令和6年10月以降の後期高齢者医療保険料に係る特別徴収（年金から引き落とし）において、システム処理に誤りがあり、一部の方の10月・12月・2月分の保険料が年金から引き落としされないことが判明しました。

直近の年金振り込み日が10月15日となっていることから、該当する方に対し、早急に事案の説明を記載したおわび文を送付します。また、この誤りにより特別徴収とならない期間の保険料については普通徴収（口座振替または納付書払い）に切り替え、11月中旬に後期高齢者医療保険料額変更通知書や納付書を送付する予定です。

該当する被保険者の方々に深くおわび申し上げますとともに、再発防止策に向けた対策を徹底してまいります。

特別徴収（年金から引き落とし）について

特別徴収となる方

以下の条件をすべて満たす被保険者

• 年金受給額が年額18万円以上である
• 介護保険料を特別徴収で納めている
• 介護保険料と後期高齢者医療保険料の合計額が年金受給額の2分の1を超えない

特別徴収の方法

保険料は前年中の所得額等を基に算出し、7月に当該年度の保険料の決定を行います。

そのため、特別徴収は「仮徴収」（4月・6月・8月の年金から引き落とし）を行った後、「本徴収」（10月・12月・2月の年金から引き落とし）を行います。

前年度から特別徴収の場合【1回あたり仮徴収額＝前年度2月の徴収額】

（例）年間保険料が15万円の場合

（前年度）	仮徴収	仮徴収	仮徴収	本徴収	本徴収	本徴収
2月	4月	6月	8月	10月	12月	2月
20,000円	20,000円	20,000円	20,000円	30,000円	30,000円	30,000円

前年度が普通徴収の場合【1回あたり仮徴収額＝前年度の年間保険料を6で除した額】

（例）前年度の年間保険料が15万円、当該年度の年間保険料が12万円の場合

仮徴収	仮徴収	仮徴収	本徴収	本徴収	本徴収
4月	6月	8月	10月	12月	2月
25,000円	25,000円	25,000円	15,000円	15,000円	15,000円

 

誤りの概要

特別徴収者のうち一部の方について、日本年金機構に対し特別徴収を依頼するデータが作成されず、年金から10月・12月・2月分の保険料が引き落としされないため、今年7月に仙台市が送付した「後期高齢者医療保険料額決定通知書」に記載されている金額と異なることが判明したもの。

対象者等（速報値）

対象者

前年度に普通徴収だった方のうち、次の条件に当てはまる方

• 令和5年度の一定の期間（精査中）において、75歳を迎えた方
• 令和5年度の一定の期間（精査中）において、仙台市に転入した方

人数

3,356名

金額

合計　109,782,200円（10月・12月・2月分合計）

※1名当たり最大207,300円、最小100円

今年7月に仙台市が送付した「後期高齢者医療保険料額決定通知書」に記載されている10月・12月・2月分の保険料と、今年10月に日本年金機構が送付した「年金振込通知書」に記載されている、年金から特別徴収される10月・12月・2月分の後期高齢者医療保険料が異なっている方が対象です。お手持ちの通知書をご確認ください。

経緯等

10月8日（火曜日）、青葉区の被保険者から青葉区役所保険年金課に問い合わせがあり、日本年金機構から届いた年金振込通知書の後期高齢者医療保険料額について、令和6年度後期高齢者医療保険料額決定通知書に記載されていた10月分の特別徴収額が表示されていないとの指摘があった。確認したところ、システム処理に誤りがあり、特別徴収対象者のうち4月から仮徴収を開始した方について、日本年金機構に特別徴収を依頼するためのデータが作成されていないことが判明した。

同様の誤りがないか確認したところ、10月10日時点で、3,356名のデータが作成されていないことが判明している。

原因

現在、システム開発事業者において原因を調査中。

今後の対応

• 早急に該当する方へおわび文を送付する。
• 11月中旬に、今回の誤りにより、特別徴収とならない被保険者の方々に対し、普通徴収に切り替える変更通知書を送付する。
• 普通徴収に切り替わる方については、11月から翌3月の5回で保険料の納付をお願いすることになるため、口座振替の方は各月末に引き落とし、それ以外の方には納付書を送付する。

再発防止策

原因が特定でき次第、システム開発事業者と共同で、システムの再検証と再発防止策に向けた対策を徹底する。