更新日:2023年3月10日
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身体的距離の確保やマスクの着用などの「新しい生活様式」により生じる障害のある方の困りごとについて、必要な配慮等を掲載したリーフレット「『新しい生活様式』における障害のある方の困りごと」を作成しました。
新型コロナウイルス感染症を予防しながら、誰もが暮らしやすいまちをつくるため、皆様のご理解とご協力をお願いします。
全体版(印刷用)
(印刷)「新しい生活様式」における障害のある方の困りごと(PDF:1,021KB)
テキスト版
(テキスト)「新しい生活様式」における障害のある方の困りごと(ワード:18KB)
「盲ろう」とは、視覚と聴覚の両方に障害のある状態です。視覚と聴覚それぞれの障害の程度によって、「まったく見えないし聴こえない」、「まったく見えないが少し聴こえる」、「少し見えて少し聴こえる」など状況は大きく異なります。
盲ろうの方は、手のひらに直接文字を書きコミュニケーションを取るなど、意思疎通や情報取得、移動など様々な点で人や物に接触・接近することを必要としていますが、新しい生活様式により3密を避けることを求められる中、必要な支援を受けにくくなっています。
マスクの着用や手指の消毒など基本的な感染症対策を取ったうえで、その方の状態に合わせた支援をお願いします。また、接触・接近による支援を必要とする方がいるということにご理解をお願いします。
視覚障害のある方の中には、人や物との距離をつかめず、適切な距離を取ることが難しい方もいます。また、買い物の際には商品を手にとって確認することが必要な方もいます。
このように、身体的な距離を取れないことや物に触れることに対して心無いことを言われたり、消毒液や体温測定カメラの場所が分からなかったりするなどの困りごとがあります。
困っている様子の方には、「何か困っていることはありませんか?」などとお声がけをお願いします。また、可能な範囲で手引きをしたり周囲の情報を伝えたりするなどの支援をお願いします。
聴覚に障害があり、聴こえない・聴こえにくい方は、相手の口の動きや顔の表情から話の内容を読み取ることが多いため、マスクを着けていると情報が伝わりにくくなっています。
また、感染防止対策としてビニールカーテンなどが使用されることにより、聴こえにくい方はさらに話が聴き取りにくくなることがあります。聴こえない方は、マスクで口元が隠れていることで口の動きが見えないため、話しかけられているかどうかも分かりません。
マスクを外せない場合には、筆談や身振り、指差しによる説明などの対応をお願いします。
発達障害や知的障害のある方などの中には、外部の刺激に敏感なため、マスクなど肌に触れる物を着用することに苦痛を感じる方もいます。マスクを着用していないことで、注意を受けたり冷たい視線を向けられたりするといった困りごとを抱えています。
マスクの着用が難しい方もいることを知っていただき、十分な距離を取るなど、代わりの手段による柔軟な対応をお願いします。
会話を控えることが求められている場所でも、障害特性により突然声を出してしまうこともあります。
「障害特性により突然声を出してしまう方がいる」ということを理解することが、障害のある方の負担軽減につながります。また、会話を控えることが求められる場所だということを、写真やイラストなどを使って分かりやすく具体的に示すなどの配慮をお願いします。
精神障害、知的障害、発達障害のある方の中には、障害の特性によって感染症への不安をより敏感に感じる方もいます。
困っている様子の方には、「何か困っていることはありませんか?」などのお声がけをお願いします。また、ゆっくりと分かりやすい言葉で肯定的に説明することで、不安を軽減することができます。
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