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更新日:2016年9月20日
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仙台市は、日本のなかでは比較的降水量が少ない都市ですが、過去にはたびたび大雨による被害を受けてきました。
日付と台風の名称 | 総降雨量(mm) | 時間最大(mm) | 家屋被害(戸) | |
---|---|---|---|---|
昭和22年9月14日 |
カスリン台風 |
184 |
54.8 |
1,218 |
昭和23年9月16日 |
アイオン台風 |
351 |
94.3 |
3,007 |
昭和25年8月3日 |
|
201 |
67.0 |
5,384 |
昭和33年9月26日 |
|
186 |
24.4 |
903 |
昭和41年6月28日 |
|
137 |
56.6 |
2,799 |
昭和57年9月12日 |
|
120 |
37.0 |
455 |
昭和61年8月5日 |
台風10号 |
402 |
43.0 |
10,084 |
平成2年9月19・20日 |
|
180 |
71.5 |
2,628 |
平成6年9月22日 |
|
251 |
43.5 |
543 |
平成14年7月11日 |
|
235 |
42.0 |
129 |
戦後間もない仙台を襲った大雨は、人口や家屋が少なかった時代でも甚大な被害を及ぼす記録的な大雨でした。しかし、昭和61年8月5日の大雨(8.5豪雨)は都市化が進む中で起きたもので、近代都市の抱える問題が浮き彫りになりました。
8.5豪雨被害図
仙台市中心部や長町周辺、国道4号バイパスから東側の区域で被害が広がりました。西側の丘陵地では土砂災害などの被害が多発しました。
市立病院前は川のように
ボートを使っての救援活動
屋根まで水に浸かった自動車
水田地帯は海のように
大雨とのたたかいは、8.5豪雨が大きな転機となりました。仙台市では、河川管理者である国や県と連携して総合的な治水対策を検討し、仙台市の下水道施設ではおおむね10年に1回の大雨に耐えられるように整備を進めてきました。
雨水幹線の整備(写真は広瀬川第二雨水幹線)
雨水整備状況
青で着色した箇所は8.5豪雨時の整備状況で、赤で着色した箇所はその後整備された雨水管です。8.5豪雨当時も整備が進んでいたように見えますが、ほとんどが古くから造成された団地や区画整理で整備されたもので、おおむね4年に1回の大雨に対応した施設整備を進めていました。
8.5豪雨以降は、浸水被害の大きかった地区を中心に、おおむね10年に1回の大雨に対応した施設整備を進めてきました。現在も東部地区を中心に雨水管整備を進めています。
ポンプ場の整備
下水道整備により排水能力が向上
雨水管の整備とともに、ポンプ場の整備も進んでいます。8.5豪雨当時と比較して、仙台市内のポンプ排水能力は約8倍に増えました。建設中のポンプ場も供用開始が進む予定で、今後も排水能力が増加する見込みです。
また、雨を貯めたり地面にしみこませたりする雨水流出抑制を推進したり、浸水危険箇所でのポンプ排水や土のう設置など、さまざまな視点で雨に強い街づくりを進めています。
雨水流出抑制の推進
緊急時のポンプ排水
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