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更新日:2016年9月20日

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発表項目以外の質疑応答の概要

(1)原発事故後から保管されていた牧草・ホダ木の本格焼却開始について、市民団体が申し入れがあったが、内容はご存じか

報告は受けています。

(2)市民団体は焼却の延期または中止を求めていたが、いかがか

この件に関しては、いろいろな意味でご不安をお持ちの市民の方も多いだろうと考え、一気に本格的な実施に入るのではなくて、試験的な焼却を行って、前後の数値の測定など、情報を入手した上で、説明ができる形で、数字的な根拠もそろえて取り組んだ方がいいということで、試験的な焼却を進めてきました。

その結果として、前後で多少の数字の変動はありましたが、いずれも安全とされている数値を大きく下回るもので、実施に当たっての懸念はないということで、今回本格的な実施に踏み切ることにしたのが経緯です。

まずはその経緯や、われわれが得ている数字を丁寧に説明して、住民の皆さまやご心配をお持ちの市民の皆さまの不安を払しょくするよう努めていく必要があると思っています。

(3)それは24日の本格焼却の前に行うのか

現時点では、試験期間中に数字的な問題が特に生じていませんので、このまま本格的な実施に入っても課題はないものと考えています。ただ、試験焼却の結果を十分にご存じない中で、今回本格焼却にいきなり入ると受け止めている方もいらっしゃるかと思います。そういう方に対しては、事前の状況をご説明して、きちんとした調査の上でわれわれとしては安全性を確認させていただいて、実施に移っていることをお伝えしたいと思います。

(4)本格焼却について、24日の変更はないのか

はい。そのようには考えていません。

(5)市民団体から説明がないとの指摘があったが、説明会を行う予定はあるのか

われわれとしては試験焼却で得られた数字が、安全性を認めるに足るものだと認識しています。現時点で、各地域において説明会をする考えはございません。

しかし、個別にはご不安をお持ちの方もあるかと思いますので、お問い合わせをいただければ、それぞれの方にはきちんとご説明ができる資料をご提供する準備をしたいと思っています。

(6)市の広報でも知らせるべきとの声もあったが、いかがか

今もホームページには掲載していますが、ホームページにはなかなかアクセスしがたい方もいらっしゃるというお話でした。紙ベースでのお知らせも必要だと思っています。一方で、市政だよりは検査時期から最長で一カ月半と、非常に間が開いてしまう場合も考えられます。

今の時点では、各市民センターにいろいろな食品の放射性物質の検査結果を配布しているペーパーがありますが、それらと一緒に発行して各市民センターに配り、地域にお届けできないかと考えています。何らかの方法は考えたいと思っていますが、まだ最終的には決定していません。

(7)バグフィルター(集じん機)を通せば安全との説明に対して、そこから出たものについても調査してほしいとの声があったが、調査する考えはあるか

その話もあったことは聞いています。私が思いますには、焼却するので、その排気ガスが出て行く場所、排気口が一番、拡散する前よりも濃いのだと思います。その場所で検査することが一番合理的と思っています。そういう意味では、国の示す検査方法に準じて行うことが基本だと考えています。今回ご要望いただいた件については、その調査で意図するところは果たされていると思っています。

(8)特に調査は行わないのか

はい、そうです。

(9)2011年の市議会議員選挙でのミスが判明し、調査特別委員会でいろいろ指摘を受けていたが、市長の所感を伺う

2011年の市議選における数字について、発表していないミスの経緯があったということだと思います。私としても、10年前にさかのぼっての調査で、そのことが発表に至らなかったことは、残念だと思っています。

あらためて聞きましたが、今回のミスは、選挙結果が確定してから10日くらいたってから発見された経緯のようです。泉区選挙管理委員会として、間違いがあったことについての記録が、組織として共有されていなかったと思います。今後、事故の事例集も作っていきますが、そういったミスについて、きちんと選管ごとに事例を把握する。一つの起こった事例として、しっかり把握しておくべきものが把握されていなかったことは、私としても残念だと思います。今後は各区選管でどのような小さなものであれ、きちんとミスの経過を把握しておくシステムを作っていくことが望ましいと、選挙管理委員会に話しました。

(10)泉区選挙管理委員会が市選挙管理委員会に問い合わせした時、市選管は訂正をしなくて良いとの回答をしていたが、いかがか

現時点での考え方としては、そのことについて、きちんと発表して訂正すべきであったと思います。当落に関係がない票といえば、そのとおりだったわけですが、そういう考えでいると、一つ一つの票をおろそかにしかねないということになります。

これは、昨年来のさまざまな議論があった上で、今日、私が申し上げることなので、2011年には、組織全体としてまだ今日私が申し上げるような形での認識が共有されていなかった面もあったと思います。

(11)調査特別委員会での事務局長の受け答えを見ると、市長の考えが浸透していないように見えるが、いかがか

私が直接調査特別委員会に出ていたわけではないので、言葉が持つニュアンスをどう受け止めるべきかについては、不明なところがあります。私が申し上げたことは、一票を大事にすることは当落に直接的に影響する、しないに関わらず、それぞれ投票された方のご意志ですから、その数はゆるがせにできないものだということを、われわれは肝に銘じて選挙事務に当たるべきだと思う、ということです。

選管の事務局長や各区選管も、私の考えは十分承知してくれているとは思いますが、2011年時点ではそこまでは考えなかったのかもしれません。その辺については本人たちにはあらためて確認してみないと分かりませんが、私の考えをより浸透させ、組織全体で選挙に取り組む者が全員その気持ちでやることが、これからの信頼回復に向けた仙台市の唯一歩むべき道だと思っています。

(12)選管の事務局長は結果の安定性について重視しているようだが、市としては結果に影響しない誤りについても発表するということか

そうです。選挙結果は結果を安定させることが大事だという、選管事務局長の趣旨はよく分かります。当落を決めることが選挙の第一義ですので、途中で揺るがせたり、そこに膨大な時間がかかりすぎるのは、弊害が非常に大きいと思います。

だからといってその後の票が、例えば白票と持ち帰り票がこのくらいであったら良い、ということではないことを、われわれはこの半年間のさまざまな検証や自己反省も含めて、厳しい中で学んできたと思っています。

当落という一つの目標をまずきちっとした上で、次の段階として一票一票を大切にして、それぞれの有権者の方のご意志を、全体としての投票行為の中で完結させる。そのためには、当落以外の残りの数値の部分も発表できる段階において、仮に過去にさかのぼって修正されるべき理由が、例えば10日後に分かったとすれば、分かった時点で真実を発表していく、自分たちの内部でそのように記録を残しつつ、リアルタイムでそれを修正していくのがあるべきことだろうと思います。

(13)甲子園で仙台育英高校が優勝した場合、仙台市で何か対応を考えているか

白河以北、東北に優勝旗が来るのは、東北にとっても悲願ですし、特に宮城県にとって本当に待望久しいものです。仙台市にある学校がもし全国優勝することになれば、その喜びは計り知れないと思います。当然、高校が主体のことですので、学校とご相談の上、何か市民のお祝いの気持ちを表すことができればうれしいと思います。

(14)お祝いのやり方について、具体的に考えているのか

学校の生徒さんですので、学校とお話をしてみないといけないと思います。オリンピックの優勝のような社会人の方の場合とは立場が違うと思います。

(15)安倍首相の戦後70年談話について市長の所感と市民の受け止めについて伺う

市民の皆さまの受け止めは、お盆期間中であまりお会いすることがなかったので、私としても実感を持って承知できていません。

私としては、この春以降、この談話についてのさまざまなご意見が述べられたり、また議論されたりしてきたわけですが、総理はそれらを踏まえて、大変丁寧にこの談話をお作りになったという印象を持ちました。

(16)「侵略」や「おわび」の言葉が盛り込まれたが、所感を伺う

これまでの内閣の談話などに盛り込まれている言葉に対して、総理もこれまでの内閣の談話を踏まえた形で行うとおっしゃっていましたので、そういうご判断だろうと思います。過去の経緯を急に何十度か曲がるようなことではなくて、過去の延長線をしっかり踏まえながら未来を見ていくというご意志が出て、その分は私は好意的に受け止めたものです。

仙台市長 奥山 恵美子

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