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更新日:2023年3月10日

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ホシザキ東北株式会社(令和5年3月掲載分)

育児休業を取得し、子育てをされた当事者として、ホシザキ東北株式会社で勤務される男性社員お二人にインタビューを行いました。(記事は2回に分けて掲載します。)

会社概要

ホシザキ東北株式会社
全自動製氷機、業務用冷凍冷蔵庫、食器洗浄機をはじめとする各種業務用厨房機器の販売、メンテナンスを行っています。
住所:宮城県仙台市青葉区昭和町2-38
電話:022-728-9511

写真(ホシザキ東北株式会社)

社内での取り組み

ホシザキ東北株式会社は、「仕事と子育てを両立しやすい職場づくりに積極的に取り組んでいる企業」として、2015年4月、全国で初めて「プラチナくるみん」の認定を受けました。同社では、ライフワークバランスの取組みの一環として、男性の育児休業の取得を積極的に勧めています。

同社の育児休業取得までの流れとしては、配偶者が妊娠し安定期に入ったら会社に報告、上長と休業予定期間を相談、子どもが1歳を迎えるまでに休業を取得することとしており、14日間以上の取得で「育児休業奨励金」を支給する会社独自の制度を設けるなど、社員が安心して休業できる環境を整備しています。

現在も、小規模の営業所での取得体制の整備、第2・3子の際の取得推進など、よりスムーズな取得に向けて取り組みを進めています。

育児休業は社員の家族はもちろん、会社全体にもいい影響をもたらすものに。

写真(インタビュー時)
仙台北営業所 営業所長 舟越 貴洋様

 

営業職の舟越さんが、育児休業を取得したのは、お子様が11カ月を迎えた2017年11月。同社では、営業に限らず、サービス、事務というどの職種でも、業務の引継ぎや割り振りについてノウハウが蓄積され、安心して休むことができる体制が整備されています。

現在と同じように、当時も“育児休業を取ることは当たり前”の雰囲気があったそうで、舟越さんは「妊娠安定期に入ったのを機に上司に報告した際には、『おめでとう』のあとにすぐに、『いつ育児休業を取るの?』と声をかけられました。それがとてもありがたかったです」と振り返ります。育児休業の日程を決定して、その1カ月前には上司に報告、直前の2週間で業務を先輩や後輩に引継ぎ、2週間の育児休業を取得しました。

お子様が11カ月のときに育児休業を取得した理由としては、「妻が里帰り出産だったので、生まれてすぐには取得の必要がなかったのですが、子どもが動けるようになって目が離せなくなったことや、離乳食づくりが始まったこともあって、妻の負担が増えてきたのを感じました」と明かします。
「休業に入ってすぐは、お父さんが日中に家にいるという状況に子どもが戸惑っているようでした(笑)。子育ては思い通りにいかないことが多く、妻の日中の苦労を知ることができましたし、一日一日があっという間でした」と育児の難しさを実感した一方で、「働いているときには気づくことがなかった、子どもの表情や成長を見ることができました。それは子どもとの一生に一度の思い出です」と、休業を取ったからこその思いについても語ってくれました。

   子育て中の舟越様

育児休業を経験して、育児と家事の両立の難しさを痛感したという舟越さんは、その後の仕事や家庭との向き合い方にも変化があったと言います。「仕事と家庭の両立に必要なのは、毎日、家庭に費やすことができる時間をどれだけ作れるかだと思います。家事についても、何時に帰ったとしても、その時出来ることを全力でやるようになりました。家庭とのバランスがしっかりとれなければ、気持ちよく仕事もできません」。また、後輩に対して「上司や同僚への感謝の気持ちを忘れず、遠慮なく取得してほしいです。育児休業を取ってマイナスなことは一つもありません」とメッセージを送ります。

さらに、この育児休業を通じて会社に対する信頼感が強くなったとも。「社員の家庭についても考えてくれるような、いい会社で自分が働いているという自信につながりました。それによって会社への信頼はさらに厚くなり、上司からの指示が多少難しいものであっても受け入れられる気持ちが生まれると思います。社員のモチベーションアップにもつながっており、会社全体としても実績にも表れているのではないでしょうか」。

社員やその家族にとってはもちろん、育児休業の取得が会社全体の士気向上につながっていくという貴重なお話を聞くことができました。

写真(仕事中の様子)

お問い合わせ

こども若者局総務課

仙台市青葉区上杉1-5-12上杉分庁舎8階

電話番号:022-214-8790

ファクス:022-214-5010