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更新日:2024年2月7日

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スタートアップするなら仙台・東北で!仙台スタートアップスタジオを開設します(質疑応答)

令和6年2月6日

 

質疑応答の内容

Q1

スタートアップをするなら仙台・東北ということを目指すというお話がありましたけれども、その中で具体的な目標値だったり、どういった地域がというか、どういったスタートアップを目指して輩出していきたいかという方向性があれば教えていただきたいのと、もう一点、ワンストップ(支援拠点)ということでいろいろな支援ができるということがこのスタートアップスタジオのメリット、特色だと思うのですが、そこのワンストップにすることの意義だったり効果というものをどういうふうに考えているか教えてください。

A1

まずどのぐらいの目標数を考えているのかというご質問と、それからまたどのようなスタートアップなのかということ、そしてまたワンストップでやることの意義というのでしょうか、その3点だというふうに理解をいたしました。1点目の数については、具体的なこのぐらいの数ということを言えるのかどうか、まだ詳しく聞いておりませんけれども、ただ東北大学が昨年、国際卓越研究大学に選ばれて、認定第1号の候補になったわけですけれども、25年後に1,500社のスタートアップの創出ということを目標に掲げられております。東北大学さんとしてはそういうふうな目標をお持ちだということを認識した上で、どこまでどのように後押しできるのかということだろうというふうに思います。それから、これまでも世界へ飛躍するようなスタートアップの輩出というものを目指してこの間取り組んでもまいりました。ぜひこのスタートアップスタジオの開設でロールモデルとなるようなスタートアップが出てきて、そして若者をはじめ多くの方々が挑戦できる環境をつくっていくことで、このまさに仙台・東北から世界を変えるようなスタートアップの輩出、創出につなげていきたいというふうに思っています。

(スタートアップ支援課長)

ワンストップとする意義としては幾つかございまして、まずはこの拠点が仙台駅からすぐ近いということで、首都圏とのアクセスが非常にいいというところが挙げられます。仙台・東北のスタートアップをぜひ応援したいという東北にゆかりのある方が非常に多いものですから、そういった方をここに集約して、この地域の支援力を上げていくということが1つございます。もう一つ、支援拠点という拠点が生まれることで、スタートアップ同士の交流、それから支援者との交流、これが非常に盛んになってきます。スタートアップに困り事があった時に悩みをすぐ相談して解決してもらえるあるいは適切な人にすぐ会わせてもらえる、あるいは資金調達が必要になれば資金を提供してもらえる、そういう最高の環境を構築していくためにこのワンストップ拠点というものが重要だと思っています。あと、地域の方がこれまでもいろいろ支援を頑張ってこられて、東北大学、経済界はじめいろいろな支援メニューがございます。そういった支援メニュー、我々は十分把握しているのですが、スタートアップから見ると、いろいろ(支援メニューが)あるけれどもよく分からない、そういった声もいただきますので、そういったところをしっかり支援メニューにアクセスできるように我々がガイドをしていく、おつなぎしていく、そういったところでワンストップという意義があるかと思っています。

 

Q2

これまでもいろいろスタートアップの支援ということをやられてきたかと思うのですけれども、例えば2023年ですと宮城県のテクスタ宮城(テック系スタートアップ・サポートコンソーシアム宮城)だとか、スタートアップ拠点の集積といえばenspace(エンスペース)さんとかいろいろ仙台市さんの方でもありますけれども、そういった既存の施設や団体とのすみ分けみたいなところ、どのあたりが特に目玉なのかというところを教えていただきたいです。よろしくお願いします。

A2

(スタートアップ支援課長)

まず、仙台市の拠点施設としては仙台市企業支援センター「アシ☆スタ」がありましたけれども、こちらは広く起業する皆さんのための窓口相談等を行っておりまして、利用者の大半は飲食業、美容業など、既にビジネスとして確立された事業の着実な成長を目指す方々です。一方、この仙台スタートアップスタジオに関しては、支援対象が革新的なビジネスモデルで事業の急成長を目指す、いわゆるそういうスタートアップに特化をしまして、大学の研究成果の事業化、経営人材の確保あるいは大型の資金調達など、そういう事業の立ち上げ、成長の過程で生じるあらゆる課題にワンストップで支援を行っていくというところが目玉かなというふうに思っています。あとは宮城県さんもテクスタ宮城ということで立ち上げられて、宮城県さんの強み、産業技術総合センターをお持ちですので、県内のものづくり企業とのネットワークを生かした支援というものを行っています。あとは我々も令和元年に仙台スタートアップ・エコシステム推進協議会を立ち上げまして本当にいろいろやってまいりました。例えば東北大学とは、今年度でいうと我々仙台市として20社以上の東北大学発スタートアップあるいは研究者を一緒に連携してご支援してきましたし、あるいは人材育成プログラム(仙台グローバルスタートアップ・キャンパス)、今年度110名をご支援しましたが、それもほぼ半数が東北大学関係者であったり、そういった連携を行ってきました。あとは東北経済産業局さん、今回も仙台経済同友会さん、いろんな取り組みをやってきましたが、そういった地域と連携をずっとやってきたというところが仙台市の強みだと思っておりまして、その強みをしっかりこの拠点に生かして、地域の支援がしっかり得られるあるいは首都圏の支援者の支援も得られる、そういう東北の力を結集した、そういう拠点にするというのが強みかなと思っています。

 

Q3

革新的なスタートアップ企業ということであれば業種とかは特に制限せずに幅広く見るということなのですよね。

A3

(スタートアップ支援課長)

おっしゃるとおり業種に限定はせず考えております。

 

Q4

この件でアーバンネット仙台中央ビルを活用されるということなのですけれども、具体的にその2階に交流ラウンジなどがあるといったところもあるかと思うのですけれども、改めてアーバンネット仙台中央ビルでやることの理由ですとか意義についてお伺いできればと思います。

A4

これも先ほどありましたけれども、仙台駅から程近いところでございます。交通アクセスの利便性もいいということと、そしてまたいろいろな方々が集まってコミュニティを形成できるような、そういうシステムをあのアーバンネット仙台中央ビルの中にはつくられているようでして、そこを活用しながらコミュニティをさらに発展させることができるのではないかなというふうに期待をしています。

(スタートアップ支援課長)

今の市長の補足を申し上げますと、やはり仙台駅から近いというところが、アクセスが非常にいい、これが非常に特徴的なところだと思います。首都圏の支援者をしっかりここに呼び寄せるということはもちろんですし、仙台・東北からということを掲げておりますので、東北6県のスタートアップ、それから東北6県の支援者が集まるという意味でもここにある意義は大きいと思いますし、あとは都心部にあるということで、これまで頑張ってこられた地域のいろいろな施設ともしっかりと連携をして、ハブ、結節点ですね、そういうふうな存在になれるようにしていきたいと思っています。

 

Q5

(仙台スタートアップスタジオは)何階に入るかというところはまだ決まっていないのでしょうか。

A5

(スタートアップ支援課長)

この受付窓口に関しましては2階に窓口がございまして、2階で窓口相談を受けるという形になります。あとイベントなども行っていきますけれども、主に1階を使ってあるいは4階に広い会議室がございますので、そちらも使っていきたいと思います。我々の執務室としては3階に個室を設けておりますので、そちらを想定してございます。

 

Q6

窓口の2階というのは交流ラウンジのところという意味ですか。

A6

(スタートアップ支援課長)

おっしゃるとおりです。