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更新日:2022年1月28日

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家庭内での感染予防策について(質疑応答)

令和4年1月27日

 

質疑応答の内容

Q1

(家庭内での感染予防策について)7つのポイントということで挙げていただきました。(新規感染者数が)昨日も311人、今日も300人台と言及なさいましたけれども、市長、今、市内の感染状況について、まん延防止等重点措置は必要かどうか、その必要性について教えていただけますか。

A1

先ほども申し上げましたとおり、昨日も300人を優に超えてしまいました。そして本日も300人超えの見込みでございます。全国的に見ますと、まん延防止等重点措置の区域が既に34都道府県に広がっているということもございます。仙台医療圏でも確保病床の使用率も昨日時点で20%を超えまして、県が定めたレベル2+相当に達しているというふうに判断できると思っております。そうした中でこれ以上の感染拡大と病床の逼迫(ひっぱく)を防いでいくためにもまん延防止等重点措置を考えるときと思っているところです。

 

Q2

今週の月曜日、知事と共同の会見もなさいました。知事に対してどういうふうにお伝えしていくか、具体的にありましたら教えてください。

A2

実は昨日、知事に対しまして、私の今のようなご意見を申し伝えたところでございます。やり取りの詳細というのは差し控えますけれども、私のこの意見も受け止めていただいたものと思いますが、全体としてどのように県として判断されるかだと思います。

 

Q3

今のまん延防止等重点措置を考えるときというところでもう少し詳しく伺いたいのですが、飲食店の営業時間短縮要請の有効性についてどう考えているのかということ。仙台にまん延防止等重点措置を適用した場合、どのような適用の仕方がいいと考えているのかというところを教えてください。

A3

まん延防止等重点措置、特に飲食店に対する時短要請につきましては、その効果にいろいろな疑問を呈される首長さんもいらっしゃるのは承知をしているところでございます。一方で、有識者の皆さま方の意見を踏まえて定められた国の基本的対処方針の中にも、感染リスクが高いと指摘されている飲食の場を避ける観点から実施するというふうにも定められているところでございまして、今もう既に34の都道府県でまん延防止等重点措置の区域になって対応を取られているところでございます。県、本市においてもやはり感染がこれだけ増えているということを考え、抑えていくには取り得るあらゆる手だてを尽くすべきではないかと思って、知事にはそのようにお伝えしたところでございます。

 

Q4

あらゆる手だてということなのですが、公共施設の休館などは考えているのか。またその他あらゆる手だてというのはどういったことを考えられているのかということを教えてください。

A4

実は学校施設でも感染が拡大しているところでして、これにつきましては教育局ともいろいろと話をしておりましたけれども、地域の皆さま方の学校の使用というのもこれまで行われていたようですけれども、昨日、これを取りやめにする旨の報告を受けました。2月20日まで、市立の小学校、中学校ではそのようなことを決定したということでございます。それから中学校のクラブ活動についても、いろいろな校長先生方のご心配もあって、学校内での活動は許容するものの、学校の外に出てということについては、これを取りやめにするという方向性になったと報告を受けております。その他、保育施設、幼稚園、学校等々での感染者が出た場合には、その親御さんも含めて仕事を休まざるを得なかったり、そういう影響も既に出ているのだと思います。そういうことを考えますと、やはり私といたしましては、今取れる手だてとしてまん延防止等重点措置をかけてもらうことによってより一層市民の皆さま方にも危機感を共有していただけるのではないかなというふうにも思うところです。

 

Q5

感染者が増えると保健所業務というのも逼迫(ひっぱく)してくるし、もう限界に達しているということもあると思うのですけれども、これから業務をどのように見直していくか、積極的疫学調査なんかは縮小されていくのかというところを伺えればと思います。

A5

これまで本市では感染の拡大状況に合わせて順次職員を応援を入れておりました。感染者が1日大体300人ちょっとぐらいまでを想定したところでございますけれども、もう既にそのレベルに達しているところです。かなり大変な状況に入ってきてはいますけれども、しかし積極的疫学調査をしっかりやっていかないことには、これまた感染が広がっていくことにもつながりますので、これについてさまざまな取り組みを強化していかねばならないと考えているところでございまして、実際に感染をされた方々にも保健所とのやり取りがスムーズにいくようにスマートフォンを使っていろんなやり取りをしていただけるような仕組みを整えたり、あるいはまた、感染された方々に濃厚接触者の方々に連絡を取っていただいて、濃厚接触者の方々も注意をいただきながらしばらくご自宅で様子を健康観察をしていただく。万が一何かあったときにはすぐ連絡をその方の方からしていただくなど、いろいろとそれぞれのやりやすいように改良を重ねながら対応しているところでございます。

 

Q6

そうしますと、保健所の応援体制ですけれども、人数を増やしたりだとか、何か業務を縮小するということはお考えにはなっていないということですか。

A6

これも随時、職員を増強しているところでございますけれども、さまざまなところでやはり厳しい状況が生じているのも現実になってきていますが、これまでもそうでしたけれども、業務を見直しできるところ、それからまた継続していかねばならないところ、この整理もしているところですので、それにのっとってやっていくということだと思います。

 

(保健所副所長)

確かに感染者数が300人を超えて、今保健所でもフル回転で業務に当たっているところでもございます。その中で、保健所業務につきまして力を集中すべきところに力を集中していくというところで考えてございまして、今保健所で行っております施設調査とか、あとは聞き取りによる濃厚接触者の対応、これらについて今後どのようにしていくか、まだちょっと検討を進めているところでございますけれども、その保健所業務の効率と集中というところで今後対応していきたいと考えているところでございます。

 

Q7

新型コロナウイルスワクチンのことですけれども、今、ファイザーとモデルナが入ってきているかと思うのですが、その割合について、1回目接種と2回目接種より3回目接種はだいぶ変わっているそうなのですけれども、仙台の割合を教えてもらってもいいですか。

A7

(新型コロナウイルスワクチン接種推進室長)

割合といいますか、少なくとも2月以降については、集団接種、個別接種においてもモデルナ社製のワクチンを使っていくことになろうかと思います。ファイザー社製は非常に少なくなっているというところでございます。現状としてはそういう形です。

 

Q8

交互接種とかも推奨されているそうなのですけれども、1回目接種・2回目接種はたぶんファイザーが多かったかなと思うのですが、なので3回目接種もファイザーがいいという方も結構いらっしゃるのかなと思うのですけれども、その辺のケアとかというのは何か考えていることがあれば教えてください。

A8

これについて、交互接種も大丈夫ですよということはお話をさせていただいているところです。いずれ、2回接種よりは今回のこのオミクロン株を防いでいくためにも3回目接種、これはしっかり急がなくちゃいけないと思っておりまして、前倒しで今取り組んでおります。ぜひ皆さま方も接種券が届き次第、接種をしていただきますように、交互接種でも効果は上がりますし心配は要りませんので、ぜひご協力をいただきたいと思います。

 

Q9

自宅療養がだいぶ今回すごく増えていると思うのですけれども、その辺の市の何か特別な対応とか新たな動きがあれば教えてください。

A9

(保健所副所長)

自宅療養ですけれども、やはり今現在、自宅療養も増えてきてございまして、あと宿泊療養されている方も30代で重症化リスクの少ない方は原則自宅療養になるということで今後も増えてくる状況になるかと思います。現在、保健所といたしましては、毎日、自宅療養されている患者さんに電話をかけて健康観察を行ってございますけれども、一部の区で先行して実施をしておりました、患者さんが自らその日の健康状態をスマートフォンで入力して報告するというシステムを運用しておりまして、1月中旬からこちらのシステムを全区に広げまして、患者さん、あと保健所双方の負担の軽減というところを図っている状況でございます。またその健康観察の状況から健康状態に変化などがあった患者さんには保健所から直接電話などをして健康状況を確認するとともに、状況に応じて健康観察支援チーム、看護師さんと担当職員から成る健康観察チームというものを編成しまして、直接患者さんのお宅を訪問して健康状態などを確認するというようなところを考えているところでございます。

 

Q10

昨日、知事に市長の意見を伝えたということですけれども、それはもうまん延防止(等重点措置)を政府に求めるよう知事に求めたという理解でよろしいのでしょうか。

A10

あらゆる手だてを早め早めに打つ時期ではないかということについてお話をさせていただきました。