令和5年11月7日

 

先ほど行われました環境大臣会見におきまして、4回目となる「脱炭素先行地域」の選定結果が公表されまして、本市の計画提案が選定されました。

脱炭素先行地域は、2030年までにカーボンニュートラルを目指す全国のモデルとなる地域を、少なくとも100カ所国が選定するものです。これまで3回の公募がございまして、62件が選定されております。今回は応募54件の中から本市を含め12件の提案が採択されたところでございます。宮城県内では1回目の東松島市に次いで2例目となります。

本市の計画のタイトルは「109万市民の日常を脱炭素化～「働く人」「暮らす人」「訪れる人」が豊かな時間を過ごせる“新たな杜の都”～」でございます。日常の脱炭素化のモデルとして、定禅寺通、泉パークタウン、東部沿岸部の3つのエリアを対象として、業務ビルや住宅の脱炭素リノベーション、また太陽光発電の積極的な導入、事業系生ごみと剪定枝の資源循環モデルの創出など、さまざまな取り組みを複層的に進めてまいります。特に定禅寺通に多い中小規模の雑居ビルの脱炭素化というのは全国的にも大きな課題となっており、モデル性が高く意欲的な取り組みとして評価いただいたものと考えております。

このたびの提案は、東北電力、東北大学、民間企業、金融機関、地域団体など、14の共同提案者とともに練り上げてきたということも大きな特徴でございます。こうした皆さまと力を合わせて、市民の皆さま、そして事業者の皆さま方のご協力をいただきながら、計画を確実に実現してまいります。そしてこの取り組みを市域全体に広げ、2050年ゼロカーボンシティの実現を目指してまいります。

 

仙台市長　郡　和子