ページID:73885

更新日:2024年3月29日

ここから本文です。

株式会社 河北新報社

独自の休暇制度を設けるなど、育児休業取得に積極的に取り組む 株式会社 河北新報社 に勤務し、5か月間の育児休業を取得した 岩田 健太郎さん にお話を伺いました。

会社概要

株式会社 河北新報社

東北最多の発行部数を誇る新聞「河北新報」を発行。地域に密着した報道姿勢で、政治・経済・文化・スポーツなどのニュースを発信しています。

住所:宮城県仙台市青葉区五橋1-2-28

電話:022-211-1447(読者センター)

 

お話をお伺いした方

デジタル戦略室 主任 岩田 健太郎さん

オフィスでの岩田様

社内での取り組み

株式会社河北新報社は、子どもが原則1歳になるまで取得できる「育児休業」に加え、子どもの誕生から8週間以内に最長4週間取得できる「産後パパ育休」の活用を促すなど、社員の育休取得に積極的です。また、独自の制度として、配偶者の出産の付き添い等のための「配偶者出産特別休暇」も取得できます。休業期間中には公的な給付金に加え、会社からも補助金があり、収入面での不安も軽減。育児休業の取得率は2022年以降、男女とも100%を達成しています。

また、社員向けの「出産&育児ハンドブック」には育休取得手続きの詳細な説明のほか、新聞社らしく実際に育休を取得した記者によるレポートが掲載されているなど、育児休業が取得しやすい環境が構築されています。

育児休業取得社員の声

長期取得のモデルケースに

インタビュー中の岩田様河北新報社でニュースサイト「河北新報オンライン」の安定稼働と、改善のための技術サポートを担当している岩田さんは、2人目の子どもの誕生を前に、育児休業を取得することを決めました。「会社として男性の育児休業の取得を推奨していましたし、ハンドブックで約半年間、育児休業を取得した人の記事を見ていました。上の子も幼いことから、私も長期で取得しようと思いました」と話します。岩田さんが育児休業した期間は5カ月間。社内では最長に近い期間ということもあり、上司に報告した際には「貴重な経験だから楽しんで」と声を掛けられ、人事担当者からは「長期の育児休業取得のモデルケースになってください」と言われたそうです。「育児休業の申請から引き継ぎまで、まったくネガティブな空気は感じませんでしたね。出産が予定日から遅れた際にも柔軟に対応してもらえましたし、期間中の収支のシミュレーションも事細かにしてもらえました。休業中は会社から業務連絡がくることはありませんでした」と全社的な協力体制についてお話しいただきました。

家族に向き合えた育児休業

育児休業中は、主に2歳の長女の面倒を見ていたという岩田さん。「午前中は長女と公園や児童館などで思いっきり遊び、昼食後に寝かしつけてから、赤ちゃんをベビーカーに乗せて買い物に行くというのが基本的な過ごし方でした」。しかし、反省点もあると言います。「妻は赤ちゃんに注力し、私は長女が寂しくないようにすればいいと思い込んでいました。しかし妻から『自分だって長女の成長を感じたい』と言われてしまい、その時間作りを怠っていたことに気付かされ、子どもだけではなく妻にも目を向けるべきだったと思いました」。そう振り返る岩田さんですが、新たな発見もありました。「私は料理が好きでも得意でもないのですが、たまに食事を作ると、簡単なものでも妻が大変喜んでくれたんです。買物に10回行くより1品おかずを作る方がインパクトが大きいようで、可能な限り料理をしようと思いました。得手不得手ではなく、行動することが大切だと学びましたね」。育児休業中、岩田さんは「家族と100%向き合えた」と振り返ります。「赤ちゃんに笑いかけたら笑ってくれたり、些細なことでも子どもの成長を感じることができてうれしかったですね」。お子様と過ごす岩田様

 

復帰後の意識の変化

職場復帰後、岩田さんは勤務時間の使い方をより意識するようになったといいます。「育児休業を取得したことにより、仕事と家庭を両立するためには、とにかく早く家に帰ることが一番だと思うようになりました。そのために時間の使い方を工夫して残業が発生しないように心掛けています。今のところ、周囲のサポートもあって定時で帰れており、家族との時間を楽しめています」。育児休業の長期取得のモデルケースについて「なれるかはわかりません(笑)」と謙遜する岩田さんですが、育児休業期間中に得られた経験や気付きは、今後の仕事や家族との時間をより充実したものにする糧となっています。お仕事中の岩田様

 

 

 

お問い合わせ

こども若者局総務課

仙台市青葉区上杉1-5-12上杉分庁舎8階

電話番号:022-214-8790

ファクス:022-214-5010