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更新日:2021年11月10日

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2023年G7関係閣僚会合を仙台市へ誘致します(質疑応答)

令和3年11月9日

 

質疑応答の内容

Q1

今回(G7)関係閣僚会合を仙台に誘致しようと、特にどういったところをアピールしてどの辺を閣僚会合狙っていくかとか、現時点でお考えがあればお聞かせください。

A1

まず今般の新型コロナウイルス感染症でも厳しい状況でもございますし、地域経済の回復、活性化、交流人口の拡大にもつながるものと思いますし、先ほどもお話しいたしましたけれども、グローバルMICE都市としての国際的な評価を向上させたい、そしてまた杜の都の良さというのを都市セールスに大きくつながるものと考えてのことでございます。

 

Q2

現時点でこういう閣僚会合を誘致したいと、具体的なものは。

A2

まだどの閣僚会合が開催されるのかなど正式に決まっておりませんので、何をというふうなことをこの場で言える状況ではありませんけれども、仙台の都市個性を存分に発揮できる、選んでいただける可能性も高いところを考えています。つまりは仙台はX-TECH(クロステック)事業ですとかスーパーシティ構想ですとか、それからまた次世代放射光施設、東北大学や国内外の各企業などと連携して最先端のテクノロジーを活用した地域課題の解決やまちづくりにも努めているところでございますので、そういった意味から科学技術の分野が一つの候補になるのではないかということ、それからまた防災環境都市として取り組んでおります脱炭素都市づくりや循環型都市づくりにも率先して取り組んでおりますので、そういった環境分野についても同様に候補になるのではないかなという気持ちでいるところであります。

 

Q3

今後のスケジュールの中で誘致活動の主体となる官民連携の設立とあります。官民連携組織、例えばどういうところを想定していらっしゃるのでしょうか。

A3

前回も、経済界の皆さま方等々さまざまな方々と一緒になって2016年のときには取り組んだと承知をしておりまして、今回もぜひ同じように東北経済連合会、仙台商工会議所、また仙台経済同友会などの地元の経済団体ですとか東北大学など、多くの方々とタッグを組んでぜひ誘致を成功させたいと思っているところです。

 

Q4

2019年のときは残念ながら観光相会議が誘致できなかったのですけれども、今回はその雪辱、リベンジという形になるのかなと。

A4

そうですね、2019年の折には観光(大臣会合)ということでぜひというふうに思って運動したわけですけれども、残念ながら観光大臣会合をぜひというふうに手を挙げていた地域も随分と多かったということもございます。今回はあのときの悔しさもございますので、ぜひ何とか成功させたいなと思っています。

 

Q5

サミットの会合となると警備の点がいつも課題になるかと思います。仙台市の利点というか、どういったところで警備がうまくできるか、課題として挙げているところが今どこかということを教えてください。

A5

これもまだどこを会場にするかなどはこれから整理をしていかねばならないと思っております。既に県警本部長にはそういう心積もりでおりますということはお話をさせていただいたところです。2023年は、実はサミットが開催される時期が全国都市緑化フェアの開催時期と重なるということも考えられますことから、大変その警備には心してもらわないといけないということもあるので、詳細を固める段階で県警のご協力もしっかりと仰ぎ、進めていかねばならないと考えております。

 

Q6

既にG7の本会議も関係閣僚会合も国内複数の都市が手を挙げているかと思います。報道で聞いている範囲でかと思いますけれども、他都市と比べて仙台の強み、またライバル、気になるところというのは今のところどういったところでしょうか。

A6

それぞれの都市にはそれぞれのアピールするところというのがあるのだろうと思っていますけれども、仙台の場合ですと先ほどもちょっと申し上げましたけれども、イノベーションを生み出す都市ということもございますし、防災環境都市ということもございます。さまざまな強みをとにかく一生懸命にアピールしていくのに尽きるのだと思います。

 

Q7

(ポスト)コロナで経済活動の回復も見込んでいるということだったのですけれども、もし誘致に成功して開催されるとなったらどのぐらいの経済効果を見ているものなのでしょうか。もしあれば教えてください。

A7

これは2016年の会合もございますので、そのときにはどうだったかということだろうと思います。

 

(誘客戦略推進課長)

経済効果についてでございますけれども、関係閣僚会合の規模によって参加人数も変わってきますので経済効果というのも変わってくるかと思いますけれども、前回のG7の財務大臣・中央銀行総裁会議の際には、参加人数、各国の代表の方400名、それからメディアの方600名ということで合計約1,000名の方にお越しいただいたのですが、その後地元の金融機関の方で試算しました経済波及効果としては5億1,500万円、そのほか広告換算、パブリシティ効果と言われておりますけれども、そういったものの効果として約25億円の経済効果があったと試算されておりますので、今後の閣僚会合、どのような会合になるかにはよりますけれども、一つの参考にしているところでございます。

 

Q8

そもそも論なのですけれども、市長が議会でライバル都市と宣言された福岡市はサミット本体の誘致を表明されています。仙台市はサミット本体ではなく関係閣僚会合を狙っていくという、この点の理由をお聞かせください。

A8

先ほどちょっと触れましたけれども、多分2023年のG7サミットが開催される時期が全国都市緑化フェアの開催時期と重なるのではないかと見ておりまして、そうなりますと使える施設というのも限られてしまいます。また、警備のこと等々を考えますと、やはりここは本体の誘致ではなくて関係閣僚会合だなと判断したところです。

 

Q9

2019年のG20の方ですけれども、残念ながら選に漏れてしまったと。あれを踏まえて内部で検証もされたのだと思うのですけれども、今回の誘致活動で2019年のときと何か取り組み方を変えようとか、何か変更点というか、今回に当たって新たにこういう方針でいってみようみたいな部分があるのであれば教えていただきたいと思います。

A9

(会合を)持ってこられるかどうか、成功するかどうかというのは今後の取り組みにかかっているのはそれは事実だと思っていますけれども、先ほどもちょっとご説明申し上げましたけれども、本市の都市が持っている、取り組んでいる施策の、これは非常に優位性を持っているところもあると思っておりまして、ここをPR、とにかくこういうことに取り組んでいてこういう成果を上げているのだ、だからこそ関係閣僚会合にぜひ来てもらいたいのだということをアピールしていくに尽きるのだと思います。もちろん官民挙げて連携して取り組む必要があると思いますし、県のご協力もいただかなくてはならないと考えております。とにかく地域一体となって、東北のために、宮城のために、仙台のために、ぜひ誘致を成功させたいと考えています。

 

Q10

資料の今後のスケジュールのところで、じゃあいつ決まるのだというところで、令和4年夏頃(想定)とありますけれども、夏頃、いつ頃、どういう見立てなのでしょうか。

A10

(誘客戦略推進課長)

開催地の決定時期なのですけれども、国の方では現在、開催地の決定時期については未定というふうになっております。前回のG7のときには前の年の夏頃に決まったということで、本市といたしましては、前回の例から考えますと来年の夏頃開催地が決定するのではないかということで現段階では想定しております。