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更新日:2020年1月30日

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発表項目以外の質疑応答の概要(令和2年1月29日)

令和2年1月29日

 

※質問項目ごとに整理しているため、実際の質疑応答と順番が異なる場合があります。

 

平成28年2月の中学生自死事案について

Q1

来月の3日で南中山中学校の生徒さんがいじめを苦に亡くなられてからちょうど4年になります。命日を前に市長からコメントがあればお願いいたします。

A1

一つの案件であります。そちらの事件というか事案の後、私自身は実際にお悔やみに参ったところでございます。幾つか案件がある中で唯一お悔やみができたところでございます。いずれにいたしましても、同じようなことが起こらないように、気持ちを新たにして、またさまざまな施策に取り組んでまいりたいと思います。

 

Q2

市長就任以来、さまざまないじめ対策の施策を打ってこられたと思いますが、現時点での評価と、あといじめ対策において課題と考えられていること、今後も重点的にどういった面で取り組まなければいけないのかと考えていることについてお願いいたします。

A2

今年度4月1日にいじめ防止の条例を制定、施行することができました。今、市役所も全庁挙げて取り組みを進めておりますし、さまざまなところで地域の皆さまも含めていろいろなお話し合いをさせてもいただいているところです。そして今般新たに、もっと相談しやすい場所をということで、新たな相談窓口を設置することにいたしました。いずれにいたしましても、仙台市、市民の皆さまを含めて、総力を挙げてこれは子どもたちの育ち、学びというのを支えていかなくちゃいけない、これはあの時から始まって今日まで続く思いでありまして、さらに力強く踏み出していく来年度にしたいと思います。
それぞれ学校現場におきましてもさまざまな取り組みが進められておりますので、一定の効果は上がっているものと認識をしておりますが、やはり子どもさんたちが今ももしいじめに苦しんでいるということがあれば、みんなで守ってあげられるんだよ、守っているんだよ、みんなが君たちのことを見ているんだよという、その思いを発信できるようにしていきたいと思います。

 

 

新型コロナウイルス関連肺炎について

Q3

今、中国の新型コロナウイルスの肺炎がかなりまん延していて、皆さん非常に心配になっているかと思うのですけれども、現状の仙台市の対応ですとか、あと水際対策ですとか、今後もし発症者が出た場合の対応など、どのような体制があるのか教えていただけないでしょうか。

A3

昨日、日本国内でも武漢に滞在歴のない方の感染が確認されたわけです。人から人への感染の強さというのを改めて認識いたしました。本市においても、昨日の指定感染症の閣議決定を受けまして、自治体としてどのような対応ができるのかということで、危機管理のレベル1ということで対応を始めております。それ以前から、もう既に医療機関とのさまざまな情報共有ですとか庁内での情報共有というのを密に図っていくという体制をとっておりましたけれども、なお1ランク上げて危機管理のレベル1ということで対応方行っているところです。
市民の皆さま方にはいろいろな相談に応じるという窓口、あるいはホームページやツイッターなどを使って注意喚起を行わせてもいただいているところです。早期に、かつ適切な対応ができるように、さらに情報収集に努めてまいりたいと思いますし、医師会の皆さま方、医療機関の皆さま方とも連携し、また県その他の税関等を含めましての行政機関とも連携を深めていかなくちゃいけないと思っているところです。春節ということもあって本市にも観光客の方々が多く訪れる時期を迎えているわけですし、いつ発症された方が出てくるかということもないとは言えない状況であるという危機感を持って取り組んでいきたいと思っております。

 

Q4

市長は先週タイの方に行かれていましたが、そちらでは何か新型肺炎について周りで何かそういう方がいらっしゃったとかありましたか。

A4

タイの出張前にこの件については対応を取っていこうということで話をし、体制をとりました。タイでも感染者がおられて、日本大使館の皆さんたちもお話をする機会があったのですけれども、そういう中でいろいろと滞在中、注意しながら行動しましょうねということでやってまいりました。マスクをする、手洗いをする、普通の風邪やインフルエンザと同じように、対応をまずは訪問団で一緒にするということで対応してきたところです。タイでもそうですね、マスクをされている方は随分多かったと思います。

 

Q5

指定感染症の二類となれば、仙台市立病院でも受け入れることになると思うのですけれども、そちらに対しての指示などを市長としてされていればお願いします。

A5

もちろんです。対応するベッド数の確認もさせていただいた上で、もし万が一のケースがあれば対応を取るようにというお話をしているところです。

 

Q6

先ほど春節で観光客がいらっしゃる時期とおっしゃいました。一方でやはり中国から来る観光客の方が減っているというお話もあります。観光面への影響という意味ではどういうふうに受け止めていらっしゃるでしょうか。

A6

現実どのぐらいの量が減っているのかという詳しいところの報告は受けてはおりません。データも持ち合わせていないわけでありますけれども、やはり自粛をされるケースもそうでしょうし、既にキャンセルも入っているという報道も目にするところです。そういう意味では、この時期にこれまでも仙台に来られる中国系の皆さま方が多かったわけですから、影響が出てくるであろうことを想定はしております。

 

Q7

仙台市立病院の受け入れというのがあるかもしれないということで、今後、市立病院で受け入れに関する訓練みたいなものとか、何かそういうようなご予定があるかどうか、もしあれば教えていただけないでしょうか。

A7

これも通常どおりの感染症病棟では訓練も行われている、それなりのことはやっているというふうに私は認識しております。今回の二類感染症ということですが、十分に対応できると思っております。

(健康安全課長)

昨日、新型コロナウイルス感染症を指定感染症として定める政令というのが制定されておりますが、こちらの中で二類ということではなくて、指定感染症という類型に指定をされた上で、対応として二類相当の対応をするという形になりますので、ご説明をさせていただきます。
(二類相当の対応とは)基本的に入院勧告ができるとか、就業制限ができるといったところが二類に相当するのですけれども、その他に収容する医療機関としましては第二種感染症指定医療機関、第一種感染症指定医療機関、この2つになるというところでございます。市立病院が第二種感染症指定医療機関に指定されています。

 

 

県有施設再編について

Q8

宮城県美術館の関係で、知事との調整会議が31日に迫っております。県有施設の再編に関して、宮城県美術館が主要テーマの一つだとは思っているのですけれども、立地する仙台市の市長としてどんな意見を知事に伝えるのか、改めてお伺いしたいと思います。

A8

まだ31日を前にして、こういうことをお話し申し上げるということを言ってしまったらば会議を持つ意味合いも無くなってしまうかと思います。仙台市としてのいろいろな考え、また市民の皆さま方から入ってきているお声などを踏まえた上で知事とはお話をさせていただきたいと思っております。

 

Q9

その市民の声に関してなのですけれども、宮城県美術館の移転に対して反対の声が日に日に高まっていると思います。ここ数日でも東北大の先生方が移転中止を求める要望書を県に出したり、昨日も宮城県芸術協会の方々が現状維持を求めているようで、そういった一般市民の他に専門的知見がある人たちが反対を求めている、こういった動きを市長としてはどういうふうに受け止めていますか。

A9

この間、長い間あの立地の場所で親しまれてきた、しかも建造物としても大変すばらしいものであります。そういう意味で市民の皆さま方の熱い思いというのがあるのだと思います。一方で、県がご提案されている複合的に新しく造るのだという、そのメリット、デメリットの詳細というのがどこまで知らされているのかというと、やはりそこのところも不十分なのではないかと思います。いろいろなご意見があって事がなっていくのだと、結実していくとすれば、もう少し県にもいろんな情報を出していただきたいというのがごく一般論として申し上げるべきところであろうと思います。

 

Q10

説明が不十分だというのは、県に対しても改めてお伝えしたいという受け止めでよろしいですか。

A10

丁寧に説明をしていただけるように、ということは言わせていただくつもりですけれども、詳細については31日を前にしてここで申し上げるのは差し控えたいと思いますし、これからまたいろいろ整理しなくちゃいけない点もあろうと思っております。

 

Q11

明確にしないとおっしゃっている中で聞くのも恐縮なのですけれども、単に市民の声がこういうのもありますというふうにお伝えするだけであれば事務方でもできると思うのですけれども、首長として再編する方針に対して一定のスタンスを明確にしてお伝えすることは大事かなと思うのですけれども、そのあたりどういうふうなお考えで31日を迎えようと思っていますでしょうか。

A11

それもこの場で申し上げるのは控えさせていただきます。

 

Q12

県美術館の移転について、31日にどういうお考えを示されるかではなく、今時点でどういうふうにあの辺のまちづくりをどう考えているかというのをお聞かせいただければと思うのですが。というのも、市がやってきたまちづくりと県美術館の移転との整合性がとれないのじゃないかという懸念をしている市民もたくさんいまして、博物館の整備ですとか、あとは青葉山公園の整備なんかもこれから始まりますし、青葉山とか川内とか支倉町とか、あの辺一帯の文教地区のまちづくりに関して、今時点のお考えをお聞かせください。

A12

おっしゃられるように、あの地域は文教地域であるということで整備が進められております。また、新たに移られる予定になっている医療センターの跡地につきましては、仙台市としてもいろいろな都市開発の規制もかかっているわけです。それらも踏まえて、どんなふうにされるのかということについては、私どもの思っているところについてはお話をさせていただくつもりでおります。仙台市として文教地区をどういうふうにしていくのかという次のステップに向けたご質問だとすれば、それはまだ答えられないというふうに思います。

 

仙台市長 郡 和子