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更新日:2016年9月20日
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現在、町内会を中心に、いろいろ呼びかけをしていますが、今の時点で具体的な人数は把握していません。今後、各区において町内会の参加や、事業所の方々にも参加していただきますので、もう少し時間をいただく中で参加人数の概要が固まってくると思います。
原則は徒歩ということでお願いをしています。まだ津波避難施設がない中で、どうしても遠距離になる場合は、足の弱い方や、いろいろ移動に課題のある方々については、車の利用もずいぶん出てこざるを得ないと思います。
そういう意味では、現実に則して臨機応変に車を利用するケースもあっていいのではないかと、現状の中では考えています。
いつ震災が起こるか分からないという意味では、例えば昨年12月7日の地震の時のように緊急速報メールが鳴ったこともあります。恒久的なさまざまな防御施設が多重化されてできるまでには、まだ年数がかかりますので、その時その時の状況の中で訓練をして、その中で最善の状況をみんなで共有していく努力を、その間続けていくことが必要ではないかと考えています。
原則徒歩での避難をお願いしたいと思います。
「津波からの避難の手引き」の中にある海岸に近い避難先は、例えば荒浜小学校です。現状そこに物資があるとか、長時間滞在できるようにはなっていませんが、本当に海岸に近い所にいる方々は、緊急一時的にはこちらにという指示が出ているマークのものもありますので、そういう所の利用も含めて、なるべく近くの所を利用して欲しいと考えています。
例えば、県道塩釜・亘理線から東側のエリアで、海岸寄りで下水処理の仕事をしている南蒲生浄化センターの職員などは、相当に長い期間、走るなり、歩くなりしていかなければなりません。その辺は実態の中で、可能な努力をそれぞれの事業所でも考えていただきたいと思います。
今後具体に実施される訓練日までの間に、消防や区役所で各地区を回って、今いただいた疑問なども含めて、どのように合意していくか、きめ細かく各地区ごとに相談させていただきながら、当日を迎えたいと思っています。
その時々の状況の中でということになりますので、1年ごとに我々が整備する施設の出来具合、また一番は海岸防潮堤の出来具合によります。
一概にいつが整備目標ということではなく、その整備に合わせた中で、今の時点だったらこういうものが一番いいというのを、年次を単位に、微調整をしながら地域ごとに合意していくようなプロセスが必要だと思います。今後最低でもかさ上げ道路ができていくまでに、あと6、7年はかかると思いますので、その間は年次ごとにそういうことを続けていく必要があると思っています。
特定の地域で車と徒歩を厳密に構成してやる訓練はありません。なるべく多くの方が参加することを原則にしていますので、その中にはある程度自力歩行が難しい方も入ってきます。
当然のことながら、原則徒歩と申し上げても、どうしても車でという方がいらっしゃる地域であることも事実ですので、今回自動車の運用される状況を把握したいというのも一つの訓練の狙いでもあります。
そのためにも事前の話し合いをきめ細かくして、なるべく車避難の実態もこちらでも正確に把握したいということがあります。当日実際に車の流れと、人の流れを見ながら、我々として今回の避難訓練で車がどうしても過重になる部分について、道路の流量をさばく中で渋滞をきたすことになるとか、この程度であれば避難に差し支えなく弱者の方も時間内に地域外に逃れられたし、車の使用台数もこの程度であれば、一定の範囲内に収まったということになるかは、やってみないと分からないという部分は今のところあります。
車での避難を重点的にシミュレーションするために、一定の台数の車とドライバーを確保して流すということは特に考えていません。
誘導などはあると思います。当然避難の呼びかけをします。発災したとすると、危険区域との境までになりますが、市職員や消防団が早く逃げてくださいと誘導に行きます。
その現地の中で、いろいろな所から車が来た場合に、何も知らないで来る車も当然あります。いま訓練中ですのでこちらに移動してくださいという誘導は実際の時も行いますので、今回の訓練もそういう要素はあると思います。
今回はそこまではいかないと思います。今年はまず訓練の呼びかけをしまして、全体参加のような形でやってみて、それで極端に自動車の問題が出る地区があるとか、今回の想定では自動車は比較的少なかったが、この地区の現状からすると、むしろ訓練日の方が数が少なすぎた、日中だったら普通もっといるはず、となると来年以降の訓練の中で、そうした実態をよりきめ細かく把握するようなやり方をどうしていくかということになると思います。
今回は、基本的には、3月にできあがった地域防災計画の中で、「津波からの避難の手引き」を今回新しくお示しして、津波避難の必要な区域の皆さんに「津波からの避難の手引き」が新たにできていることを認知していただくことや、皆さんの地域はこういうところに避難していただくことになります、それは何分以内にお願いしたい、という本当にスタートの情報共有がどこまでできるかということを、第一の大きな目標にしてやっていきます。
その中で、当然さまざまな不都合なものが出てくると思いますので、それらについて今回の第一回目を検証して、バージョンアップした話し合いにしていくのは第二弾としての来年以降の課題になってくるだろうと思います。
まずは、この新たにお渡しした「津波からの避難の手引き」の情報を体感していただいて、この情報をしっかりと地域の方に認識いただいて身を持って分かっていただきたいというのが、今回の大きな目標になっています。
〔消防局参事(防災担当)〕
避難所の物資の復旧状況は、食糧等については、ほぼ元通りに復旧しています。
ただし、仮設トイレについてはかなり使っていて、現在生産も追いつかない状態とのことから、年次計画であと3年くらいかかる予定になっています。
〔消防局参事(防災担当)〕
国の防災の日を中心とした、防災週間の8月30日から9月5日までの間に、帰宅困難者対策対応の訓練を予定しています。内容についてはこれから詰めていきたいと考えています。
仙台市長 奥山 恵美子
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