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更新日:2024年2月7日

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宮城県の4病院再編案に係る協議の要請について(質疑応答)

令和6年2月6日

 

質疑応答の内容

Q1

以前、知事と差しでといいますか、腹を割って話す機会を設けてほしいというお話がありましたけれども、それの枠組みというか同じ延長線上での今回の要請になるのでしょうか。

A1

トップ同士でのお話というよりは、より細かなところで、政策医療をどのようにしていくのか、どのようなことを想定されているのかということをしっかりとお聞きしなくてはいけませんし、その方向性を見極めていかなくてはいけません。そういう意味では担当の県保健福祉部と本市における健康福祉局の医療政策担当がやるということになるのだろうというふうに想定しています。

 

Q2

少し細かなところですけれども、この要請というのは何か要請書みたいなものを持っていくタイミングがこれからあるのでしょうか。

A2

はい。そのように考えております。

 

Q3

まだ日にちとかは決まっていない(ですか)。

A3

具体的な論点、それからその内容について整理を急ぎ行った上で、早期に持っていきたいというふうに思っています。

 

Q4

要請のタイミングがこの時期になったというのは何かのタイミングなのでしょうか。

A4

この間もさまざまな本市からの意見あるいは疑問点、懸念をお伝えしてまいりましたけれども、それについて十分に判断できる、納得できるような対応をしていただけていない中で、今回、(仙台赤十字病院と宮城県立がんセンターの統合に関する)基本合意を行われて、しかも厚生労働省の重点支援区域に申請をされ選定をされたということです。その選定に当たって、先ほども申し上げましたけれども、厚生労働省では前例のない条件が付されたわけです。県はこれから協議を進める上で制約になるようなものではないというふうに考えているようでありますけれども、本市といたしましてはこの条件の当事者として重く受け止めなければならないというふうに考えております。以上のことを踏まえまして、改めて県と市とで協議を行うことを要請したいと考えたものです。

 

Q5

市長としてはこの協議を行わない限りは、市としての理解は示せないということになるのでしょうか。

A5

もちろんそうです。私どもとしては、この間幾度となく、疑念あるいはどのように考えて今回のこの再編構想になったのかということの根幹のところを何もお教えいただけていない、何も議論ができない、対応もできないという状況だというふうに思っています。そういう意味で、今回の基本合意を容認しているという段階ではなくて、やはりこれから協議を進めていって、ぜひその妥当性、合理性ということがあるというふうな判断ができるかどうか、これを見ていかなくてはいけないと考えているところです。

 

Q6

言葉のあやだったら申し訳ないのですけれども、例えば国からの条件に、仙台市をはじめとする関係自治体とあります。これを読めば仙台市以外の自治体も含まれるのかなとも思います。もう一点目の医療機能の再編等により影響を受けるというのもいい影響と悪い影響があると思います。これを考えると、関係自治体は仙台市以外の例えば名取市、富谷市なども考えられると思うのですけれども、あくまで県・市というのは宮城県と仙台市だけで、他の自治体にはこの協議の場には参加してくれるな、参加しないでくれということでいいのでしょうか。

A6

まずは本市において現にあった病院が外に出ていくということについての影響評価ということについて、政策医療として将来を考えれば妥当であると県は言っているわけですけれども、それを評価する材料が何もない中で、やはり私としては仙台市と県とでもう少しお話をしなくてはいけないだろうというふうに思っているところです。

 

Q7

他の市町村には参加することは想定はせず、あくまで県と市だけで協議をするということでいいということですね。

A7

今回の要請についてはそのつもりです。

 

Q8

この協議の要請というのは、何か協議会みたいな形で継続的に物事を話し合うような場を設置するという意味だと理解していいのか、それとも何か一発の協議というか、どういう意味合い(でしょうか)。

A8

いろいろなテーマがあると思っておりますので、やはりそのテーマごとに整理していく必要があるのだろうというふうに私は思っておりますが、しかしながら、そんなに長い時間をかけるというわけにもいかないのだというふうに思っています。なので、これから急ぎ整理をした上で、早急に県にこの要請を持ってまいりますけれども、その中でどのようにしていくのか判断をしていくことになるのだろうと思います。

 

Q9

こういった協議とか説明を求めるというのは分かるのですけれども、わざわざ県と市という物理的には近い関係の中で、要請書を出してまで協議の場をつくらないといけないというか、協議するのにわざわざ要請書まで要るのかというか、そういう(県との)関係、市長としてこういうふうにしか協議の要請ができないのかということで(しょうか)。

A9

この間もこの会見の場でもお話をしてきたかというふうに思いますけれども、県のこの構想が出てきてから、当初から私どもは(仙台市の医療提供体制に関する)懇話会を形成した上で課題の整理をして、県に対してそれをこういう課題がありますねと、このことについてはどのようにお考えなのですかということを随時質問をさせてきていただいている、私どもの意見を申し述べさせていただいてきておりますが、その都度お返事についてはほとんど私どもの質問にお答えいただけていないというふうに、残念ながらそのような状況がずっと続いているわけです。そういう中で、やはり今回重点支援区域に選定をされたということもあり、県としては急ぎこれを進めていきたいというふうに思っておられるのかもしれませんけれども、しかし、その重点支援区域選定に当たって国から示された条件、これも踏まえれば、県はしっかりとこれを重く受けとめた上で住民の理解も得なくてはいけませんし、私どもが納得できるような、合理性や妥当性が判断できるようなそういうものをお示しをいただかないと何ともできないというふうに思っております。ですので、今回改めてこういう要請をさせていただくことにいたしました。

 

Q10

今回なるべく早期に要請書を持っていきたいというお話ですけれども、一方で県はどんどん計画を進めている中で、現実として今回要請をされる結果といいますか、市として最良の着地点というのはどういうところだというふうに見据えているのかお伺いしたいです。以前、市長も一旦協議を一度休止してというか立ち止まってというような要望もされていらっしゃいましたけれども、今回の要請によって最良の、市としてはどうなれば一番ベストというふうにお考えなのかお伺いできますでしょうか。

A10

まず、仙台赤十字病院と県立がんセンターですけれども、これは基本合意をされた上でぽろぽろと病床ですとか診療科についてのお話も出てきているやに伺っていますけれども、これは詳細について協議がもう進んでいるものというふうに思います。であるならば、そこについても丁寧に説明をしていただきませんと、その後残された患者の皆さんたち、住民の皆さんたちがどのようになるのかということも分からないわけです。不安だけが増幅する中でこれが進められるということについてはやはり問題だということがあって、厚生労働省も今回の重点支援の区域を選定するに当たって前例のない条件を付したのだというふうに理解をしています。ですから、このことを重く受けとめた上で、しっかりと協議に臨んでもらいたいというふうに思っているところです。獲得目標というか、それはやはり今回の県が進める構想によって仙台医療圏そのものについて将来どのようにお考えになって医療圏全体の政策医療の質が上がるのかどうか、これをしっかりと見ていかなくてはいけないのだというふうに思っています。ですから、そこを確認する上でも重要な協議にしていかなくてはいけないというふうに考えているところです。