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更新日:2016年12月22日

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第51回 津波防災訓練の紹介

津波防災の日、ご存知でしょうか?
東日本大震災を教訓として、震災が起きた同じ年に(平成23年6月24日「津波対策の推進に関する法律」)新たに制定されました。
1854年11月5日に「安政南海地震」が起き、収穫したばかりの稲わらに火をつけ、暗闇の中、逃げる人々を高台に避難させ大津波から命を救ったという話があります。「稲わらの火」という逸話です。

今年11月2日に若林区の三本塚町内会において、「震度6強の地震が発生し、大津波警報が出た想定」で津波避難訓練が行われました。

津波情報伝達システム(屋外拡声装置)からサイレンと音声が流れ、それを聞いて、確認した住民約70人が仙台東部道路の避難階段(津波避難場所)を目指して避難していました。

避難者は、非常持ち出し袋(リュック)を持ち、徒歩や自転車による避難のほか、災害時要援護者を乗せた車両による避難など、それぞれの状況にあった避難方法
をとっていました。

そこで気づいたことですが、声掛けの良さには驚きました。仙台東部道路の避難階段(津波避難場所)を目指して走りながら、大きな声で

「○○ちゃ~ん、逃げて~」

と叫んでいたことです。
声掛けされた家の方は、東日本大震災時、家の中での上階避難で無事だったのですが今回の訓練で声掛けをしたそうです。

この地域は、田んぼや畑などが多く、農作業をしているときにも、地震の発生が考えられます。腰に手ぬぐいを掛けるように携帯ラジオを腰などに掛けて作業しながら情報収集していただくのもいいです。

津波からの避難は、避難場所に着いてからの情報発信が大切です。
津波が来るまでの間、避難していない人がいれば携帯電話で連絡するとか、非常持ち出し袋に入れているホイッスルなどをみんなで一斉に吹いて、知らせるなど、津波が来るまでの時間を最大限に活用してほしいです。

このように東日本大震災の教訓を生かした訓練が各地域でも実施されています。

共助の助け合いで連携をはかり、避難方法等をもう一度町内会で再確認していただきたいと思います。

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