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更新日:2017年5月24日

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市立中学校生徒自死事案について市長による再調査を行います(発表内容)

平成29年5月24日

 

平成28年2月に発生した市立中学校生徒の自死事案につきまして、いじめ防止対策推進法に基づく市長による再調査を実施することといたしましたので、お知らせします。

この件につきましては、今月8日に教育委員会より、いじめ問題専門委員会の答申と再発防止策について報告を受け、併せてご遺族の所見書を頂戴しているところです。これらの内容を精査し、検討を深めてまいりましたが、いくつかの視点から再調査の必要があると判断したものです。

まずこの事案につきましては様々な制約がある中で、専門委員会においては、できる限りの調査を尽くしていただき、調査の内容についても国のガイドラインに沿った適切なものであったと受け止めております。

しかしながら限られた人数の委員による調査ということもございますし、いじめの実態や学校側の対応については、ご遺族の認識と答申との間に意見の隔たりがあることも事実です。再調査において新たな視点から、あらためて具体的な状況に関する情報を収集し、検証することにより、事態をさらに多面的に深く掘り下げることができればと考えているところです。

また答申でも指摘がございました、生徒さんの個別の事情を踏まえた対応のあり方といった課題などにつきましても、再調査の中で専門的な見地から考察を深めていただき、再発防止に向けてより踏み込んだ提言を頂戴できればと期待しております。

今回の再調査により、本事案の全容の解明に一歩でも近づけるよう、また今後の再発防止に向けた取り組みの大きな一助となるよう、私自身、力を尽くしてまいる決意でございます。

 

仙台市長 奥山 恵美子