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更新日:2016年9月20日

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発表項目以外の質疑応答の概要

(1)泉区の再任用職員が、事務処理を怠っていた件があったが、これは職場内での意思疎通ができていなかったことに問題があると思うがいかがか

今回の泉区の事件も、公務員としては、なすべきことをなしていないということです。直接ご迷惑をおかけした市民の方から、いろいろとお尋ねがあったにも関わらず、そのことも含めて放置されていたというのは、組織としては本当に申し訳ないことであり、私としても重ねてお詫びを申し上げたいと思います。

また何より、組織としてそうしたことを発見できずにいることが大きな問題だと思います。不作為に関する職務の懈怠(けたい)については、昨年来何件か違う事案でも発生しています。ここまでなりますと、組織としての仙台市役所全体が問われている課題だと思います。あらためて組織全体としてどのような仕組みを作り、またどのようにそれを発見していく手立てを講じられるか。もちろん、職員一人一人がしっかりと業務遂行の責任感を持つことは基本ですが、組織としてもこういうことをあり得る中で、どう発見していくかの手立てを講じることも大事です。私としてもしっかりと考えて、市民の皆さまに対策を発表できるように取り組みを進めたいと思います。

(2)再任用職員は、毎年更新とのことだが、制度面を見直すことは考えているか

再任用の職員は、1年ごとに次年度の更新について、業務の実績に基づいて判断しますので、今回のような事案が発覚していれば、当然違った対応になったはずだと思います。再任用職員の業務の執行状況に対する評価を適切に行っていくことも大事だと思います。その点もしっかり検討すべき課題の一つに挙がっていると認識します。

(3)職員の不祥事が続いているが、今回の予算や組織改正面で、特に対策しているものは見えない。何か方策は考えていないのか

コンプライアンスについて、大変重要な課題が生じているわけですし、今ご指摘いただいた点でも、われわれの問題把握能力や改善能力を格段に強化していかなければいけないという問題意識です。予算的にはそれほど高額なものがかかるかどうかは、今後どのような取り組みをするかにもよりますが、人事関係では予算的には既存の枠内でも対応は可能だと思います。組織的にどういったことが必要か、私もさらに精査し、新年度の可能な限り早い時期において、何らかの対応を取る必要があるということも念頭に置いて、今後の対策を練り上げたいと思っています。

(4)信頼回復や、職員の意識向上のために何か考えていることはあるか

今回のことも踏まえつつ、これから職員にはあらゆる機会をとらえて公務員としての職務にあたる心構え、特にしっかりと責任を果たす、もしできないことがあるのなら、できないことを率直に述べることも含めて、私からも訴えかけていく必要があると思います。同時に、組織としてどう対応していくかということが極めて大事だと思います。他都市の取り組みなどもあると思いますので、それらを仙台市としてしっかり研究していくことも含めて、仙台市として取り得る手段を早急に強化していくよう取り組んでいきたいと思います。

仙台市長 奥山 恵美子

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