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更新日:2024年9月12日
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性感染症とは、性行為によって感染するいろいろな病気のことをいいます。
STI(Sexually Transmitted Infection)、STD(Sexually Transmitted Diseases)といわれることもあります。
具体的には、性器クラミジア、淋菌、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、梅毒、HIV感染症/エイズなどがあります。
正しい知識とそれに基づいた個人個人の適切な行動により性感染症を予防しましょう。
性的接触により、だれもが感染する可能性があります。
感染していても無症状であったり、比較的軽い症状にとどまることが多くみられます。
治療をしないで放置したり、治療を中断すると、不妊などの原因になることがあります。
本人が治療しても、パートナーが感染していれば、再感染の可能性があります。パートナーと同時に治療を行うことが重要です。
病名 |
潜伏期間 |
病状と経過 |
---|---|---|
性器クラミジア |
1〜3週間 |
(男)無症状のこともあるが、排尿時の痛み、尿道の不快感、かゆみなどの症状が出る。(女)自覚症状があまりない。子宮頚管炎や不妊につながることがある。 |
淋菌 |
3〜10日 |
(男)尿道炎をおこし、膿などの分泌物や排尿時の痛みがある。(女)おりものの増加、子宮頚管炎として発症し、不妊につながることもある。 |
性器ヘルペス |
2〜10日 |
無症状の感染者が多く、ウィルスが潜伏して再発を繰り返す傾向がある。外陰部の不快感・かゆみに続いて、発熱、倦怠感、リンパ節の腫れ、強い痛みを伴った水疱や潰瘍ができる。(女)強い痛みのため、歩行や排尿が困難になることがある。 |
尖圭コンジローマ |
数週間〜3ヶ月程度 |
性器・肛門周囲にカリフラワー状のいぼが増え、おりものの増加、かゆみ、痛みも伴う。大きないぼになった場合には、外科的治療を行う。 |
梅毒 |
3週間程度 |
梅毒は、長期にわたり症状が現れたり潜伏しながら下記のとおり進行する。
|
※コンドームは熱や摩擦に弱いため、ハードケースに入れて持ち歩きましょう。
※防虫剤と一緒に保管すると、化学反応を起こして破れやすくなります。
平日8時30分~17時まで、各区役所保健福祉センター管理課で電話相談を受け付けています。
または、お近くの医療機関(泌尿器科、産婦人科・婦人科、皮膚科)へご相談ください。
仙台市では、無料・匿名でHIV検査・性感染症検査を実施しています。詳しくは「エイズ(HIV)・性感染症検査」のページをご覧ください。
エイズ(AIDS)は後天性免疫不全症候群(Acquired Immunodeficiency Syndrome)の略。
HIV(Human Immunodeficiency Virus:ヒト免疫不全ウイルス)の感染で白血球の働き(免疫)が破壊され、体内に侵入してきたウイルスや細菌などの繁殖に対して、抵抗できなくなってしまい、さまざまな病気を引き起こした状態をいいます。
HIV感染は感染者のHIVを多く含んだ体液の接触により起こります。
HIVを多く含んだ体液は、(1)精液、(2)膣分泌液、(3)血液、(4)母乳の4つだけです。
それ以外の体液(汗、涙、だ液、尿など)の接触による感染の可能性はありません。感染は以下の3つの感染経路に限られています。
(1)性的接触による感染 |
性行為による感染は最も多い感染経路です。(全体の約8割)(男女間・同性間を問いません) HIVは、主に血液・精液・膣分泌液に多く含まれています。HIVは感染者の血液・精液・膣分泌液から、その性行為の相手の粘膜や傷口に入りこんで、感染します。 |
---|---|
(2)血液を介した感染 |
HIVに感染した血液の輸血や、薬物(覚せい剤)の静脈注射などの注射器の回し打ちにより、共用した人たちに感染します。 |
(3)母子感染 |
母親がHIVに感染している場合、妊娠中・出産時・授乳時に赤ちゃんに感染することがあります。※現在は、妊娠中の抗HIV薬の服薬や帝王切開などにより、赤ちゃんの感染の可能性をかなり下げることが可能です。 |
HIV感染
↓
急性症状(感染から数週間以内)
一時的な風邪様症状(症状がでない場合もあります。)
↓
無症候性キャリア(6ヶ月〜10年程度)※無症状の期間には個人差があります
無症状ですが、体内でのHIVは増えていき、徐々に免疫が下がっていきます。
体内にはHIVを持ち、(本人は自覚症状がないため、無自覚に)相手にうつしてしまう可能性があります。
↓
エイズ
免疫力が低下し、日和見感染、悪性腫瘍、神経障害を伴った症状がでます。
※HIV感染症の治療薬・治療法は飛躍的に進歩し、エイズの発症を予防したり遅らせたりすることができるようになりました。また、発症しても治療で免疫力を再び高めることが可能です。
せき、くしゃみ・ペット(犬・猫など)・握手・蚊やその他の昆虫類・公衆電話・つり革・手すり・おしゃべり・お金・便座(洋式トイレ)・タオルやクシ(日用品からうつることはありません)・プール、入浴・食器・機器類や用具などの共用・一緒に働く・一緒に食事をする・性行為以外の体の接触
※日常生活での感染や空気感染、飛沫(ひまつ)感染はおこりません。
安全な性行動を選択するなど自分で注意することが唯一の予防方法です。HIV感染は予防できます。感染の危険はだれにでもあります。正しい知識を身につけて、安全な性行動を選択しましょう。
コンドームを正しく使用する
詳しくは「コンドームの正しい使い方」へ
日常生活の留意点
薬物(覚せい剤)に絶対に手を出さない
専門の医療機関で定期的な診察を受けましょう。
エイズの発症を防ぐために、以下のことを注意しましょう。
カウンセリング(相談)の利用も可能です。
<エイズ東北ブロック拠点病院>
独立行政法人国立病院機構仙台医療センター(外部サイトへリンク)
<民間支援団体>
他人に感染させないようにしましょう。
性行為以外の日常生活でHIV感染する可能性はありません。いままでと同じ態度で接しましょう。
(詳しくは「こんなことではHIVに感染しません」へ)。
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