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更新日:2025年1月30日
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令和7年1月29日
ロバート キャンベルさんと仙台とのつながりというか関わりというのは、どういったものがあるのでしょうか。
キャンベルさんは、鷲田館長とのメディアテークでの対談も含めて、何度かご自身でもメディアテークを訪れていただいているところです。それと東日本大震災の折には、宮城県内でさまざまな支援活動もなさっていると承知をしております。加えて、一昨年になりますか、ウクライナの戦争語彙(ごい)集という、ウクライナの作家がまとめられた(書籍)、それを翻訳されて、そのことでも鷲田館長ともいろいろやり取りをされたのだったというふうに記憶していますけれども、やはり災害であったり戦争であったり、そのときに人々はどうあるべきなのか、そしてどう支え合うべきなのかということなどにも大変知見をお持ちでいらっしゃるというふうに認識をしております。もちろん、海外とのネットワークも多くお持ちです。これまでの深い研究の成果もお持ちです。そういう意味では、お引き受けいただくということを伺って、私自身は大変ありがたいなというふうに思いました。
館長が代わられると、これまで鷲田館長が担われてきたメディアテーク独特の面白いイベントなどの風向きといいますか、方向性がまた変わっていくのかなと思うのですけれども、新しく来られる館長に市長として何か期待されることというと、どういったことになりますでしょうか。
実は鷲田館長、もう長くお勤めいただきましたけれども、ご退任をされたいというふうなお申し出があった折にも、これまでの取り組みというのをさらに発展させていくためには、後任にぜひというようなお話もあったと承知をしております。そういう意味では、そのことも踏まえた上で、ロバート キャンベルさんは今後のメディアテークをどのように施設を運営されていくのか、中で行う取り組みをどうされていくかというのはお考えいただけるものというふうに思います。教育委員会とも連携をしながらきっとお取り組みいただけるものと、そう理解しています。
そうすると鷲田館長から直々のご推薦で。
直々の推薦というふうなことを言えるかどうかまで詳しくは私も分かりませんけれども、ただ、ぜひにというような言葉があったということは承知をしております。
今回、鷲田館長の退任の理由というのはどういうところでしょうか。
(東日本大)震災後、館長になっていただいて、実は2年で任期が来るのですけれども、トータルで12年お勤めいただいたのだと思います。そろそろということでのお申し出だったというふうに聞いているところです。
何か具体的に事情があってというようなことではなくて。
もっと長くお勤めいただければという気持ちもございましたけれども、鷲田館長には本当に素晴らしい取り組みをしていただいたというふうに思っております。ですからそういう意味ではお気持ちを尊重したということです。
市長はロバート キャンベルさんと交流というのはお持ちですか。
お会いしたことはありますけれども、特に親しいというような間柄ではございません。
人柄としてはご印象はいかがですか。
素晴らしい方だというふうに思います。それこそ日本文学者としても第一人者でいらっしゃいますし、そしてまた先ほどご紹介申し上げましたけれども、さまざまな要職を歴任されておられます。今は大阪・関西万博のアドバイザリーのお一人でいらっしゃるというふうにも聞いておりますし、本当にお忙しい方だと思うのですけれども、それでも足しげく被災地に通っておられたということも聞いておりますし、そういう意味では、ぜひお引き受けいただけるのだったら何としても、というような思いで私はおったところです。
改めて、そのロバート キャンベル氏就任に至ってのその経緯といいますか、どういう人選があってのというところを整理させていただいてもよろしいでしょうか。
詳しくは教育委員会にお聞きになっていただけますか。
分かりました。郡市長として、ロバート キャンベル氏就任に当たってのメディアテークへの期待というか、今後の活動についてのご所感をお願いいたします。
私自身もキャンベルさんの活躍というのは、書籍ですとか、それからさまざまなマスメディアを通して存じ上げているところですけれども、幾つもの文学賞の選考委員などもお務めになられているし、言葉に対して日本人を超えるぐらいにすごい、素晴らしい方だというふうに思っております。それからまた行動力もおありでいらっしゃって、さまざまなところでいろいろなアドバイスであったり、いろいろなサジェスチョンをしていただいたりしてくださっているわけですし、鷲田館長との対談なども読ませていただいて、これこそ今後、せんだいメディアテークがさらに海外に向けてもさまざまな発信をしていく上でも、大変重要な方になるのではないのかなというふうにも思いました。そういう意味でキャンベルさんには大きな期待を寄せているところです。
まだ任期がございますので、少々時期が早いかもしれないのですけれども、鷲田館長がお勤めになられた12年間を振り返ってのご所感ですとか、印象に特に残られているようなことなどございましたらお伺いしてもよろしいですか。
私、新春対談で鷲田館長と(対談をさせていただいて)市政だよりにも掲載した、あれは4年前になりますか(令和3年1月号に掲載)。その折に、東日本大震災を経験した私たちがいかに立ち上がっていくのか、文学の力であったり芸術の力であったりそういうもの、もちろん哲学者でいらっしゃいますから、哲学的なそういう観点でさまざまなイベントの企画からご提言からしていただきました。そういう意味で、今あるメディアテークはまさに鷲田館長の思いの詰まったもので、市民の皆さま方のさまざまな活動を後押しいただけたのだというふうに認識をしております。メディアテークが交差点のような場所であるべきだというふうにおっしゃった、これはいろいろな人たちが行き交って、自然体でいろいろなものを学びながら創出していくというような、そういう意味だったかというふうに思いますけれども、そういうお話もなさっていただいて、大変私自身も勉強になったのを覚えております。
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