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更新日:2016年9月20日

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仙台国際フォーラム2009「第5回フラウンホーファーシンポジウムin SENDAI」を開催します(資料)

(担当)経済局産学連携推進課
(電話)022-214-8245

仙台市、東北大学、及びドイツの応用研究機関であるフラウンホーファー研究機構は、11月24日(火曜日)にホテルメトロポリタン仙台にて、MEMS(資料1参照)の最新動向や最新研究開発の内容等の紹介、MEMS関連技術に強みのある東北地域の支援機関の技術マッチング等からなる国際イベントを開催します。

本イベントは、日本におけるMEMS技術の集積地である「仙台」を国内外にアピールし、本地域での更なる新産業・新技術の創出を図ることを目的とするものです。

江刺正喜教授の写真

仙台市とフラウンホーファー研究機構は、両者の学術・産業研究を促進することを目的として、平成17年に協力協定を締結しました。本協定に基づき、両者のMEMS技術を中心とした協力関係は深化し、本シンポジウムの開催も今回で5回目となりました。

今回のイベントでは、新たに、(1)研究者間の活発な交流を促進するためのマッチングセッションの開催(仙台に限らず東北6県の機関が参加)、(2)仙台市内に集積しつつあるMEMS関連研究所のラボツアーの開催、を行う予定です。

MEMS研究の第一人者
東北大学 江刺正喜 教授

(1)日時

11月24日(火曜日)10時~17時50分(懇親会:18時~19時30分)
25日(水曜日)ラボツアーセッション9時30分~17時30分

(2)場所

ホテルメトロポリタン仙台(仙台市青葉区中央1丁目1番1号)

(3)出席者

フラウンホーファー研究機構の研究者、東北大学教授 江刺正喜 氏、東北大学教授 寒川誠二 氏、日本全国のMEMS関連企業の皆様、報道関係者等 計100名程度

(4)内容

  • キーノートセッション
    MEMS技術全般の最新動向、将来の方向性等についての講演をします。
  • テクノロジーセッション
    MEMS技術の中でも今後重要となる分野についての講演をします。
  • バーチャルラボツアーセッション
    フラウンホーファー研究機構の最新鋭研究施設の紹介、東北大学の西澤潤一記念研究センターの紹介をします。
  • マッチングセッション(ポスターセッション)
    国内外のMEMS関連研究者間の自由な交流の場を設けます。また、MEMS関連技術の研究に取り組む東北6県の公設試験場が共同で出展し、仙台を中心に広がりつつあるMEMSの環をアピールします。
  • ラボツアーセッション(11月25日)
    バスツアーにより仙台のMEMS関連研究開発拠点等を巡ります。

 資料1

「MEMS(メムス)」とは?

メムスの写真

  • Micro Electro Mechanical Systemsの略であり、日本語では「微小電気機械システム」と訳される。小さく、一度にたくさん作れるなどのメリットがあり、システムの小型化や低コスト化を進めることができる。
  • MEMSは主にセンサとして活用が進んでおり、自動車用(エアバック、エンジン制御)、携帯電話用(マイク)、ゲーム用(コントローラ)などに圧力センサや加速度センサが搭載され、動きや力などの検知に用いられている。

(出典)MEMSパークコンソーシアムパンフレット

「フラウンホーファー研究機構」について

  • 1949年に設立されたドイツ半官半民の応用研究機関(本部はミュンヘン)。ドイツ国内に57の研究所を有する他、欧米・アジアの主要都市に事務所や研究所を設置。(日本では東京に日本代表部を設置)
  • フラウンホーファー研究機構の研究分野は「MEMS」に限らず、情報処理、材料、生産技術、エネルギー・環境など多岐にわたっている。
  • フラウンホーファー研究機構が開発した世界で有名な技術の一つとして音楽圧縮技術である「MP3」が挙げられる。

資料2

フラウンホーファー研究機構との協力協定について

協定の目的

仙台市とフラウンホーファー研究機構は、両者の学術・産業研究を促進することを目的として平成17年7月に協力協定を締結。

東北大学における基礎研究機能、フラウンホーファー研究機構の応用研究機能を有機的に繋げることにより、MEMSの産業化を促進し、当地域においてMEMS産業クラスターを形成することを目標としている。

活動の内容

フラウンホーファーシンポジウムの実施

シンポジウムの写真平成17年より、仙台市、フラウンホーファー研究機構、フラウンホーファー日本代表部、東北大学の4者の協働によりシンポジウムを開催。全国からMEMS関連企業の研究者の方が参加するイベントとして、好評を博している。

「仙台MEMSショールーム」の開設

メムスショールームの写真仙台市、フラウンホーファー研究機構、東北大学、株式会社メムス・コアの4者の協働により平成18年11月に株式会社メムス・コア内に「仙台MEMSショールーム」を開設。東北大学で行われてきたMEMSの研究の歴史、フラウンホーファー研究機構の最新研究開発品などを展示している。

フラウンホーファー研究機構と地域企業のマッチングの実施

地域企業における技術力の向上、新製品開発促進のため、フラウンホーファー研究機構が開発した電子機器などを地域企業にご紹介する橋渡し活動を実施。フラウンホーファー研究機構の研究者とともに地域企業を訪問している。


フラウンホーファー研究機構が開発した新技術のご紹介

アプリケーション名:プリント薄膜バッテリー

プリント薄膜バッテリー印刷技術を活用して作られた薄型のバッテリー。
非常に薄く、やわらかいため、曲げることが要求される電子機器、薄い電子機器などへの応用が期待される。

アプリケーション名:能動的スマートRF-ID

システム概念図MEMS技術を活用して作られたセンサ付きRF-IDラベル。

商品の輸送時の衝撃・傾きや温度のモニタリングを行い、その情報を無線通信により発信するもの。

仙台国際フォーラム2009「第5回フラウンホーファーシンポジウムin SENDAI」チラシ(PDF:235KB)

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お問い合わせ

総務局広報課

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ファクス:022-211-1921