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更新日:2018年6月4日

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地域経済の持続的な成長に向けて二つの新たな指針を策定します(質疑応答)

平成30年6月4日

 

(1)今回の二つの新たな指針の策定に関し、市長の意向はどのあたりに反映しているのか伺う

そもそも今回このような形を取らせていただくのも、企業の皆さんたちの人材不足がかなり深刻化しているという問題もございます。それからIT技術が大変進歩、進展しているというふうなこともあります。また経済のグローバル化といった経済を取り巻く環境というのは、本当に刻一刻と変化をしている中で、日本は、この仙台も例に漏れずですが、人口減少の時代に突入していくわけです。市場規模が縮小していくのは避けられないという状況もあり、本当に経済全体の大きな分岐点にあるのだろうという認識をしています。この厳しい局面で、これを反転させてチャンスと捉えて仙台が持続的に輝いていくためにも、そしてまたこの東北全体を引っ張っていくためにも、今回こういう形で新たな成長戦略というのを取りまとめていくべきであろうと、そのように思ったところです。

具体的にどのようなものが出てくるのかということにつきましては、やはり地域の経済を活性化していくには、地域で実際に経済活動を行っていらっしゃる経営者の皆さんたちの思いと方向性が違っていたのではいけませんので、その思いを方向性というのを軌を一にしていかなくてはいけないという思いもあり、ここは丁寧にお話を聞かせていただきたいと思っているところです。

 

(2)市長と地元経済界による懇話会と交流人口ビジネス活性化懇話会において意見を聞いたうえで、市長の考えや意向を骨子案に盛り込むということか

そうですね、いろいろ頭の中にないわけではありませんけれども、これも地元の皆さんたちがどういうふうにお考えになっていらっしゃるのか、ご自身が実際に経済活動をしていく上で何が足りないと思っていらっしゃるのか、あるいはここは良いと思っていらっしゃるのか、それらも含めた上で取りまとめていきたいなと思います。

 

(3)仙台経済成長デザインと新しく策定する指針との関係について伺う

これまで実施してきたものについては、例えば仙台市の基本計画や仙台市政策重点化方針等々の基本的な考え方というのは踏襲しているわけですけれど、今申し上げたような刻々と変わる時代背景や状況に即して対応していきたいという思いです。もちろんこれまでやってきたこと、効果が上がったところ、あるいは課題は何であったのかというこの検証も重要であると思っていまして、併せてやっていきたいと考えています。

 

(4)交流人口ビジネス活性化戦略の策定は市長の発案なのか

先ほども申し上げましたように、これから人口が少なくなっていく中で、特に東北は急激に人口が少なくなっていくという将来推計も出されている中で、それをいかに食い止められるのか、また経済を活性化していくためには、やはり外からどのように人を呼び込むのかというのが重要なキーワードになってくるのだろうと思います。そういう意味におきまして、さまざまな交流人口拡大に関わるビジネスがあるわけです。

今までは観光ということを柱に据えていたわけですけれど、観光と一口に言ってもいろいろと多様化しているという面もありますし、観光に関わってくるさまざまな業態というのもあろうかと思いますので、それらを含めて交流人口の拡大に関わるビジネスを総合的に見て活性化を図っていきたいという思いです。

 

(5)新たな経済成長戦略と交流人口ビジネス活性化戦略を別々に策定することにしたのは、市長の発案なのか伺う

はい。

 

(6)二つの戦略を策定することで施策をパッケージ化して予算を組むことになるのか

1月頃というふうに策定時期の目標を立てましたが、予算に関わってくるところも多いと思いますので、これも骨子がまとまれば、いろいろと議会の皆さま方にも伺いながら取りまとめていきたいと思っています。