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更新日:2016年9月20日

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発表内容以外の質疑応答の概要

(1)経営戦略会議の初会合に向けての意気込みや期待感を伺う

この会合の時間や場所等の詳細については、後ほどお知らせしたいと思います。やはり行財政環境の大変厳しい中、私がこれから任期内に取り組む行財政改革の大きな指針をご検討いただく会議ですので、今までの行財政改革にとらわれずに、経営という視点や市民の力をどう街づくりに生かしていくのかなど、幅広い視点でご議論いただけるよう期待しています。

(2)経営戦略会議は年度内に何らかの結果を出すのか

そうです。

(3)奥山市長独自のカラーのどういったところを出したいと考えているのか

一つは市役所の既存の事業を改廃という見直しももちろん大事であると思いますが、もう一つは仕事をしていく時のシステムの戦略性についてもご議論いただければと思っています。

今までは新しいものを作るということが行政の目標になりがちでしたが、これからはメンテナンスなどへの比重が強くなります。

このような行財政環境でどのような長期的な観点でやっていけば財政的に担保できるのかなどを、長期的な社会的インフラの安全・安心の保持という観点、そしてその中で市民の方に担っていただく部分と公的な部分との役割分担などを議論していただき、自分なりの市政運営でそれを出していければと思います。

(4)具体的に軸になるのはどのあたりか

特に社会的インフラ、資産というものがありますが、自治体の予算はご承知のとおり単年度主義ですので、それらの減価償却をどうするのか、維持更新をどうするのかということが、長期的には予算の中で明らかにならないままにやってきているわけです。

例えば仙台市の持っている都市インフラをきちんと評価したうえで、これを今後、継続的に更新していくための経費はどれくらいかかるのか、これを単年度主義でやることがいいのか、それともある維持更新のために施設ごとのグループを作ってPFIや指定管理者などいろいろな形で長期的なシステムでやることがいいのか、そういったこともこれから考えていく必要があるのではないかと思います。

(5)国の事業仕分けのようなことを経営戦略会議でも公開で行う考えはあるか

直接事業仕分けという形を考えているわけではありません。広範な資料の求めもあると思いますし、こちらからもこれまでの行財政改革で取り組んだ項目や施設系運営の経費の問題などについての資料は出していきます。今回は市民代表という立場の市民の方もたくさん入っておられますので、公開という形に近い議論ができるものと思っています。

(6)国の事業仕分けで仙台市にも影響がでていると思うが、いかがか

仙台市の事業もいろいろと事業仕分けの対象に該当しているものもあります。今回の事業仕分け全体について私が感じている点は、時間的制約があるように見受けられる中で、地方が抱えている実態がどこまで仕分けをされる方に実感を持って把握していただけているのか、その事業が持っている地方にとっての意味が本当に伝わっているのかどうか、やや心配になるという局面もあります。

(7)地方の声が届いていないということか

届き方がやや十分ではないという感じは持っています。

(8)十分でないと思う事業を挙げるとすると

例えば今回公共事業は大変厳しい仕分けの波にさらされていると思いますが、仙台市周辺で整備が進んでいる国道、特に自動車専用道路はここ1、2年の間に仙台の周りを環状で結ぶ目前まできていますが、そこで事業費の大幅削減や場合によっては先送りというような結論をいただくようでは、これまで努力して高速環状の環をつなげようとしてきたものがまったく機能しなくなります。そういったところは十分に地域性や地方の発展の必要性などを総合的に判断いただきたいと思います。

平成21年11月25日 仙台市長 奥山 恵美子

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