現在位置ホーム > 市政情報 > 広報・広聴 > 過去の市長記者会見 > 市長記者会見 2010年度(平成22年度) > 8月 > 記者会見(発表内容以外の質疑応答の概要)

ページID:7867

更新日:2016年9月20日

ここから本文です。

記者会見(発表内容以外の質疑応答の概要)

(1)8月7日のベガルタの試合を市長は観戦したと思うが、12戦勝利がないことについて、所感を伺う

甚だ残念です。ベガルタの選手もあの暑い中で最後まで得点しようとがんばっていたことは、見ていて分かりましたが、なかなかJ1でこの夏場に勝利を得るということは難しいことだと思いながら、なお“がんばれベガルタ”と願い帰ってまいりました。

(2)観客動員数が8月7日は1万8千人だったが、今シーズンは多いときで1万7千人、少ないと1万2千人となっていて、昔のようには入っていない。観客席増設のための補正予算を第3回定例会に提案する予定はあるか

今のベガルタの観客動員数でいえば、現在の席数で各試合満席となるようにさらに努力することが最優先課題だと思いますので、現時点で増席について予算化する状況にはないと考えています。

(3)そうすると今年度はないということか

そうですね。今年度における工事着手のためには第3回定例会での補正予算が必要ですが、今その段階ではないと考えているということです。ベガルタにはがんばってほしいです。

(4)指定都市市長会議の大都市制度検討部会の部会長として、初めて部会をとりまとめた感想を伺う

まず第一は、これからの日本の成長の牽引力として、大都市が持っているポテンシャルをさまざまな法律面や財政面においても機動的に発揮できるようにしていかなければいけないという意識を共通して皆さんが持っているということが確認できたと思います。

ただ一方で、戦略としては、大都市として規模が確立している横浜市や名古屋市、大阪市といった旧5大市が発想される大都市制度と、ここ7、8年の間に指定都市になられた、ある程度都市域が広大で、農村部も抱えていらっしゃる浜松市や静岡市が考える大都市制度の間にギャップがあるということもはっきりしたと思います。その間で、どういった都市像を作っていくのかということについては、私もリードしながら、今後、年度末に向けて、少し煮詰めて議論を交わしていかなければいけないなと思いました。

(5)仙台市としては現在の大都市制度のままでいいのか。それとも何か課題はあるのか

今回の大都市制度検討部会の中でも、意見として一番出たのは、やはり都市計画決定です。都市計画決定については、まだ県の関与が必要であるという状況で、もっと大都市を信頼して任せてくれていいのではないか、我々が独自でまちのプランを固めて行きたいという声は大きかったです。仙台市もそうです。

(6)応援してくれる人を増やすということで、国会議員で指定都市議員連盟をつくるという話が出たが、議員への働きかけはするのか

各政令指定都市で、与党野党問わず市域から選出されている国会議員の皆様に大都市の問題についてもっと理解を深めていただくための働きかけがこれまで少なかったのではないかという意見が、全体会議の中で出ました。それについては各市ともそのとおりであると、もっと我々は考えていくべきだということで、事務局もやりますが、各市が地元議員に対して働きかけをしようということになりました。私も日程を合わせながら、仙台市選出の国会議員の皆さんに、大都市の課題についてお話をしていきたいと思います。できれば議連のような形でのご参加をお願いしていきたいと思っています。

(7)旧5大市と静岡市などの間にギャップがあるということだが、仙台市の立ち位置としては、どちらの側か。今後二つの立場を集約していくような姿勢でいくのか

仙台市の都市規模と、政令指定都市になった順番は、現在不思議なことでちょうど真ん中ぐらいです。政令指定都市は再来年の熊本市までが決まっていますが、熊本市が入るとちょうど20都市になり、仙台市は11番目で、都市域的に見ても都市計画区域がすべてではなく、広大な奥羽山脈までの中山間地から本当の山間地まで含めて持っているという意味では、浜松市さんのように極端ではありませんが、京浜阪神型であるかというと、そうではないという意味で、ちょうどいいキーポイントとなるポジションにいるのではないかと思います。

両方のお話がそれぞれに分かるという意味では、いいポジショニングにいるのではないかと思っています。5大市のご意見も理屈としては良く分かりながらも、ただ日本にある約1,800の自治体の中で、5つの都市だけが力説しても、運動論としてどうかという話があります。私としては、都市的な力が発揮できるような制度論として、今の中核市の中でも意欲のある都市は、将来的にはそこに名乗りを上げてくることも可能なような都市を構想した方がよくて、今ある20都市で打ち止めの制度をいくら完璧に作っても、日本全体を活性化するという意味では弱いかもしれないと思っています。

(8)高齢者の所在不明問題について、仙台市ではやや初動が遅かったと思うが、いかがか

先週の会見でも、お尋ねいただきましたが、仙台市としてはこれまでの確認でほぼ百歳以上の方については大丈夫であろうという感触がありました。ただ厳密に言えば100%ではないだろうというところがあったわけですが、今回、国及び県からの指示もありましたので、仙台市も改めて最終的に現地にお伺いする方も含めて確認をさせていただいたということです。一定のルールにのっとって一律の形でできましたのでよかったと思っています。

(9)初動が遅かったことについてはいかがか

一日ほど迷っていた時間が、私自身もあったことは事実ですが、今までの調査の精度を信頼していたことや、また仙台の場合は、東京都のように30年にわたって、近隣からも認知されないままに不在の方がいるという土地柄ではないと思っていたということもありました。しかし国の発信によって、一律に調べるということになれば、仙台市もそれにのっとってやるというのが行政としての務めですので、そのように決断をいたしました。

(10)今後の所在不明者の対策を伺う

今回も出ております百歳の節目というところで、まずは、一つスクリーニングをかけるということになるだろうと思います。また今回もスクリーニングの方法として点検しました医療機関の受診の履歴や介護保険の受診の履歴をどの程度定時的に運用していくかということについては、厚生労働省も最終的に決めかねていらっしゃる部分もあるような気もしますが、厚生労働省が最終的にどういう方策を考えていらっしゃるのかも含めて、意見交換をしながらやっていければと思います。

(11)国に要望したいことはあるか

自治体それぞれに土地柄が違いますので、一律の方法でというよりは、それぞれの地域性を勘案した自治体なりの方法というのが取れれば、より職員の繁忙性、確認の煩雑さとかがなくなるかなと思います。東京や大阪のような大都市地区は最後の1人まで確認していくというのはなかなか大変だということがあるかもしれません。仙台の場合はある程度できると思います。

(12)都市計画道路「北四番丁大衡線」が9月1日に開通するが、現状を見るとほぼ完成して、工事も終わっていると思うが、すぐに開通しない理由について伺う

開通する予定日は聞いていましたが、今開通しないという理由については、特に聞いておりませんでした。歩道か何かの工事に時間がかかっているようなことは聞いていましたが、それについては確認していませんので、確認した上、あとで答えさせます。(※)

(13)先週、村井知事と一緒に石巻港の重要港湾の指定に関連して、前原国土交通大臣に要望されたが、仙台市の立場としては、仙台港との一体的整備について、どんなメリットがあるのか、またデメリットはないのか

一つは、仙台港と石巻港では取り扱っているものが違うのではないかということです。今、来年度要望している仙台港の高松埠頭については、ご承知のとおり自動車産業の集積を見据え、それに向けた利便性の向上ということを第一義的に狙っているもので、石巻港が今まで扱っていたものが、仙台港で代替できるというものではないと思っています。

また、石巻港はこれまでの整備にかなりの金額を投じており、石巻市長から聞いた話では8割方の工事は終わっており、あと残り少しということで、せっかくそこまでやってきたものが今回、選に漏れることによって今後の推進が止まるということでは、全県的なデメリットですので、私とすれば、一体化する中で石巻港の残った整備ができていくのであれば、それはお互いにとってウィンウィンになり得る事業推進ではないかと考えています。

(※)会見後の補足説明

都市計画道路「北四番丁大衡線(荒巻本沢工区)」の開通の時期について

道路工事が終了し、近く引渡しを受ける見込み。
地元小学校及びPTAからの要望により、児童の安全確保・通学指導の観点から夏休み明けの9月1日開通を予定。

平成22年8月10日 仙台市長 奥山 恵美子

お問い合わせ

総務局広報課

仙台市青葉区国分町3-7-1市役所本庁舎3階

電話番号:022-214-1148

ファクス:022-211-1921