令和5年11月14日

 

このたび、一般財団法人仙台こども財団の設立準備が整いまして11月20日（月曜日）に立ち上げることになりましたのでお知らせをいたします。

このこども財団は、子どもを中心とした社会づくりを進めていくために、子どもの健やかな育ちと子育て家庭をしっかりと地域全体で支える機運の醸成を図って、本市の子ども・子育て支援に大きな役割を果たしているNPOや支援団体、また企業等との連携をより一層深めながら、子どもや子育て家庭をめぐる課題や多様化するニーズに的確に対応して、重層的な支援を行うものでございます。所在地は民間ビルの仙台パークビル内とし、仙台市から出捐（しゅつえん）する基本財産は300万円でございます。

財団の役割は、「子どもの最善の利益の保障と健全な育成（守る）」、「子どもを産み育てたい環境づくり・ネットワークの構築（つなげる）」、「子ども・子育てに関わる団体・人材の育成（育てる）」、この3つを柱とし、事業概要に掲げる9つの事業を実施することとしております。理事長には、認定特定非営利活動法人全国こども食堂支援センター・むすびえ理事長の湯浅誠（ゆあさ・まこと）氏に就任いただくことになりました。湯浅氏は、生活困窮者支援などに取り組んでこられ、現在はこども家庭庁「こども家庭審議会こどもの居場所部会」の委員、東京大学先端科学技術研究センター特任教授なども務められております。その他の理事等については、学識経験者や企業関係者、地域活動に従事されている方など、さまざまな視点からご提案やご助言をいただける方を選任いたしました。

今回設立をいたします財団と本市が緊密に連携しながら、子ども・子育て家庭を真ん中に据えた施策を推進して、子どもたちの笑顔があふれる「子育てが楽しいまち・仙台」の実現を図ってまいりたいと存じます。

 

仙台市長　郡　和子