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更新日:2021年5月28日

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令和3年第2回定例会に提出する議案について(質疑応答)

令和3年5月27日

質疑応答の内容

Q1

時短要請をしたことによって市の財源もかなり厳しくなっている中での今回の補正予算の編成だったと思うのですけれども、改めて今回の予算編成ではどういった狙いを持って、どういった思いで編成されたのかということをお願いします。

A1

今ご指摘いただきましたけれども、大変財政状況厳しい中ではございましたけれども、しかし全国的にこの新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中にあります。本市においても変異株がだいぶ増えていてほとんど(従来株と)置き換わったという状況です。また新型コロナウイルスワクチンの接種費など感染症に対応する経費を計上いたしましたほか、長きにわたって大変厳しい状況にある地域の中小事業者の皆さま方に事業を継続していただきたいという思いから、この難局をともに乗り越えていこうという思いで必要となる予算を中心に計上させていただいたところです。

 

Q2

ちょっと中身の具体的なところに移るのですけれども、生理用品の無料配布やその相談体制の拡充というところがあるのですけれども、こちらもう少しどういうふうにどういったことをするのかということを教えていただけますでしょうか。

A2

今般、女性たちの置かれている状況、とりわけいろいろな雇用の面でも厳しいところもあって困難を抱えている方々も多いというふうに認識をしております。そういう女性の皆さま方に対して相談体制を拡充していくこと、また議会でもいろいろご議論ございました生理用品についても無料で配布できるようにする、このことによって少しでも困難を抱えた女性たちがしっかりと対応できるようにサポートしていきたいというそういうものでございます。

(財政課長)

今市長の方からご説明いただいたとおり、困難な状況にある女性がきちんと適切な支援につながるための取り組みとしまして、民間の支援団体とも連携した出張型の相談会とかあとは安全に過ごしていただくための居場所の提供、レスパイト事業的なものを想定しているところでございます。その他生理用品の無料配布ということで区役所とかエル・ソーラ、エル・パークなどにおいて生理用品を配布するための予算を計上しているところでございます。

 

Q3

出張型の相談会というのはどこかに会場を設けて相談会をするというようなイメージなのでしょうか。

A3

(財政課長)

地下鉄沿線とか市の中心部とか交通の便の良いところでイベントを兼ねたような相談会を今のところ想定しているところではございます。詳細については今後詰めていくというような段階でございます。

 

Q4

詳細これからということなのですけれども、イベントを兼ねたようなという、もう少しイメージを教えていただけますでしょうか。

A4

(財政課長)

なかなか公共的な機関での相談に心理的なハードルを感じる方などを適切な相談支援機関につなげるための取り組みということで今回想定しているものでございますので、イベントとしまして大人食堂というか軽食的なものを提供してそういった困難な方々がお互いの悩みを相談し合ったりとか、あとはそういった話しやすい雰囲気のところで相談支援を具体的に行ったりとか、想定しているのは大人食堂とかネイルサロン的なものなどのイベントをやりながらそういった適切な支援機関を相談するような出張相談会を想定しているところでございます。

 

Q5

生理用品の無料配布なのですが、これは何個というか何人分というか数量に関してはどのような計算なのでしょうか。

A5

(財政課長)

現在の想定では一応1万個ほどを配布する想定でございます。

 

Q6

それは、1万個、1万人分ということになるのでしょうか。

A6

(財政課長)

1万人分というか生理用品も1年分を配布できるわけではございませんので、個数として1万個を確保しているということでございます。

 

Q7

生理用品の配布について伺いたいのですけれども、生理用品、種類は例えばナプキンであるとかそれはどういったものになるでしょうか。

A7

(財政課長)

具体的などういったものなのかというところになりますと、担当局の方にご確認いただければと思います。1つ当たり400円の単価の生理用品だということでは確認はしております。

 

Q8

困難(な状況)にある方に配布するということだと思うのですけれども、具体的には配布の条件といいますか、どういった方が受け取ることができるのでしょうか。

A8

これもどういう条件の方かというふうなお話でしたけれども、なかなか自分がどういう状況にあるのかということをお話しいただくのも大変なことだというふうにも思います。いろいろな方々がおられると思うのですけれども、欲しいというふうにお思いになっている方々でいろいろお話を聞かせていただきながら相談の窓口につないで支援をさせていただくとともに、その生理用品を配布するという形というふうに認識をしております。

 

Q9

まず相談をされて、相談の結果必要な方という、先に相談があるという(ことですか)。

A9

(生理用品が)欲しいという方がどういう理由で欲しいのかということまで根掘り葉掘り聞くのかということになると、それはそうなるのかどうかちょっと分かりません。ただ今このコロナ禍が長く続いて、とりわけ女性の方々が雇用状況が厳しいですとかあるいはDVなどさまざまな課題、問題を抱えておられるというふうに聞いておりますし、そういう方々の支援につながるように、一つのツールというとちょっとあれですけれどもそういう意味でご利用いただきたいというふうに思うところです。

 

Q10

経済費の部分で時短要請等関連事業者支援金事業費で6億9,800万円計上されていますけれども、これはまん延防止等重点措置の解除後に市が独自で補塡(ほてん)している分に相当するというふうに考えていいのですか。

A10

(地域経済再生担当課長)

独自で補塡(ほてん)しているというのはどういう意味でしょうか。

 

Q11

まん延防止等重点措置の解除に伴って仙台市は独自で時短を要請していますね。そこに関しては(支給基準額は)減額されているはずで。

A11

ええ、上乗せをしたということですね。それとは違うものです。

 

Q12

具体的にどういうものですか。

A12

(地域経済再生担当課長)

今回の時短要請等関連事業者支援金につきましては、時短要請に応じてくださいました事業者への協力金とは全く別のものになります。これまでも時短要請等関連事業者支援金という制度を既に設けて12月から5月までの売り上げ減少が大きな事業者の方に対する支援というのを行ってまいりましたけれども、時短要請の長期化に伴いまして時短要請の対象となる飲食店はもとより関連する事業者の方々にもかなり大きな影響が出ていると認識しているものですから、今回改めまして2度目の関連事業者支援金を支給することとしたいと考えているところでございます。

 

Q13

関連する事業者というのは飲食(業)も含めて例えばですけれども卸(売業)であったりそういうイメージでいいのですよね。

A13

(地域経済再生担当課長)

まずこの支援金につきましては大きく2つの対象者を考えております。一つが今おっしゃられましたように、飲食店以外のさまざまな関連する事業者の方々、これは業種に指定はございません。時短要請や緊急事態宣言等で影響を受けて売り上げが大きく減少された方全てを指しております。もう一つは時短要請の直接の対象となっている飲食店の方々、こちらの方々も長引く時短要請等の影響が大きいという判断の下、2度目の関連事業者支援金として支給するということでございます。

 

Q14

この2度目の支援金について、郡市長からどういった気持ちでこれをまた行っていくと決めたのか、そのあたりを聞かせてもらってもよろしいでしょうか。

A14

今般の時短要請(午後)8時までということにつきましては、まん延防止等重点措置が解除された後もそのまま事業者の方々にご協力をいただいてまいりました。そしてその効果がこの間の感染者数の減少にも効果が上がったのだろうというふうにも認識をしております。一方でご協力いただいた皆さま方は本当に長きにわたって我慢をしていただきまして大変厳しい状況にあるのだというふうに思います。そこでやはり、いま一度支援金を出すべきではないかということで今般改めて出させていただくことにしたものです。

 

Q15

やはりそこは事業継続というところを一番に考えているのでしょうか。

A15

はい、そのとおりです。

 

Q16

今回の支援金はこれまでの支援金と同じような形なのでしょうか。それとも変わるところというのはあるのでしょうか。

A16

形としては同じ形態ですけれども額が少し変更がございます。

(地域経済再生担当課長)

今回の支給額につきましてはこれまでの関連事業者支援金の半額を想定しているところでございます。今回の関連事業者支援金は2度目の支給になりますので、5月の売上高の減少状況によって支給をさせていただきたいと考えております。これまでは12月から5月の売上高を対象として支給しておりましたが、そういったことも踏まえ、また国や県でもこのような制度が開始されるということを踏まえまして、これまでの1回目の支給額の半額を想定して制度設計をしているところでございます。

 

Q17

今回は5月の売り上げ減少に応じてということですけれども、まだこれから6月以降ちょっと決まっていませんけれども、6月以降も継続するようであればこういった支援金をまた継続していくというお考えなのでしょうか。

A17

今まさに5月31日までの県、市独自の緊急事態宣言、そしてまたリバウンド防止のために仙台市内の飲食店そしてまた酒類を提供するところ、接待を伴う飲食店に時短要請をそのまま午後8時までかけておりましたものが、このままですと6月1日の午前5時で解除となるわけです。しかしそれについて(今後)どういうふうにしていくのかというのは非常に今厳しい状況を鑑みて、仙台医療圏の病床使用率はまだステージ3の指標でございます。その他にも(ステージ3の指標が)幾つかございます。しかも変異株の問題もございますので、私自身はこのまま全て解除となりますとなかなか厳しいなというふうに見ているところです。しかしもう事業者の方々も大変長きにわたって厳しい状況でございますので、それについてこのまま続けるのかどうかということもこれもまた厳しいのだということも認識をしておりまして、その点につきましてはまさに私からも知事に思いは伝えさせていただいたところです。正式には明日県において決定をされると思いますけれども、その状況がどういうふうになるか、それを見ていかなくちゃいけないと思います。

 

Q18

そうすると6月1日以降時短要請解除すべきか、やはり時短要請継続すべきかということに関しては、解除は厳しいというふうにお考えなのでしょうか。現時点でのお考えをお聞きしたいのですが。

A18

私といたしましてはそのように認識をしているところです。一斉に解除ということについては慎重にあるべきだというふうに思っております。

 

Q19

そうしますと、今回5月分の売り上げということですけれども、継続される場合には6月分の売り上げの減少についても今後検討していくというお考えでしょうか。

A19

今回お示しをさせていただきました今の段階での提出議案について補正予算についてご説明を差し上げております。今お問い合わせがありました件につきましては、まさに明日どういうふうに県と調整の上判断をするかということにかかってくるかと思います。

 

Q20

予算のところで財政調整基金の残りが幾らになっているのかというところと、あと先ほど財政(状況が)なかなか厳しいというお話もいただいたのですけれども、昨年度来かなり財政状況厳しいということで、今年度(予算について)マイナスシーリングもかけて予算編成をしてきた中で厳しいというところ、財政調整基金の残りの金額も踏まえてですけれども、改めて市長からどのように財政状況を認識されているのか、その上で県とか国に求めたいということ、何かあるならば教えていただけますでしょうか。

A20

今般のこの予算編成において随分と苦労をしたところです。迅速かつ確実な対応が求められている感染症対策ですから、着実に執行していかなくちゃいけないというふうな気持ちで編成をさせていただきました。財源につきましては財政調整基金の活用、それからまた大変特例ですけれども市債管理基金からの借り入れということもさせていただいたわけです。大変厳しい中ですが職員にもBCPについてもしっかりと取り組んでもらうことなど、またさまざまな財政確保の工夫ということで国への要望ももちろんですけれどもさせていただき、何とか乗り越えていきたいというふうに思っているところです。

(財政課長)

今回の補正後の財政調整基金、令和3年度末残高見込みとしましては2億600万円強になっております。

 

Q21

屋外イベントの助成だったりとか飲食店以外の事業者への支援、スポットライトがなかなか当たりにくい場所への支援というのは、多分市長の強い思いがあってのことだと思います。そこの強い思いのところを教えていただけますでしょうか。

A21

まずは感染拡大、リバウンドを起こさないということ、このことが重点ではございますけれども、一方で先ほど来申し上げておりますけれども地域経済は大きな影響もございます。特にイベント、興行の皆さま方についても、この間中止等々されるということで事業の継続についても心配の声が上げられている中でもございます。そういう中でできること、感染対策をしっかりとした上でできる範囲でさまざまなことをやっていきましょうという、そういうことについて、さらに今回また予算措置をしようということにいたしました。