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更新日:2023年11月15日

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一般財団法人仙台こども財団を設立します(質疑応答)

令和5年11月14日

 

質疑応答の内容

Q1

(11月)20日に(仙台こども財団)設立ということで、直前に控えられて率直な期待感というのを教えていただけますでしょうか。

A1

いよいよ財団が立ち上がること、とてもうれしく思っております。子どもを中心に据えて厚みのあるネットワークを構築して、重層的な支援を展開できることになるというふうに期待をしているところでございます。いよいよ(11月)20日に財団が立ち上がるということで、ほっとしているところです。

 

Q2

この(記者発表)資料だと特に(設立予定の11月)20日に何かがあるというわけではないと思うのですけれども、何か予定されているものはあるのでしょうか。

A2

(こども若者局参事)

(11月)20日でございますけれども、特段イベント等を予定しているわけではございませんでした。

 

Q3

理事長以下理事の方々が集まって何かをするというようなお披露目のタイミングというのはいつになるのでしょうか。

A3

(こども若者局参事)

財団としての協議を行っていくという意味での理事会でありましたり、評議委員会というものを予定してまいりますけれども、こちらは非公開で財団内部の意思決定としていくことを予定しておりました。また皆さまご多忙の状況にございましたので、そうした定時的なものについては今後日程調整の上で開催していきたいというふうに考えていたところでございました。

 

Q4

湯浅さんを理事長に据えられた理由というのを教えてください。

A4

湯浅氏がこれまでなさってこられた活動と、今回私たちの、子どもの成長の喜びを地域社会全体で支え合える、そんな機運を醸成していくためにいろいろなネットワークをさらに強固なものにしてゆきたいという思い、そしてまたこの間の仙台市の行政として少し隙間があったところなども埋めていただけるような、そういった形につくっていただけるのではないかというふうに思っているところです。湯浅さんは社会課題というのを見いだされて、そしてその隙間というのでしょうか、埋めて支えていくということについて、この間一生懸命にいろいろな活動をなさってこられた方だというふうに承知をしております。そういう意味では行政が見えにくいところ、手が届かないところに対しても大きなお力添えをいただけるのではないかと期待を寄せているところです。

 

Q5

湯浅さんは2009年から内閣府の参与を3年くらいやられていますけれども、その時市長とは何か面識というか、つながりができたというようなことなのでしょうか。

A5

もちろん湯浅さんがやられていた活動の中でいろいろお話をする機会もございました。(湯浅さん)ご自身が内閣府の中に入られた時には直接私は関わっておりませんけれども、いろいろなところでお会いすることはございました。

 

Q6

もともと面識があって何かつながりがあったのかどうかという、個人的なつながりがあったのかどうかというところを教えていただけますか。

A6

当時、個人的なつながりというのはどういうふうなことをいうのかあれですけれど、面識はある方です。

 

Q7

それはいつからどのような形で面識があったのでしょうか。

A7

湯浅さんが今こども食堂のネットワーク「むすびえ」の理事長さんをされていますけれども、もともと年越し派遣村の村長さんをなさったり、それから生活困窮者の方々の支援をなさる「もやい」といった団体の事務局長さんもなさっていたように記憶しておりますけれども、そういう意味で時々お顔を合わせるということはありました。

 

Q8

この財団ができることでのメリット、どういったことに効果があるのかというのを改めて教えていただけますでしょうか。

A8

重ねてになりますけれども、財団には子どもを中心に据えて厚みのあるネットワークを構築して、重層的な支援、本市とも連携をしながらですけれども、これを展開してもらえるというふうに思っております。いろいろな研究、調査もやっていただくことにもなっておりますし、いろいろな意味で本市の子育てあるいは子どもをめぐる環境について、さまざまな方々と連携し合いながら、子どもを中心に据えて、そして子どもが楽しく育つような、そういう環境をしっかりと整えてまいりたいというふうに考えています。

 

Q9

事業の概要のところなのですけれども9つ挙げていただいていると思うのですが、これまでこの中で市でやってきたことを財団に引き継ぐことだったり、あるいは新たに財団で取り組むことというのはどういったことになるのか教えてください。

A9

(こども若者局参事)

直接的に市で行っているものを引き継ぐというよりは、例えば子どもの意見の聴取といったあたりですとか、先ほど市長も述べましたように調査・研究事業、こういったものについては、これまで例えば計画を作る時に5年に1回程度のアンケートを実施するといったようなことをやっておったのですけれども、毎年何かをやっていたかというとそこは隔年でしたり何年かに1回というような形になっておりましたので、そうしたところに継続的に取り組んでいこうといったところが新しくなる部分というところでございました。

 

Q10

こども財団として何を具体的に取り組むのだみたいなところ、調査・研究というところではあると思うのですけど、具体的な項目、こういうものに取り組んでいきますとか、何年度はこういうことをやるとか、そういうのを少し教えてください。

A10

まず設立するということについて広く市民の皆さま方にもご認識をいただきたいと思いまして、今年度中に設立記念のシンポジウムを開催する予定でおります。あとはその財団の活動の基盤となるネットワークを構築していただいて、先ほど来お話ありますけれども、今後財団が担うべき調査・研究のテーマの検討というのを開始したいというふうに思っております。今子どもをめぐる環境、それから子育て家庭の課題というのは本当に多様化しているというふうに思っております。行政が見えにくいところもあるのだろうと思います。NPOの皆さんや支援団体の方々がなさっている活動を重層的に捉えて、そして真に子どもと子育て家庭にしっかりとつながっていく、そんな支援を本市と財団と連携をしながら取り組んでまいりたいと思っています。

 

Q11

今市長おっしゃっていただいたように、行政が見えにくいようなところに対して継続的に調査をしていくというのが財団の役割というふうに。

A11

いや、それだけではないですよね。ここに掲げさせていただいている、先ほども私申し上げました3つの柱、これを取り組んでいくわけでして、具体的に事業概要で9つ挙げさせていただいているところですけれども、それら含めてさまざまこれから財団に担っていただく役割というのが増えていくのだろうというふうに思っています。

 

Q12

よりこれを細かくした役割については、今後財団の方で詰めていくということですか。

A12

もちろん理事の方々、評議員の方々含めて、財団として何をやっていくべきなのかということをご議論いただくという方向です。

 

Q13

市が300万円出資というかお金を出してこども財団を立ち上げるということですけれども、これ自体は全国的あるいは県内的なのか、珍しい話なのでしょうか。

A13

どうでしょうか。本市としてはこうしたいという思いでこれまで進んできましたが他都市がどうなっているのか。

(こども若者局参事)

つぶさに調べたわけではございませんけれども、全国的に著名な取り組みとしては明石市でこのようなこどもの財団を立ち上げていらっしゃるというところが、比較的歴史も我々よりも長くやっていらっしゃる。最近長野県でもこのような財団を立ち上げたというお話を伺っておったのですけれども、それ以外の自治体の動きについては承知しておりませんでしたので、東北だったり県内の中では比較的珍しい部類に入るのではないかなというふうに思っております。

 

Q14

このお金のところで300万円最初に市からお金が出ていて、それ以降の収支的に、活動していく中でお金もかかったりとかいろいろあると思うのですけどその後はどんなふうにお金を集めたり増やしていくという感じなのでしょうか。

A14

(こども若者局参事)

当面は一般財団法人として、いわゆる自主的な財源をまだ獲得するに至りませんので、そういった意味では仙台市の方からの負担金とか補助金とかそういった形での財政的な援助を受けながら事業運営をしていくというところでございますけれども、将来的には財団自らいわゆる自主的な財源を獲得するよう、企業等との連携とかを深めていきたいというふうに考えておりました。