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更新日:2016年9月20日

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子ども会活動ハンドブック 2.子ども会の会議

子ども会の会議は,子ども主体の子ども会活動を進めるうえで,大変重要な場となります。

いい会議は気持ちよくすすみ,次の会議も楽しみになるようなつどいになります。そんな会議にする要点をあげてみますので参考にしてください。

1 事前準備

  • (1)開催の日時を慎重にきめる
    出席できる期日,時刻をあらかじめ調べておきます。
  • (2)適切な会場を確保する
    落ち着いて話し合いができる会場を確保します。会場の机の配置は,円形か四方形に並べ参加者の顔がお互いに見えるようにするとよいでしょう。
  • (3)会議の資料を事前に配布する
    会議で討議される議題,プログラムなどの資料は,深まった話し合いができるように,事前に出席者に渡しておくとよいでしょう。

2 会議当日(手順)

  • (1)出席者が席に着く
    会場に着いた順に席につくのもよいですし,知り合いが一か所にかたまっても結構です。議長は中央に,その隣に書記が座ります。
  • (2)当日の議題とねらいをはっきりする
    議長から会議の議題やねらい,また会議の進め方を説明します。これをしないと,討議が散漫になります。また,議長は会議に臨む前に,説明の時間や討議の時間配分について承知しておくことが大切です。
  • (3)みんなが発言する
    議長は全員が発言できるよう心を配ることが大切です。
  • (4)共通の問題を整理する
    発言の中から共通の問題を幾つか整理します。整理されたものは黒板に書いて,みんなで確認すると認識が深まります。
  • (5)問題をほりさげる
    整理した問題の一つ一つについて話し合い,ほりさげていきます。
  • (6)結論をだす
    ほりさげられた問題について結論をだします。

3 助言者としての大人の役割

第一の役割は,会議の進行に関する助言です。討議されていることが全体の流れにのっているかどうか,脱線していたり,堂々めぐりをしている場合は議長を補佐します。

第二の役割は,内容面に関する助言です。それは問題の解答を与えることではなく,考えるための材料を与える役割です。生活経験の浅い子どもたちの討議ですから,現実不可能な討議がされたり,気付かないことがままありますので,その時にヒントを与えてあげます。

大人の留意点

子ども会は名のとおり,子どもたちの手による子ども会であることを念頭に置き,子どもたちが主体に取り組んで,計画の段階から進めていくものです。活動のすべてを大人たちがお膳立てして,一方的に与える子ども会活動になっては,子どもたちへの主体性を育てる機会を失ってしまいます。

役割を分担して,責任をもって準備に入るそのプロセスが大切なのです。子どもたちのことですから,まだるっこさを感じ,つい手を出したり,口をはさんだりしたくなるでしょうが,じっと待つという姿勢がたいせつです。

一つの活動に時間をかけてじっくりと取り組ませたいものです。子どもたち一人一人の仕事に打ち込んでいる姿を見守ってあげてください。

『手を出すな 目をはなすな』は指導者・育成者の鉄則です。

>>3.子ども会の活動内容

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