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更新日:2020年10月29日

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発表項目以外の質疑応答(令和2年10月28日)

令和2年10月28日

 

※質問項目ごとに整理しているため、実際の質疑応答と順番が異なる場合があります。

 

女川原子力発電所の再稼働について

Q1

女川原子力発電所について伺いたいと思います。女川原子力発電所2号機の再稼働をめぐっては、村井知事が来月11月に予定されている市町村長会議で各首長の意見を聞くとしております。仙台市も女川原子力発電所で重大事故などが起きた場合は避難者の受け入れなど大きな影響があると思います。郡市長は女川原子力発電所の再稼働に賛成なのか反対なのか、どのような意見を知事にお伝えするおつもりでいらっしゃいますでしょうか。

A1

まず(女川原子力発電所の)再稼働についての判断を仙台市長ができる立場ではありません。そのことがまず大前提でございます。その上でいろいろな意見があるのも承知をしております。それ(市町村長会議)については、11月というふうに知事もおっしゃっていましたけれども、まだ正式にご案内は確認をしておりません。いずれにいたしましても、多くの皆さんたちのご意見を聞かせていただいてから判断をするというその知事のお考えというのは尊重し、歓迎もしたいというふうに思います。私もぜひいろいろな市民の皆さま方、県民の皆さま方の声を聞き取っていただいた上でご判断をいただきたいと、このように思っています。

 

Q2

仙台市長としてのご意見はまだ固まっていないということでしょうか。

A2

私自身が、再稼働に賛成、反対ということを申し上げ判断をする立場ではないということがまずございます。その上で、私の思いあるいはこの間いろいろな方々からお聞きした思い、それらも踏まえた上でお話をさせていただこうと考えています。

 

Q3

賛成、反対に限らず、市長としてはどのような意見を知事に伝えたいと思っておりますでしょうか。

A3

以前も定例会見の場でもお話し申し上げたかもしれません。福島第一原子力発電所の事故の過酷さというのを国会議員の時代に目の当たりにしてまいりましたし、その影響というのが広範に及んで今もなお続いている、これは紛れもない事実であります。そして、それらの経験を基に教訓を基に今あるのだというふうに思っております。ゆくゆく原子力発電所からは卒業していくというふうなことが必要であろうと、再生可能エネルギーで賄えるということが望ましいのだというふうに考えておりますが、現状どうであるのか、そしてまたそれぞれの自治体の皆さんたちが、住民の方々がどのようにご判断をするのか、それらも総合的に勘案していく必要があるのだろうというふうに思っているところです。

 

Q4

村井知事が意見を聞くという前段に、県議会で(女川原子力発電所の)再稼働に賛成する請願が採択されたと思うのですけれども、県議会でのその動きについての受け止めと、県議会で議論は尽くされたのかどうかというところの郡市長のお考えを聞かせていただけますでしょうか。

A4

県議会でどのようなご議論がなされたのか詳細を私自身確認をしておりませんので、そこについてはお話はできません。結論として県議会が出されたということ、このことは承知をしているところです。

 

Q5

これで県議会の採択によって女川(原子力発電所)の再稼働というところに対してのステップがある程度進んだというふうにも見えるのですけれども、そういった外形的な状況に関してはどのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。

A5

女川町議会でも石巻市議会でもそして県議会でも、一定の方向性が示されている結果になったというふうには思いますが、女川町長さんにしても避難のことについては国にも直接いろんなご要望を出されています。それぞれ地域住民の皆さんたちの安全・安心をいかに守っていくのか、つくっていくのかということは首長としての大きな役割ですから、その点についてはそれぞれの首長さんたちもいろんな思いがおありなのだろうというふうに認識をいたします。

 

 

新型コロナウイルス感染症関連

Q6

今回専門学校の方で起きているクラスターで、非常に外国籍の方が多いという状況にあると思います。それに関してなのですけれども、健康不安があるときとかに相談を受け付けるコールセンターですけれども、こちらの外国籍の方への対応というのはどの程度できているのかなというところを、例えば何言語対応しているだとかそういうところを教えていただけますでしょうか。

A6

(交流推進担当課長)

仙台市宮城県共同で設置をしておりますコールセンターにつきましては、24時間対応しているのが、英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語、以上の5か国語でございます。それから平日8時30分から18時まで対応しているものが、タイ語、ネパール語、ベトナム語、ロシア語、タガログ語、インドネシア語、ヒンディー語というふうに伺っております。

 

Q7

これは開設当初からということなのですかね。

A7

(交流推進担当課長)

タイ語以降のものは後から追加になったというふうに伺っています。

 

Q8

ちなみに(追加になったのは)いつかって分かりますでしょうか。

A8

(交流推進担当課長)

すみません。詳細、詳しい日時は私の方で今分からないです。

 

Q9

市長としてはこういった多言語対応もしているということですけれども、これによって外国籍の方の相談というのは十分受けられているというふうにお考えでしょうか。

A9

病気としての受け止め方などもやはりいろいろとそれぞれの感じ方というのも若干違いもあるのかもしれない旨も聞いているところでもございます。そういう意味では、本当にお困りの方はそういうふうにコールセンターに結び付くようなことをしていただけているのだというふうに思いますが、その前段階のところでどのように周知が図られているのか、そしてまた支援が届いているのかということ、まさに30日に行います意見交換の場でも確認をさせていただきたいというふうに思うところです。

 

Q10

今、病気としての受け止め方感じ方は違うかもしれないという話も聞いているということだったのですが、つまり市として風邪のような症状だとか発熱だとかがあったときに相談してほしいというふうに呼び掛けていると思うのですけれども、その辺の受け止め方、その程度だと体調不良だと感じていないというような話があるというようなことなのでしょうか。

A10

詳しくははっきりは聞いておりませんけれども、どうも今回若い方々でもありますし、そういう部分がないわけではなかったようであります。例えば、熱が上がったということがあれば少し慎重にすべきところもあるのだと思うのですけれども、すぐに熱が下がったとか少し鼻水が出ていても治ったとか、そういうようなことで見過ごしてきているというところもないわけではないのではないかと、そのように思います。

(保健所参事)

今回のケースの中で具体的に自分たちとは病気の感覚が違うのだという声を直接聞いたわけではないのですけれども、経験則といたしまして、感染症部門で例えば結核の集団感染等ございます。その際の事情聴取なんかの経験からいきますと、やはり医療機関にかかる程度というのですかね、症状の在り方とかはやはり日本人の方よりはもっとひどくならないとかからないようなところは、傾向としてはあるということ。それから今回のお話でも、実際に検査対象の範囲を決めまして、受診に当たっては現在の体調なりなんなり症状があったかとかとお聞きするのですけれども、受診の段階ではほとんどの方が無症状であるというお話をされております。一方で実際に感染が確認されまして疫学調査として細かくお話を聞いていく中で、やはりこの日に症状があったという証言が多数出てくるという状況もありまして、そういった状況的なお話からすると、自ら体調が悪いというお考えは少し日本人の方とは違うのかなというふうに考えられるというところでございます。

 

Q11

コールセンターでは多言語で対応されているということなのですが、保健所の方で調査するときはそういった多言語での対応だとかできているものなのですかね。外国籍の方が非常に多いので、先ほどからある程度日本語を学ばれた方たちだというお話もありますが、それでもどこまで話せるのかというところもあって、聞き取りの際など困っているようなこととかないのかなと思うのですが、その辺はいかがでしょうか。

A11

(保健所参事)

今回のケースでお話をさせていただくと、ある程度の日本語はおできになるという状況ですのでこちらからの質問に対してお答え等はできるようで、全く調査ができないような支障ということではございません。また一方、体制として一応通訳なりを必要とあればお願いをするところもお願いはしてはございますけど、今回については特段そういうものがなくても聞き取りが今のところできている状況です。

 

 

年末年始休暇について

Q12

国の西村経済再生担当大臣のご発言に関連してなのですけど、年末年始の休暇を企業に対して延ばしてくれという話が最初に出て、いや分散なのだという話も出たのですけれども、そちら自治体にも同様に求めるというお話だったのですけれども、仙台市としてはどのように今のところ考えられていますでしょうか。

A12

仙台市は基礎自治体ですので市民サービスを止めるわけにはいかない部分というのが多数ございます。例えば上下水道もそうですし、消防もそうですし、それから交通もガスも、いろいろございます。それから病院もあるわけでして、これらは例年、年末年始も休まずに動いているところでございます。ですからいろいろと今回1月11日までというふうなことも含めて分散化を図ってくれというようなお話ではございますけれども、今こういう感染症の状況もありそれ以外の現業以外のところでもかなり繁忙になっているところもあり、休めれば休めた方がいいのかもしれませんが休めないところだというふうに認識をしておりまして、対応の在り方については検討していかなければいけないのではないかなというふうに思っています。これだけ今まで全然休めていないのでこの機会に休める人は休んでくださいということは言えるかと思いますけれども、いかんせん一斉に休むということはできない状況であります。

 

Q13

つまり現業以外の事務的な方たちも含めて仕事始めというのは1月4日というのはそのままというか、4日ということになるのでしょうか。

A13

はい。

 

Q14

関連して文部科学大臣の方は、それぞれの教育委員会で判断してほしいというようなこともおっしゃっていましたけれども、仙台市立の学校について年末年始のお休みについてはどのようにされるご予定でしょうか。

A14

教育委員会の方もこれまでいろいろと子どもたちの行事等々も短縮したり、縮減したりして取り組んできているところでもございます。そういう意味では休みを長くしようというような判断には至っていないところです。

 

 

勾当台公園における喫煙について

Q15

昼休みなどなのですが、勾当台公園の方で喫煙者がかなりいるということが今問題になっているところでありまして、その点について、制限をするだとかどのように対応していくかというところ、何かお考えがあれば聞かせていただきたいのですが。

A15

今般、勾当台公園の中に受動喫煙についての注意を呼び掛けるお知らせを随所に貼らせていただくことにいたしました。併せて周辺の方々にも注意を呼び掛けさせていただく、その方向で今青葉区では検討しているというふうに聞いているところです。

 

 

仙台市長 郡 和子