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更新日:2019年9月4日

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いじめに係る重大事態に関する再調査について(発表内容)

令和元年9月3日

 

平成29年4月に発生しました、市内の市立中学校における自死事案につきまして、いじめ防止対策推進法にのっとった市長による再調査ですけれども、これは実施しないことにいたしましたのでお知らせをいたします。

8月28日に教育委員会から、今般のいじめ問題専門委員会の答申と併せて教育委員会でまとめた新たな対応策について報告を受けました。またさらにご遺族の所見書を頂戴したところでございます。これらの内容を精査いたしまして主に2つの点から再調査は実施しないことと判断したものであります。

一点目は、有識者によるいじめ問題専門委員会において、法にのっとった適切かつ丁寧な調査を行っていただいたということです。29回に及ぶ会議の開催、それから20回にわたる関係者へのヒアリング、できる限りの調査を尽くしていただいたと、このように受け止めております。また再発の防止に向けたご提言も頂いておりまして、教育委員会がまとめた新たな対応策は、これら専門委員会からのご指摘を踏まえたものと認識しております。

そして二点目ですけれども、ご遺族から専門委員会の調査結果は受け入れられるものであって再調査は希望されない、との所見をいただいたことです。私といたしましては、お子さんが自ら命を絶たなければならなかった、その理由の解明について誰よりも望んでおられたご遺族のお気持ちを受け止めまして尊重することが適当と考えております。

今回の事案については再調査は行わないことといたしましたけれども、頂きました数々のご提言をかみしめて再発防止に向けた対応策を着実に進めるとともに、いじめ防止に向けた考え方や施策が教育現場などに浸透するように、私といたしましても最大限努力をしてまいります。

 

仙台市長 郡 和子