ページID:52463

更新日:2021年2月3日

ここから本文です。

発表項目以外の質疑応答(令和3年2月2日)

令和3年2月2日

 

※質問項目ごとに整理しているため、実際の質疑応答と順番が異なる場合があります。

新型コロナウイルス感染症関連

Q1

政府が今日にも緊急事態宣言を1カ月、3月7日まで延長するようなのですけれども、こちらについてどのように受け止めていますか。

A1

今日にも(正式決定)ということであります。今11都府県に対して出されている緊急事態宣言が、一つは栃木県が外れるような報道になっておりますけれども、引き続き3月7日まで延長ということをこの後正式に決定されるというふうに承知をしております。現実、感染者の数は少しずつ減ってきているように見えますけれども、しかしそれぞれの地域で医療体制、ベッド数含めて深刻な状況はさらに続いているものと思います。そういう意味では延長ということは、ここで抑えなければなりませんので延長ということについての理解、そしてまたそれは妥当な判断であろうかなと思っているところです。

 

Q2

宮城県、仙台市の感染の状況なのですけれども、先週木曜日の会見でも少し伺ったのですが、あれからやはりまだ感染者が少ない状況が続いてきているのかなという印象も覚えるのですけれども、そういった状況も踏まえて宮城県、仙台市の感染状況というのはどのように捉えていらっしゃいますか。

A2

宮城県でも昨年末から国分町エリアでの時短要請、そしてまた1月27日からは仙台市域全域での時短要請に今ご協力をいただいております。大変皆さま方にはご苦労をおかけしているわけですけれども、今ご指摘があったように感染される新規の患者数は減少してきていると、このように見て取れます。このことは皆さま方が本当にこのことに対して真摯に向き合って、それぞれができることにお取り組みをいただいているその成果が表れてきているのではないかなと思っております。

しかし一方で医療体制というのは、新規の患者さんが少なくてもこれまでの患者さんがいらっしゃるわけで、依然として厳しい状況が続いていると聞いております。このことを考えますと、もう少しいろいろと幅広に見ていって検討していかなければならないのかなと思っているところです。これは県知事も、一定の評価をした上で今後についてどのように判断するかはこれから会議を開いてだ、というふうにおっしゃられておりますけれども、仙台市としても考え方について、病床はこういう状況であるということも併せて申し上げていかなくてはいけないなと思っております。

 

Q3

新規の感染者が減少しているというところで、今時短要請にも協力いただいているというお話でしたけれども、感染者が減っているというのはやはり時短要請の効果だというふうにお考えだということでしょうか。

A3

そればかりではないとは思います。皆さま方がそれぞれ感染予防対策をしっかりとお取りいただいているということがまずあってのことであろうと思います。ただ厳しい中で多くの営業(時間)の短縮についても事業者の方々にご協力をいただいております。これも大きな要因の一つであろう、このことは間違いないのではないかと思っています。

 

Q4

その上でなのですが、先ほどの(時短要請)延長のところに関して今後はもう少し幅広に検討しなければいけないというようなお話もありましたけれども、改めて延長するのかというところなのですが、時短の効果によってやはり感染者が低減しているということであれば、まだ続けるというところも納得が得やすいかと思うのですけれども、必ずしもその影響で下がったわけではないとなると、どうして飲食店だけにというような(声もあると思うのですが)。

A4

必ずしもというふうに申し上げているわけではありません。この時短要請にご協力をいただいている事業者の方々、それから利用客の皆さま方のご協力もあってのことだというふうにも思います。そればかりではなく一般市民の方々も外出を控えるですとか、いろんなご協力をいただいているのだと思います。その積み重ねがあって今こういうふうに少しずつ減少に転じているのだと思いますけれども、いつまたこれがどのように数字が動いていくのかということはその日々のことですのでもう少し様子を見なくてはならないのではないでしょうか。

 

Q5

仙台市全域を対象とした時短営業の要請が来週の8日の午前5時に期限を迎えると。一方で首都圏は緊急事態宣言というのを3月7日まで再延長することが決まっていると。仙台市全域の時短営業の要請というのが期限を迎えるのを前に、当然対象が仙台市のみになっているわけですから、市長のお考えとして再延長というのを考えているのかいないのか、これは当然県との話というのもあると思うのですけれども、現在の状況を見るに市長としては再延長した方がいいのかどうなのか、そのあたりの市長のお考えというのはいかがでしょうか。

A5

昨日の新規感染者の方というのは少ない数字でした。月曜日は少なく出るのが常ですから、そうかなというふうにも見もいたしました。加えて仙台というのは首都圏と直結しているまちでもあります。つまりいろいろな意味で仙台というのが関東圏と結節をしている起点でもあるし、そしてまたこの仙台が宮城県内に、あるいは東北全体のハブにもなっているということを考えますと、その数字、新規感染者の数だけで捉えることが可能かどうかということ、このところは課題としていろいろあるのではないかと思っています。

 

Q6

現状を鑑みた上で、市長としては今どういうお考えなのでしょうか。

A6

それぞれいろいろな部分を考えていかなくてはならないなと思っております。これは私自身で延長したらいい、あるいはもういいというふうなこと、今この段階で私自身の気持ちはあるとしても、さまざま専門家の方々ともいろいろとご意見をお聞きした上でいかないと、軽々しくここで申し上げることにはならないと思っているところです。

 

Q7

政府が来月の7日まで緊急事態宣言を延長する方針ということですけれども、成人式では感染拡大地域との往来は控えてほしいということで参加を見送ってほしいということだったのですけれども、今回緊急事態宣言延長ということで、この宣言地域との往来についてはどのようなお考えなのでしょうか。

A7

なるべく不要不急の往来についてはお控えをいただけるとありがたいなという、この気持ちはございます。

 

Q8

先日発表された経済対策、国分町周辺への需要喚起策ということも掲げられていたと思うのですけれども、この需要喚起策というのは、現在新規の感染者が減少傾向にありますけれども、どの段階で需要喚起策を打っていくのかというのはお示しいただけたりするのでしょうか。

A8

それはまさに感染状況が一定の落ち着きを見せたときというところだと思います。今まだ時短要請をどうするかということ、それからまたいろんなことが動いている中でいつからということを明言する段階にはございません。一定の感染状況の落ち着きが確認されて、しっかりとそれが定着したと感じるときに需要喚起策についてお示しをさせていただきたいと思います。

 

Q9

一定の落ち着きといいますと、昨今かなり低い感染者数で推移していますけれども、この推移が続いた場合は、これは一定の落ち着きというふうに見られるのでしょうか。

A9

いろいろな見方がありますからね。新規感染者の数だけで見るのか、あるいは病床がどうなっているのか、あるいはまた重症の方がどういう程度になっているのか、いろんなところを見ていかなくてはいけないのだと思います。

 

Q10

時短要請延長の話なのですが、今日は火曜日なのですけれどもいつ頃までに、判断の時期はいつ頃かというめどというのはありますか。

A10

これは県の新型コロナウイルス対策本部会議がいつ設定されるのかにもよりますので、県の方針というかこの日程が固まっていない中で私もいつまでというふうにはなかなか、それに間に合うように私どもも考え方をお伝えしたいと思います。

 

Q11

新型コロナウイルスに絡む話題なのですけれども、郡市長はご自身とあと特別職の給与を確か昨年の7月から今年の3月までという期限を設けていわゆる給与カットをされていると思うのですけれども、3月で期限を迎えるということでその先をどうされるおつもりなのかなというところを伺いたいのですが、お願いします。

A11

これもさまざまな状況を勘案しながら判断していこうと思っております。

 

Q12

現時点ではおっしゃれることはないということですか。例えばどちらかというと継続ということなのか、それとも状況が変わったのでやはりここで(給与)カットはやめるということなのか、あるいは拡大する方向なのか縮小する方向なのか、もう少しだけお願いします。

A12

今いろいろと他のところなどもどういうふうな状況なのか見ているところです。ただ市内の経済状況、特にサービス業が多くて大変ご苦労なさっている皆さんたちが多くいらっしゃるのも事実です。いろんなところを見ながら適切なときに判断をさせていただきたいと思っております。

 

 

新型コロナウイルスワクチン接種について

Q13

政府が4月1日以降から高齢者から順にワクチンを接種していくということだと思うのですけれども、専門のチーム、部署も立ち上げられましたけれども、医師の確保、看護師の確保というのはどういった状況で、どういうめどが立っているのでしょうか。

A13

これも新型コロナウイルスワクチン接種推進室がいろいろと医師会等々ともいろんな打ち合わせをしているのだと思います。協議がどの程度進んでいるのか、具体的なことについてはこれからになると聞いております。ワクチンの接種のために医師も看護師さんも必要なわけで、どこにどのようにご協力をいただけるのか、これはまさにこれからの話になると思います。

 

Q14

ワクチンの件なのですけれども、地域によっては練馬区ですとか、アイデアを例えばワクチンの打つ本数に合わせてみたいな練馬区モデルみたいなものを掲げていらっしゃったりとか、あとは職場での集団接種というような話が持ち上がっています。こういった点について仙台市で具体的に、まだちょっと難しいのかもしれないのですけれども、取り入れたいですとか検討の俎上(そじょう)に上げたいみたいな部分がありましたら教えてください。

A14

市民の皆さま方に的確に、そしてまた迅速に接種をしていくためにどういう方策が望ましいのかということは、まさに今、推進室で一生懸命いろんなことを想定しながらシミュレーションをしてくれているのだと思います。確かに今、仙台市としては(接種会場の候補として)市民センターの場所を押さえるということをさせていただきました。集団接種もそうですし、その他にもさまざまなやり方というのは確かにあるのだと思います。今さまざま選択肢を広げながら検討してもらっているというふうに認識をしています。ただこれはその検討段階ということだろうと思います。

 

Q15

仙台市役所として、職場の集団接種とか手を挙げたいみたいなことはありませんか。

A15

手を挙げる挙げないの問題ではなくて、たぶん私の認識ですけれども、それぞれの自治体が接種の主体者として取り組まなくてはいけないことですから、どのようにやっていくのかということの詳細についてはさまざまな自治体でいろんな取り組みがなされるのだろうと思いますけれども、こういうふうにやります、ああいうふうにやりますということを厚労省に求めてやっていくということではないのではないかと認識をしています。ですからそれぞれ人口規模であり、また年齢の階層別にどういうふうに接種していくのか、その接種が的確に迅速にどうすれば進むのかということで各自治体がさまざまな工夫を凝らしてやっていくのだろうと。それについては国の方から財政的な支援をするということなのだと思っております。まだしかし確実なところは何も国の方から示されておりませんので、今後誘導してくるところがあるのかもしれませんけれども、今の段階で私が認識しているのはそういうことです。

 

 

仙台市長 郡 和子