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更新日:2016年9月20日

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仙台クラシックフェスティバル2011を開催します-音楽とともに、前へ-(発表内容)

9月30日から10月2日にかけて開催します、「仙台クラシックフェスティバル2011」の概要が決まりましたので、お知らせいたします。

クラシック音楽の普及を目的とするこのフェスティバルは、「せんくら」の愛称で親しまれ、今では仙台の秋の風物詩としてすっかり定着し、毎年およそ3万人を超えるお客様に音楽を楽しんでいただいております。

このたびの震災によりまして、市内の音楽ホールも、多くのところで天井が落下するなど大きな被害を受けたところですが、この間、街なかのオープンスペースなどにおきましては、仙台フィルハーモニー管弦楽団の団員をはじめ、多くのアーティストの方々による復興コンサートが開催されまして、被災された方々に音楽を届ける活動が続けられてまいりました。復興への歩みの中で、音楽は、私たちの心を慰め、癒しを与え、再生への元気を与えてくれる役割を担っていると感じております。

今年のせんくらは、こうした音楽の力による復興をコンセプトに、「音楽とともに、前へ」をテーマにしまして、開催することを決定いたしました。

震災の影響で開催が危ぶまれた時期もありましたが、こうして開催にこぎつけることができましたのは、参加いただくアーティストの方々による温かい支援の輪の広がりがあった故と感謝を申し上げます。

きっかけとしましては、今年4月にサントリーホールで開催した「東北応援チャリティコンサート~仙台フィルとともに~」というコンサートでございました。この企画は、世界的な指揮者・小澤征爾さんやバイオリニストの徳永二男さんらが発起人となり、仙台出身のピアニスト小山実稚恵さんはじめ日本を代表するソリストの方々10名が仙台フィルと共演するというもので、大変好評を博したコンサートでございました。

これがご縁となりまして、今回も、小澤さん、徳永さん、小山さんほか、10名の方にせんくらを応援する発起人会を設立していただけることとなったものでございます。

こうして、被災地に音楽を届けたいという内外のアーティストの皆様にご出演いただけることとなり、また、これまで仙台国際音楽コンクールに参加された若い音楽家の方々も熱い想いをもって仙台に集っていただけることになったために、最終的には50組366名のアーティストにご出演いただくことになりました。

皆様には、わずかな日当程度でご出演いただけることとなりまして、そのボランタリーなご厚意に対しまして、この場をお借りして改めて感謝申し上げたいと思います。

会場は、例年どおり青年文化センター、エル・パーク仙台、太白区文化センターを使用いたしますが、イズミティ21と太白区文化センターの楽楽楽ホールにつきましては、震災の影響で使用できない状況でございます。その代替としまして、アエルやヤマハミュージック東北仙台店、仙台トラストタワーなどにおきまして、無料コンサートを実施し、仙台の街全体がこの期間クラシック音楽に溢れる3日間を演出してまいりたいと考えております。

チケット発売は、来月8月18日からとなります。被災された子どもたちなどをご招待する取り組みも準備しているところでございます。

「音楽の力による復興」を信じ、仙台フィルをはじめ仙台オペラ協会など地元の文化団体、国際音楽コンクール出場の皆様、これからを担う若い音楽家、運営を支える市民ボランティアの皆様など、楽都仙台がこれまで培ってきた財産を最大限に活かして、市民の皆さまに元気と希望をお届けするフェスティバルにしてまいりたいと考えております。どうぞ、マスコミの皆様にもこの「せんくら」の今年のプログラムについて大勢の方にご参加いただけるようなご周知をお願いしたいと思います。

仙台市長 奥山 恵美子

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