされました。かねてから知事ともそういう状況になれば時短要請は、大変厳しい状況ではあるけれども判断せざるを得ないだろうというお話をしていたところで、このようなことになったわけです。

 

Q2

独自の緊急事態宣言が出されてからもう本当に数日で時短要請を出されたわけですけれども、感染の仕方、(感染)発覚の仕方を考えると、何かしらの措置を打ってその効果が出るまでのタイムラグというものがあると思うのですけれども、それを考えるとあの独自の緊急事態宣言を出された段階で感染の推移を見ればさらに状況は悪化するのじゃないかというのは素人目にもそうなのじゃないかと思うのですけれども、その段階でステージ3に達するだろうという判断をして先に時短要請をするだとかという判断はできなかったのでしょうか。それとも数日間ちょっと(様子を)見るというところにそれだけの理由というか何かあったのでしょうか。

A2

私も仙台市の新規感染者の数が急激に増えているという状況の中で知事とお話をさせていただくときには、仙台の市内の経済状況が大変厳しい状況にあるけれどもそのことは視野に入れなければならないというふうなお話はさせていただいたところです。その上で病床占有率についてもう少し(様子を)見ようという話になって、ではそうしましょうというふうにお話の中で決定に至ったところです。

 

Q3

そうすると独自の緊急事態宣言を出されてから病床の占有率なり感染者の数字なりが下がり得るというシナリオというか想定というのはあったのですか。どういった要因でそれがあり得るというふうな想定だったのでしょうか。

A3

非常に厳しいご質問をいただいていると思います。私も大変今回のこの新規感染者の数の増加について危機感を持っているわけです。そういう中で知事ともいろいろお話をさせていただき、県との合意でこのような形になったということです。

 

Q4

時短要請に関して先ほども独自の緊急事態宣言のときにも出さなかったということで伺いましたけれども、さらにさかのぼって時短要請をいったん解除したというところがあったと思うのですけれども、そこの判断というのを、今から振り返ってですけれどもあの判断がどうだったのかというところを改めてお願いします。

A4

あの折には新規陽性者の数も少なくなってまいりました。しばらく落ち着いた状況に入るというふうなことだったものですから、そのように(時短要請の)ストップをかけたところでございます。また仙台市内の飲食店の皆さま方も大変厳しい状況でもあり、これは少し落ち着いてきたからそれではこれで終了いたしましょうという判断だったわけです。しかし今おっしゃられるように、ずっと見ていけばあれが早かったのではないかですとか、いろいろな体制がどうだった、これで十分だったのかというふうなご批判があるとすればそれは私自身も真摯(しんし)に受け止めなくてはいけないと思います。

 

Q5

独自の緊急事態宣言を出されていて、今度飲食店等への時短要請も始まるわけですけれども、国の措置としてのまん延防止等重点措置であったり、国の特別措置法に基づく緊急事態宣言を出すべきか否か、要請すべきなのかどうかというところについてのお考えというのはいかがでしょうか。

A5

この点につきましても知事ともいろいろお話をさせていただいているところです。

 

Q6

現在の考え方としては、措置としては十分どこかのタイミングであり得るのか、考えているとしたらまん延防止等重点措置とかなのか緊急事態宣言なのか、あるいは何かしらの判断基準、何かの指標を参考に決められるとすればどういったものを参考にされるのか、ちょっと話せればお願いします。

A6

今回の緊急事態宣言を発出するに当たりまして、先ほど病床の状況もお話をいたしましたけれども当初若い人たち、20代30代の感染が急激に増えてきていたという状況にございました。その方々は宿泊療養施設にお入りをいただくということで実際に入院措置ということではなかったものですから、もうしばらく余裕があるのかもしれないという見方でした。ところがここに来てご高齢の方々への感染も広がっているところでして、大変現状は相当厳しいというふうに認識をしております。そういう意味合いにおきましてはいろいろと考え得ることであろうというふうに考えています。

 

Q7

それはまん延防止等重点措置も(特別措置法による)緊急事態宣言も両方あり得るというご認識でしょうか。

A7

これはまたいろいろと知事に、国に要請をしていただくのは知事ですから相談をさせていただきたいと思います。

 

Q8

またこの独自の緊急事態宣言に絡むところなのですけれども、これで並行して対策として国のモニタリング検査だとか、市と県でやる繁華街を対象にしたPCR検査をされるということなのですけれども、まず市と県で繁華街に対してやるPCR検査というもの、内容が何か固まっているものがあったら教えてください。

A8

今、鋭意検討をしているところです。速やかに始められるようにいろいろと調整を行っているところと承知をしております。

 

Q9

繁華街に対するPCR検査とかモニタリング検査のところなのですけれども、以前1月だと思うのですけれども、広島県が広島市でかなり大規模に無料のPCR検査を集中実施するという話が出たとき、市長にそれについてどう思いますかと伺ったときに、有効性なり効果がどうなのかと思うとちょっと効果に疑問符を付けられていたと思うのですけれども、その後、今回結局全く同じではないですけれども市中でかなり大規模にそういった検査をするということに結果的になりましたけれども、改めてあのお考えというのはどうだったのかというのを教えてください。

A9

たぶん私があのときに申し上げたのは今受けなければいけない方々、受ける必要のある方々のPCR検査というものについて傾注をしなければいけないという強い思いがあり、そのことも含めてお話をしたと思います。現状やはり調査をすべき方々を徹底的に調査していく上で今PCR検査の体制を取っているところでございます。その上でこれだけ感染経路が分からない方々も増えてきており、そしてまたその感染経路が分からなかった方の濃厚接触者の中にも陽性というような方々が増えてきているという状況を見ますと、やはり市中広く検査をする必要があるということで国や県とも協力しながら行うことにしたところです。

 

Q10

この間議会等の議論でも検査拡充してプール方式の導入などをしてなるべくいろんなところの感染状況を把握した方がいいのじゃないかという意見が出てきていたところで、こういう事態になって始められるということだと思うのですけれども、これまでされてこなくて今回やることになるというのは、今おっしゃったように経路不明の感染者数が一定以上多くなったからという理由なのでしょうか。

A10

それのみではありませんが、ただやはり心配すべきことは経路不明の方々が増えてきているということと、それからまた変異株も含めて感染力というのが強まっているのではないかというような、まだまだ不明のところもありますけれどもそういう状況もあり、広く検査をかけるということが必要ではないかという判断です。

 

Q11

先ほどの質問の中で市長が独自の緊急事態宣言を出されるときに市内の経済状況は厳しいけれども視野に入れなければならないというふうに話したとおっしゃっていましたけれども、市長としてはそうすると知事に対してすぐに時短要請を出してくださいというふうに要請されたということなのですか。

A11

詳細は申しませんけれども厳しい状況ではないかということはお話しいたしました。

 

Q12

そうすると市長としてはすぐにでも時短要請は必要だったというお考えだったということなのですね。

A12

いや、でもいろいろと県とお話をする中で私の方ももう少しそれでは様子を見ましょうというふうに判断をしたわけですからそれはそういうことです。私もそういたしましょうというふうに納得した上で緊急事態宣言を出したと。そしてしばらく数日でやはりこれは時短要請も必要であろうと合意をしたということです。

 

Q13

時短要請についてなのですけれども、以前この前(要請を)出されたときは、協力した事業者さんがおよそ6割だったということが報告されています。今回多くの人に協力していただきたいというふうにメッセージを出されていますけれども、改めて事業者さんに対してはどのような協力を求めていくのでしょうか。

A13

この間もいろいろと緊急事態に入ったということで飲食店の皆さま方に対して、そして利用される一般の市民の皆さま方、県民の方々に対してチラシ等を配布するなどやってまいりました。そして今般時短要請をするに当たりまして、またこれも知事と私の名前で店舗にお知らせを発出したところです。なお根気強くぜひ協力をいただかなくてはいけない。ここを我慢していただきませんと次のところにつながりません。つまりは経済を生かしておくためにも、今一瞬どうにかこれを皆さんで協力をいただきながら我慢していただいて、そして晴れて(緊急事態宣言の解除を)迎えられるようにするためだということをご理解いただきたいと思います。私どもも知事もそうですけれども、もっともっと発信していけるように努力をしていこうと思います。

 

Q14

一方で事業者さんの方、再度の時短要請で本当に苦しいという声が各地で上がっています。そういった方々への支援というのは独自支援もされていますけれども幅広くやられていくというのは今後も検討されていくのでしょうか。

A14

これは本当にアクセル、ブレーキ、どういうふうにしていくのかというのはすごく難しいと思っています。今仙台市で事業を展開されている方々、幅広く今回のこの新型コロナウイルスの影響が及んでいるところです。時短要請をかけるということでさらにもっと厳しい状況になられる方々もおいでになるわけです。しかしここで何とか踏ん張ってもらって新型コロナウイルスの感染者の数が減少してきて収束をする。あるいは、しっかりとした感染予防対策を取って感染者を減らした上で経済を回せるような状況にまで持っていくために何とかここはご協力をいただきたい。

 

Q15

皆さん我慢というのはされていくと思います。ただ出口の後にどういったことを助けてもらえるのかということは皆さん気にしていると思うのですね。感染(増加)状況が収まったら仙台市としてはどういうふうにされていくのでしょうか。

A15

まずはこの間の休業要請に応じていただいた方々の協力金については時短(要請)終了後速やかに支給できるように、そしてまたこれまでの協力をいただいた皆さま方にも随時支給をさせていただいております。それからまた、今回、協力金、時短要請等関連事業者支援金、この支援金も拡充をさせていただきました。対象とそしてまた金額も拡充をしたところでございます。十分ではないというお声があろうかとは思いますけれども、ぜひ何とか(時短要請に)ご協力をいただきたいと思います。また事業を継続するための資金援助、これにつきましてもさまざま金融機関での融資等々もまだ活用いただけていない方々もいらっしゃるかもしれません。それについても丁寧にご説明をさせていただきたいと思います。

 

Q16

出口のところ、出口が見えないトンネルにはみんな入れないと思うのです。この出口の後の光というのはどういうふうにサジェスチョンされるのでしょうか。

A16

まずはこの重大な危機を乗り越えていかなくてはなりません。併せて新年度は私ども、新しい基本計画やら経済成長戦略についても見直しをかけたものがまた再度スタートいたします。そういう意味でコロナ後を見据えた対策というのも進めていかねばならないということで、今般新年度予算もお認めいただいた中でさらに進めていかねばならない事業についてしっかりとスタートさせられるようにしてまいりたいと思います。

 

Q17

時短要請についてお伺いしたいのですけれども、前回年末年始にかけてやられたときは2回延長されまして40日超に及びました。今回まだ始まっていないのですけれどもまず4月11日までということなのですが、これに関してはどの段階でさらに延長が必要なのかですとか、どういった指標で市長はこの感染状況について見ていきたいかということ、まず見通しについてお願いいたします。

A17

このまま感染者の数が減らず、そしてさらに爆発的な増加ということになればそれはもう次の判断をしなくてはならないと思います。その指標はどこだというお尋ねでしたけれども、これについて病床がどういうふうになっているかがまず一番でしょうし、そしてまたいろいろな指標もございますが、それらを総合的に見た上で知事とも相談していかなくてはいけないと思います。

 

Q18

緊急事態宣言の後数日置いて時短要請ということで、若干、数日ですけれどもタイムラグがあったということなのですけれども、その前の時点で実効再生産数、感染者1人が何人にうつすかという数字がもう2以上に超えていたという数字があるのですけれども、これについて市長はどのようにお受け止めになりましたか。

A18

これも大変厳しい数字で、今後の推移を極めて慎重にそしてまた警戒心を持って見ていかなくてはいけないと考えておりました。ただ本市の行っているPCR検査は濃厚接触者と呼ばれる方々が陽性になる率というものも増えてきているものですから、そういう意味では数字が高くなっているのも事実だったのだと思います。つまり衛生研究所が行っている検査がおのずとそのような結果になってきやすい状況であったというのも事実だと思います。そういう意味で慎重にそしてまた警戒心を持って見ていかなくてはいけないというふうにその時点で見ておりました。

 

Q19

その検査状況なのですけれども、現時点で濃厚接触者になったりですとか検査対象者になったりですとかの検査状況について、一部では大分時間がかかったり、採取までにちょっとアクセスまでに時間がかかるという状況があるのですけれども、これについて市長はどのようにお受け止めになっているかと、あとこの(PCR検査)拡充についてどのように考えておられるか教えてください。

A19

ご自宅で不安なお気持ちで検査を待っておられる方々が増えているということ、大変申し訳なく思います。そういう状況もございまして、今新たにドライブスルー方式で検査体制を強化しようということで、宮城県結核予防会に委託をして喫緊にドライブスルー方式による唾液のPCR検査をさせていただこうと今準備をしているところでございます。一刻も早く不安な気持ちで検査を待っておられる方々、これを解消させるべく努力をさせていただきます。

 

Q20

この結核予防会で(検査)される分によって今1日に採取できる分がどのぐらいになるという見通しはありますか。

A20

(保健所参事)

現状(検査を待つケースが)200弱程度があるのですけれども、さらに持ち越しが出るような状況になっております。(検査)数のところは今ちょっと調整をしておりますけれども、そういった持ち越しが極力少なくなる、十分な数を確保できるだけの体制をつくりたいと考えています。

 

Q21

持ち越しとはどういうことですか。

A21

(保健所参事)

翌日分の(受診)調整をするわけですけれども、翌日(分)に入れず、そのさらに翌日になるといった状況が現在出ております。そういった、当日に検査が必要だということで上がってきた方が即調整に入れるような形になるように、翌日以降に調整をするということにできるだけならないような数量、検査数を確保したいと考えています。

 

Q22

先日、市の職員の異動の辞令も発表されましたが、こういう時期ですので本当ならば退職される方の慰労会とか異動される方の送別会とかが開かれることがあるシーズンだと思うのですが、今年に限っては市長としてそういうものを職員に対して自粛するよう求めるという考えはあるのでしょうか。

A22

もちろんです。昨年もこの季節でしたけれども既に自粛をするように庁内にはお話をしておりました。今年はこういう状況ですから大変にご苦労さまでした、お疲れさまでした、お世話になりましたという気持ちがありながらではありますけれども、送別会をやれということはもちろん言えません。そこのところはそれぞれ皆同じ気持ちでいると思います。

 

Q23

やれと言えないということは、やるなということですよね。

A23

ええ、そうです。

 

Q24

Travel仙台選べるトク旅キャンペーンなのですけれども、これはもともと3月31日までのキャンペーンで31日まで停止ということは、これは実質終了ということになるのでしょうか。

A24

(広報課長)

担当局がおりませんので改めて取材いただければと思います。

 

Q25

今回時短要請するということは、特に夜の時間帯の飲食、外での飲食を避けてくださいというメッセージだと思うのですが、それによってかなりの数の感染者数は減るというふうに見通している根拠というのは何なのでしょうか。

A25

これも前回、飲食店、お酒を出すところへの時短要請をかけさせていただきました。その結果がやはり感染の抑制につながった数字であったろうと。その効果をある意味評価をしているところです。そういうことで今回も時短要請をかけさせていただいたということです。

 

Q26

去年の春、4月、5月の頃ですと、最初の緊急事態宣言が全国的に出たときですけれども、あのときよりも感染状況としてはかなり相当厳しい状況だと思うのですが、去年の4、5月の頃というのは例えば市民に飲食だけではなくてそもそも移動が法律に基づいて自粛するというところまで踏み込んだと思うのですが、それと比較すると今回は言い方はあれかもしれませんが、時短(要請)にとどまっているという見方もできると思うのですが、なぜそこまでもう一歩昨年のように踏み込まないのかという部分についてはいかがでしょうか。例えば市民利用施設を止めるということをされていないと思うのですけれども、それはなぜなのでしょうか。

A26

当初はこの新型コロナウイルスがいかなるものなのか本当に分からないことばかりでございました。そういう意味ではいろいろと手探りでやってまいりましたけれども、この1年さまざまな取り組みについて実践をする中で分かってきたこともございます。そういう意味におきましては、当初から言われていたことでしたけれどもソーシャルディスタンスを取る、マスクを着用する、あるいは手洗いの徹底をする等々、このことが重要であって効果があるということだろうと思います。もちろん換気もそうですけれども。そういうことを実践した上で感染のリスクを減らすことができるということで新しい生活様式ということも政府の方からも言われました。「せんだい生活スタイル」ということで皆さま方にもお話をさせていただいたと思います。それらを本当に丁寧に実践していくこと、このことに尽きるのだと思います。そういう意味で昨年はいろいろと当初市民の皆さま方にも過度ないろいろなご負担をおかけしたというふうにも今振り返れば思いますけれども、それらを皆さま方にご理解をしていただいた上で少しできるという判断をかなり厳しくした上でですけれどもやっていくということは可能なのではないかと思っております。

 

Q27

この間県庁の方の会議等で話が出たようですけれども、専門家の見方というか厚生労働省、国の方の見方としては例えば昼カラオケとか必ずしも夜の時間帯だけではないのではないかという指摘もあったようなのですが、そうすると時短(要請)の効果というのはどうなのかと、移動の自粛ということの方が効果的じゃないかという見方もあると思うのですが、その辺に対しての見解はお持ちでしょうか。

A27

昼間の時間にカラオケに興じられる方、そういう方々というのはやはり限られているのだと思うのです。そしてまたその方々に対しては感染リスクが高いと、もともとお話をしていたことを改めて守っていただくことを徹底していただくということです。

 

Q28

先ほど市民の方に最大限の(感染予防策の)努力をしてほしいという言い方をされていました。行政機関、仙台市としては最大限の努力を今されていますでしょうか。

A28

それは検査体制を充実するあるいは調査を徹底する、あるいは仙台市役所の職員に対してもそのことを徹底するということの意味合いですね。そのようにお話をしているところであります。検査体制につきましてはいろいろとお力添えをいただきながら、県、国からも応援部隊を派遣していただいて対応しているところです。調査についても同じことでございます。それから徹底的に感染元を探っていく、このことにも努めていかなくてはいけないと思いますけれども、これには重ねて努力をさせていただく。それからまた庁内でお客さまと相対するところもたくさんございます。そういうところにはこれまで以上に感染予防策を徹底するということをさせていただこうと思います。なかなか庁内のスペースというのも限られているものですから少し密になっているところもあるやもしれませんが、それはそれぞれの職場で対策を徹底してもらうことは指示したところです。また市役所と関係するさまざまな団体もありますけれども、そこに向けても(感染防止対策の)要請を発出させていただきました。
一方で分かってきていることは、やはり感染しないように努力をしながらも感染してしまったという方がおられるということ、このことはやはりどこかに抜けがなかったかどうかということを市民の皆さま方、そして私たち役所の職員も含めてですけれども、いま一度見直しをかけていただきたいと思います。

 

Q29

仙台市内でこの時期になぜ感染が急に広がってしまったのかという原因について少し改めて見立てを伺えればと思います。

A29

いろいろご指摘、いろいろなところからあることも承知をしておりますけれども、しかし具体的なこれという要因についてまだ明らかではないのではないかなと思っています。明らかというかそれを解明していくのは難しいのではないかなと思います。なお専門家の皆さま方のご意見というのも聞かせていただき、尊重しながら検討していかなくてはいけないとは思っております。

 

Q30

人出が増えた、時短要請やGoToEatの再開といった政策、あと震災関連で人出、往来が増えたのじゃないかみたいないろいろ臆測はありますけれども、そういった中で市長としては何か考えている部分はありますか。

A30

専門家の方々がやはり人流によって感染が拡大するということはおっしゃられているとおりだと思います。しかしこのことが主な要因であるとひも付けられるものというのがあるのかどうか、これについてはまだよく分からないというのが本当のところではないでしょうか。

 

Q31

市として、変異株の検査体制とか今後の拡充についてはどのように対応されていますか。

A31

これも非常に皆さんも気にされていると思います。私が聞いております中では感染力が強くなってきている、何かしらその要因は変異株ではないかというような議論にもなったりもするわけですけれども、そういうような状況なのかどうか、これも仙台市としても検査の中でどこまで分かるのか、いろいろと国立感染症研究所の詳しい調査が少し時間がかかっているようなものですから、市の衛生研究所でもある程度検査ができるような状況にしていると聞いているところでございます。そういう意味では変異株がどのように動きが出てくるのか、もう仙台に入っているのかどうかも含めてですけれどもさまざま警戒をしていかなくてはいけないとは思っているところです。

(保健所参事)

変異株の検査ですけれども仙台市衛生研究所の方で判明しました陽性検査の結果につきましては、変異株のPCR検査にもう一回かけなければいけないのですけれども、感度がちょっと悪いということでその検体の中に含まれるウイルスの量が一定以上ないと検査ができないという状況なのですが、その検査のできるものについては即日はできないのですが数日遅れでもう一度検査をして確認をしているという状況でございます。民間の医療機関などの分はちょっとできていない状況があるのですが、全ては難しいかもしれないのですけれどもそういったところからも一部抽出ができるようなことは考えているところでございます。

 

Q32

民間医療機関の分というのはこれはできないのはどういうことか。

A32

(保健所参事)

検体を手元に集めなければいけないということになりますし、そのための医療機関の同意であったりご本人の同意であったりといったところが必要になりますので、そういった体制を改めて組まなければいけないというところです。

 

Q33

市内の患者で民間の医療機関で採取している検体、結構割合としては多いのでしょうか。

A33

(保健所参事)

そうですね。現在、衛生研究所に回ってきますものの多くは濃厚接触者でありますとか検査対象者の方ということになります。実際に具合が悪くて検査に行かれる方は、ほぼ民間の医療機関の方に受診をして検査をされているということで、検査の数自体はすぐリアルタイムで正確なものが分かる状況ではないのでお答えができないのですけれども、かなりの数の検査は民間の方でされているということです。

 

Q34

先日に感染拡大防止協力金の関係で市独自のかさ上げ、拡充も検討すると伺っていましたが、今のところ何か金額や拡大する業種、範囲など決まっているものというのはありますか。

A34

(緊急経済対策担当課長)

先日の新型コロナウイルス感染症対策会議で資料を配布させていただきましたけれども、今回の緊急事態宣言を新たに(協力金の)対象に加えるということと、あとは関連事業者向けにつきましてはこれまで50%以上の売り上げ減少というのが要件でございましたけれども、30%から50%の売り上げ減少についても対象に加えるということです。また時短要請の対象となった飲食店向けにつきましても支給額について上乗せをさせていただくというものを書かせていただいておりました。加えて対象の事業者につきましても、これまで300万円以上の売り上げ減少が要件でございましたけれども、それを150万以上の売り上げ減少を要件に加えたというところでございます。詳細については必要があればご説明を改めてさせていただきます。

 

Q35

金額はまだ検討中ですね。

A35

(緊急経済対策担当課長)

金額についても検討しているもの、具体的なものがございますので、ご説明を後ほどさせていただこうと思います。

 

 

LINE(ライン)の利用状況について

Q36

昨今のLINEの不正閲覧問題について、仙台市の方でもいじめ相談なり(LINEを使った)3つのサービスを停止したということなのですけれども、この問題そのものについて市長のお考えと、あと市の対応について市長の考えをおっしゃってください。

A36

LINEは本当に多くの方々が利用されておられますし、また本市でも利便性も高くていろいろなところに活用させていただいてきたところでございます。しかし個人情報の取り扱いが適切に行われていないということがありまして極めて重大な問題でございます。本市といたしましてもLINEを活用している業務で個人情報を取り扱う部分につきましては、すぐさまこれは停止をするということにさせていただきました。本当にどれぐらい影響が及ぶのかということについて詳細は分かりませんけれども、これから本市におけるLINEの活用につきましても慎重に検討していきたいと思います。

 

Q37

今後の活用のあり方というところ、いったん一時停止したものはしばらくはこのままにするということですけれども、今後についてはどのように取り扱うのか。

A37

ですから慎重に検討してまいりたいと思います。

 

Q38

それは国の調査であったり、そういったところを待ってからになるのですか。

A38

そうですね。

 

Q39

このLINEを使って他の自治体がワクチン接種の予約とかの活用も考えているところがあると思うのですけれども、仙台市の方ではそういった検討というのは進んでいたのでしょうか。

A39

(新型コロナウイルスワクチン接種推進室長)

私どもの予約システムの方では、いわゆるLINE IDを使った予約というのは考えておりません。

 

 

秋田県知事選への応援について

Q40

今月の14日に秋田知事選挙に立候補されている村岡敏英さんの応援に行かれていると思うのですけれども、村岡さんとはこれまでにどういったご関係があってどういった経緯で今回応援に行かれたのかというところを教えていただけますか。

A40

プライベートで参ったのは事実でございます。国会議員の時代に村岡さんとは比較的親しくさせていただいていたということもございます。私が市長選挙に出馬をさせていただいた折に、村岡さんは仙台市内にも後援会をお持ちになっておられて私の応援もしていただきました。そういう意味では選挙で受けたご恩をお返しにと思って、村岡さんからも来てくれないかというお話があったものですから参ったところです。

 

Q41

今回、14日の少し前になるのですけれども、新型コロナウイルスの感染状況もかなり急上昇していくような兆しが見えていたような中で、それでもあえて足を運ばれて、オンラインとかではなくて実際に行かれてというところで、そこで2点伺いたいのですけれども、あえて行かれたというのは結構強い思いをお持ちだからというところなのかというのが1点と、もう一点は新型コロナウイルスでいろいろと対策をしなければいけないという中で県外に行ったというところについてどのようにお考えなのかというところの2点をお願いします。

A41

14日だったと思います。その日しか休みがないのはもともと私自身分かっていたところでございます。村岡さんからもいろいろお話がある中でじゃあここがチャンスの日かなということはしばらくもう前から考えていたところでございました。どうすべきか私も迷いはないわけではありませんでしたけれども、私1人でそれこそ村岡さんの後援会事務所にお邪魔をしてまたトンボ返りということで、私自身も誰と会うこともなく何を食べることもなくやってまいったところでございます。そういう意味ではいろいろ私の行動に対して何かお話、ご批判があるとすればそれは全く当たらないということです。その間も役所とはどういう状況にあるのかということについては、電話やメールなどで逐次情報を取れる、やり取りができるようになっておりました。

 

Q42

もう一つの質問のこういった状況でもやっぱり応援されるということに対する強い思いというのをお持ちだったのかというところ(をお願いします)。

A42

これは私の選挙で応援をいただいたということがあり、先方から、村岡さんからぜひ来てほしいということを随分長いこと要望を受けていて私自身もお応えしなくてはいけないと思っていたのですけれども、何しろ議会もございました。休みの都合もございます。ようやくのチャンスがこの14日だったということでそこでプライベートで出させていただいたところです。

 

 

仙台市長 郡 和子