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更新日:2025年3月19日
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学校給食無償化について伺います。自民党・公明党を含む3党が、2026年度からの小学校の給食費の無償化について合意しました。これまで無償化について求めてきた郡市長として、どういうふうに受け止めたのか伺えればと思います。
まず今般、国に対して、これは都市間で格差があってはいけないということで長く要望してきたところではございますけれども、保護者の皆さまの経済的な負担軽減につながるものと思っております。本市といたしましては、この首相の表明を受けまして、無償化の詳細がまだ明らかになっておらないものですから、一応2026年度以降できる限り早い時期にという、この点についてもまだよく分からないというところもあって、まずは一歩踏み出していただいたのだというふうには思いますけれども、期待を込めて詳細が固まっていくところを注視したいと思います。
小学校についてはそういった言及があったわけですけれども、いわゆる中学校の方は、まだいつからかという言及がないもので、その辺についてはどういうふうに受け止めていますでしょうか。
どのような形での無償化になっていくのか、この点もいろいろ出てくるのではないだろうかというふうに思います。私自身もちょっと気になっていたのは、本市ではアレルギーのお子さんの除去食について先進的な取り組みをさせていただいておりますけれども、それでもお住まいになっている地域で対応できないでしまっているお子さんがお弁当を持参してくださっている、その数どのぐらいいらっしゃるのかしらというので改めて聞いたところでもありますけれども、そういった場合にはその方のご家庭にどのように対応していくのかなど、いろいろ本市としても対応方考えていかなくてはいけないところも出てきましょうから、どういう制度設計にされるのかも含めて、詳細を見ていかなくてはいけないなと思っています。中学校についても、少し遅れるとはいえ一歩踏み出してこちらの方にも対応していただくということを言及されているので、これも改めて期待を持って見守りたいというふうに思います。
見守りたいという言葉をいただきましたけれども、これから制度設計を進めていく中で、市なり指定都市市長会として、何かその制度設計の中身について要望されることはあるのでしょうか。
これは今ちょっと言及させていただいたところも1つ課題なのだろうというふうに思っておりますし、どういうふうになってくるのか、またそれぞれの基礎自治体に負担が及ぶようなことがないのが望ましいと思っておりますものですから、その辺のところ、公平性をどのように担保されるのか、詳細を早めに明らかにしてもらいたいということも含めて、国に要望は続けたいと思っております。
先週11日で震災14年というところで15年目に突入したわけですけれども、今の率直な思いとしては、郡市長、いかがでしょうか。
先日、仙台市の追悼式典も開催をさせていただきました。沿岸地域、さまざまハード整備は終わっているものの、やはり被災された方の年齢が高齢化していく、そしてまた家族の形態も変わってくるという中で、まだまだあの日のことがとても重くのしかかっておられる方々というのは多いと思っております。そういう意味で、心のケアはしっかりと続けていかなくてはいけないのだというふうに思っているところです。一方で、追悼式典で、震災を経験していない原町小学校の柿の木合唱団が、震災の復興ソングでもある「希望の道」、それから「いのちの歌」、これを弦楽四重奏と合わせて披露してくださいました。献唱してくださったというのでしょうか。これは非常に感銘を受けました。とてもつらい悲しい出来事でしたけれども、それを乗り越えて希望を持って前を向いて生きていくために頑張っていきましょうという、この取り組みというのもとても重要だというふうに改めて感じたところでございまして、震災で亡くなった方を悼む気持ちと、その思いをしっかりと受け止めて後世に伝えていく、この両方をしっかりと取り組んでいかなくてはいけないなというふうに思ったところです。
郡市長も今、心のケアという部分でも大切だというお話ございましたけれども、県が震災の年に設立したみやぎ心のケアセンター、仙台、石巻、気仙沼にありますけれども、それが3カ所、2025年度末に向けて順次自治体に引き継いでいくことで閉鎖という形になってしまうわけで、そのあたり仙台市として被災した皆さんの心のケアというのをどのようにやっていかれるのか、方針としてはいかがでしょうか。
これは、この間もさまざまな取り組みをさせていただいておりますので、それを継続していくということだというふうに思っております。地域の課題も、被災者それぞれ個人の抱える課題というのはさまざまあろうかと思いますけれども、寄り添って対応してまいりたいと思います。
専門家によっては南海トラフ(地震)への日が一日一日近づいているのだというふうにおっしゃる方もいらっしゃいます。仙台は防災枠組でしたり、世界に向けた発信というのが時間とともに今できてきている段階というか、フェーズが変わってきている段階なのかなとも思いますけれども、これから、震災を経験した仙台だからこそ、他の都市に対してどういうふうにアプローチしていけるのかというところ、今の思いをお聞かせください。
子どもたち、先ほど柿の木合唱団の話をさせていただきましたけれども、仙台の子どもたちは副読本で防災に対してしっかりと学んでいこうという体制が取られております。震災遺構荒浜小学校もその学習の大切な場になっているというふうに承知をしております。それからまた、仙台防災未来フォーラム、今年で11回目でしたけれども、これまでにない出展者の数と、そしてまた参加者の数でございました。多くの方々、さまざまなステークホルダーの皆さんたちの取り組みというのを結集して、仙台は(MCR2030)レジリエンス・ハブにも認定を受けたところでもございますし、しっかりと災害文化を育て、そしてまた発信をする取り組みを強化してまいりたいと考えています。
市長の公用車についてのお話なのですけれども、やはり値段が高かったこともあり、市民の皆さんからも購入が必要だったのかという声もちょっとお聞きしまして、市長として今のご見解というか、一言お願いできますか。
これまで乗っていた公用車は、もうずいぶん長いこと乗せていただいているものでございます。時々故障もしたりするような状況で、秘書課で、それでは新しい車にしましょうということで検討したもので、これから先20年はまた乗り継いでいこうということになっております。高額だというようなお話、ご指摘もいただいたところですけれども、県内も大体同程度の車にお乗りの首長さんたちもいらっしゃると承知をしております。また政令市では、同じレベルの車でもリースにされているということですけれども、私どもは長く乗るということで購入をさせていただいているようです。いろいろご意見はあろうかと思いますけれども、秘書課で検討し購入をさせていただき、私も長く乗り継いでいける車なのだろうなということで乗せていただいているところです。結構遠出もございますし、それからまた乗り降りについても少し楽になるなというふうな気持ちもあるところでして、決して市民の皆さま方に、こんな高い車に乗って何だというふうに言われることがないように、長く丁寧に使い、そしてまたいろいろなところに赴いてまいりたいというふうに考えております。
長く乗っていくということだったのですけれども、市長が今まで乗られていた車が約8万キロの走行距離で15年近く利用したということで、予算編成要領にも20年以上使用している、もしくは9万キロ以上であることが基準ということなのですけれども、今回、副市長(の車)と交換するということだったのですけれども、副市長の車を買うのではなく市長の車を買うことに至った理由というか、どういった点なのでしょうか。
詳しいところは私はまるっきり承知をしておりませんけれども、本市の今回の(議会で審議された)予算ではなくて昨年度の(議会でお認めいただいた)予算に、これらの費用といいましょうか、購入するための費用は入っているものでして、実は今回の予算ではないものですから、予算委員会の中でいろいろ議論ありましたけれども、あれは修理費とかガソリン代なので、それを反対をされるとどうしたらいいのかしらというのが実は私の気持ちでした。今年度の予算として、現実、お認めをいただいていたものでございます。
認めてもらっているというのは承知しているのですけれども、副市長のを買い替えて市長はそのままという形も取れたと思うのですけれども、その点で(いかがでしょうか)。
ごめんなさい、それについては一切私は何も承知をしていないですね。だいぶ乗ったということもありますし、私自身、ずいぶんと遠出をさせていただいております。東北市長会の会長ということもございました。その他さまざまなところに遠出をする中で、いろいろと秘書課でも考えたのだろうなというふうに思っています。
細かい点は担当課にというところだったので恐縮なのですけれども、この時点で市民の皆さんの関心が高まっているので、我々としてもお伺いしたいなというので、市民から見ますと、市長としてもあのランクのといいますか、あの車にするという部分をご承認なさってこのご判断になったかと思うのですけれども。
そうですね、私自身は詳しくは何も話を聞いておりませんでした。クラウンにするかアルファードにするかというようなことでの検討だったというふうに承知をしておりまして、確かに遠出の場合ですと、セダン車ですとなかなか長時間ずっとあの形で乗って、立ち上がる、降りるときに少し負担はあるわねということで、たぶんそういうふうに申したものですから、じゃあやっぱりアルファードの方が楽でしょうねという話だったというふうに記憶をしております。
では、市長がお決めになったのはあくまで車種の部分のみの選択の判断をなさったということだったのですか。
私はあまり車に詳しくないのですけれども、セダン型なのかボックス型なのかということを観点に置いて、それではそうねというふうな話をした記憶がございます。それからたぶん購入代金がだいぶ上がっているということもあったのかもしれませんけれども、詳しくは私も、誠に申し訳ありませんが存じないということです。それと他のところでどうなっているのかということについて秘書課の方でいろいろ検討した上で、納入がこの時期になったということだろうというふうに思っています。
ちなみに、結構いいランクの車だと(いうことは)後々にご存じになったということか。
ごめんなさい、今回、ある議員からそのようなお話があるというので、これはどういうことかしらと。昨年、この購入予算についてもお認めをいただいたのに何を反対をされるのかしらということも含めて、秘書課にいろいろと聞いたところ、そういうことでした。
市長の受け止めとしても、議会でも承認されたものであるのにという。
大変申し訳ございません。市民の皆さま方が大変厳しい中ですけれども、私自身、例えばですけれども、今、仙台市政、109万の市民の皆さま方の安心・安全、福祉向上を担う立場で、万一事故があって何か起きてしまうということについては、やはり秘書課もとても心配をするというふうに思います。なので他のところの地域の状況というのも調査した上で購入を決めたのだというふうに理解をしております。
若林区のハーベストビレッジについてお伺いいたします。ヨークベニマルが出店を計画されていましたけれども、先日、出店断念を発表しました。その件について市にはどのような説明があったのかと、それに対する市長の受け止めをお聞かせください。
ヨークベニマル社から経済局に説明があったというふうに報告を受けております。開発事業者からは、後継の候補の方と話し合いを進めているけれども、まだ決まっていないというふうに聞いております。
これまで事業主体とヨークベニマルさんともいろいろ協議をされていたかと思うのですが、出店を期待されている市民の方も多かったと思いますけれども、それに対して断念ということについては、市長、どのように受け止め(ていますでしょうか)。
あの地域では大きな期待が寄せられていたというふうに思いますし、私自身も期待もして見させていただいていたところですけれども、今回の発表というのは残念だなというふうに思います。あの地域では、他のスーパーマーケットもお店を閉じるというようなこともあるようでして、そういう意味ではなおのこと期待が大きいのになというふうに残念に思って伺いました。ただ、後継の候補についてお話を進めているということですので、こちらがうまくいくといいなというふうに願っているところです。
買物に困っていて早期開業を求める声も強いですけれども、市としてそういった開業をサポートしたり支援したりという今のお考えはいかがでしょうか。
本市としても、開発事業者に対して改めて早期の開業に向けて働きかけを行ってまいりたいと考えています。
現状、その後継の候補というのはどういった事業者になるのでしょうか。
詳細については私まで上がってきておりませんので、経済局にご確認いただければというふうに思います。
仙台駅前のさくら野跡地などを含む再開発計画について伺いたいのですけれども、先般終了した第1回定例会で、髙橋副市長答弁の中で、新年度いわゆる専任性を持たせた人員配置を検討しているというふうにおっしゃっておりました。新年度も近くなってまいりましたので、現在の検討状況を伺えればと思います。
これまでも都心整備の調整に向けて担当課長を置いていろいろと再開発の推進などを図ってきたところでございますけれども、現在の厳しい事業環境を鑑みまして、今後、より一層、事業化に向けた事業者との連携を緊密に図っていかなくてはいけないということで、都心部の再開発等に関して専任性を持たせた担当部長に加えまして、事業化の検討が進められております青葉通の沿道の整備に特化した課長等を新たに配置をしたいと考えているところです。
課長等とおっしゃいましたが、課長だけではないということですか。
詳細については今ここでお話しできませんけれども、なおどのような取り組みを進めるべきなのか、副市長もお話をしたことを受けて、担当でいろいろと練ってくれているのだろうというふうにも思います。本市といたしましても青葉通の沿道整備というのはとても重要だというふうに思っておりまして、この点についてしっかりと取り組めるように体制強化を図っていくものというふうに認識をしているところです。
改めて、その専任性を持たせた担当の課長なりに求めること、期待することを伺えればと思います。
それこそ仙台駅を降りて、そしてまたずっと青葉山エリアに通ずるところでございます。本市のメインロードの一つでもございます。そこで幾つか事業計画が上がっているところもございます。それらをトータルに進められるように、仙台の都心のまちづくりを進められたらという思いでおります。
今朝ほど芋沢でマンホールから水が溢れているということで、恐らく8時9時ぐらいだと思うのですが、これについて今現在、市長ご存じのことがあったら教えてください。
担当の方で対応に当たっているというふうに第一報を受けているところでございます。下水道が溢れているというお話は聞いておりまして、現場に出向いて調査、そして対応に当たっているというふうに第一報を受けているところです。
把握はされている。
はい。
被害と原因については今分かっている(のでしょうか)。
いや、まだ何か吹き上がっているようではないということの報告でした。どの程度どういうふうに漏れ出ているのかという詳細まではまだ聞いてはいないところです。
弊社が把握した限りだと、3、4カ所のマンホールから水が写真で見る限り1mぐらい吹き上がっているというのが(確認できるのですが)。
そうですか。そこまでは私はまだ早い段階でしたので聞いてはおりませんでしたけれども。
初期対応を今している段階だと(いうことでしょうか)。
そうですね。現場に向かって対応、調査をするということを聞いたところです。
他に住宅地だとかに被害が出ているということはない(ですか)。
一報だけでしたので、詳細はこれからだというふうに思います。
改めまして、この下水道の特に老朽化をめぐる問題というのは、埼玉県の八潮市の件でよくクローズアップされたと思います。仙台市でも自主点検もされているし、大きい問題はなかったという報告ではあったと思うのですが、いかんせん仙台市は下水道管が長いし、5,000キロある、いろいろ大変なところあると思うので、今まで会見等でおっしゃっているかと思うのですが、今のこの下水道をめぐる課題点なり危機感なりをお話しいただきつつ、今現在やっている対策について改めてご解説いただきたいと思います。
まずは、このお話を聞いたときに、下水道管から水が出ているということで陥没なのかしらと、八潮市のところを思い浮かべたらば、道路が陥没しているわけではないということでした。そういう意味では、そこまでではなかったのだなというふうに思っているところです。そして、今おっしゃられたように、下水道管の老朽化に向けていろいろと部門で調査を行っている、そしてリスクが高いところから新しいものに替えていく、長寿命化の対応をしているということでした。今回のその現場がどういうところなのかの詳細まで聞いておりませんで、これまでの調査の中でも、調査しているところなのかどうか、それで調査の中でもリスクがあったのか、あるいは下水道管が亀裂をしてそういう状況になっているのか、それとも何らかあって漏れ出したのかも含めて、これから詳細の調査をしてみないと何もこの段階では言及はできないというふうに思っているところですので、もうちょっと状況が把握できてから、どのように考えるかということも含めてお話をしたいと思います。これまでもお話をしてきたように、随時点検は行っているということでございます。
選択的夫婦別姓の議論について伺いたいのですけれども、昨今国会で盛んに議論されているところではございますけれども、市長としてこの議論をどう見ていらっしゃるかというのと、改めてその選択的夫婦別姓のメリットとデメリットについてどのようにお考えなのか伺いたいと思います。
まず、国会の中で今いろいろ議論されているところであります。選択制であるので、これについては私は肯定といいましょうか、そうあった方がいいのではないのかしらというふうには思っているところでもございます。経済界でも経団連を含めて一日も早く導入をというような要請も国にお出しになっているというふうにも聞いております。また、全国知事会含めて、さまざまな団体も一日も早くというようなお声を上げていらっしゃると承知をしているところです。なかなか国会の議論が進まないのかなというふうに思っているところですけれども、より活発な議論がなされて、選択制夫婦別姓の問題について決着が付くといいなというふうに、私自身も思っているところです。
岩手県大船渡市の山林火災の現場への派遣について伺いたいのですけれども、改めて派遣された隊員の数とその派遣を行った日数など、その活動の総括というところと、あと今回の活動で明らかになった課題等ございましたら伺いたいと思います。
まずは、大規模な林野火災でお亡くなりになられた方がいらっしゃるわけでして、ご冥福をお祈りしたいと思いますし、被害に遭われた方々に心からお見舞いを申し上げたいと思います。本市では、消防庁からの要請で出火当日2月26日から緊急消防援助隊として、これまで延べで351隊、1,378名の職員を派遣いたしました。相当な数に上ったなというふうに私自身も思っているところです。鎮圧宣言がなされた後も、火災の収束に向けて消防ヘリコプターと消防隊で空中と地上からさまざま熱源の確認なども行っておりまして、明日(19日)正午でその派遣活動が終了することになったということでございます。これまでの大変な任務を全うしてくれた職員には本当に敬意を表したいなというふうに思っています。
東北市長会でも、大船渡市それから岩手県市長会と共に緊急要望を政府にさせていただきました。義援金の(募金)箱なども置かせていただいたりもしているところです。東日本大震災で被災をされて今回もこの火災でということで、二重の被害に遭われている方も少なくないわけです。そういう意味では、多くの方々にも心を寄せていただけたらありがたいなというふうに思います。林野火災というのは、乾燥している時期になると、もう本当にあっという間に火が回っていくということです。そして、その火の粉も風に乗って、こんなところにもというところにも飛ぶようでして、これも本当に危険性が高いのだというふうに改めて強く感じたところでもございます。そういう意味では、これからの乾燥期を迎えると林野火災も発生しやすくなる状況だということですので、くれぐれも山に入られる方は十分に注意をしていただきたいと思うところです。
数字のところで確認なのですけれども、351隊、1,378人というのは、今日時点、現時点の数字ということでよろしいのですか。
そうですね、最後の隊が今行っているのじゃなかったでしょうか。
(警防課長)
351隊、1,378名に関しましては、本日までの状況でございまして、本市消防局の人数でございます。緊急消防援助隊としましては、3月16日現在ですが、15都道県、最大で550隊、1日に換算すると2,043名の職員が派遣されておりまして、延べに関しましては6,890隊、2万5,476名の職員が現在まで派遣されているという状況でございます。
その351隊、1,378人というこの規模なのですけれども、過去の派遣と比べてみるとどのような感じでございますか。
(警防課長)
仙台市消防局としまして、現在まで7次派遣という形で、基本3泊4日のローテーションを組んで派遣しております。この規模に関しましては、緊急消防援助隊の制度以降、多い派遣日数、職員数と認識しております。
過去最大ではないということですか。
(警防課長)
詳細、今確認はしておりませんが、今のところ過去最大というふうな認識でございます。
※確認した結果、派遣日数、派遣職員数ともに過去最大でした
市長に伺いたいのですけれども、今回の派遣の経験を仙台市の防災にどのように生かしていきたいかというところを伺いたいと思います。
まず今回、急な斜面の林野火災で、それも広範に及んだということで、大変消火活動は厳しいものがあったというふうに思っております。水利をどういうふうに確保するのかということもありますし、消防ヘリで消火というにしてもあまりにも広い範囲になりますと、本市の消防ヘリでの対応だけではとどまらないわけで、やはり自衛隊なりいろいろなところに対しての協力というのが必要なのだろうなというふうにも思います。いずれにせよ、林野火災を起こさないように、乾燥時期は特にそうですけれども、山に入られる方々には十分に注意をしていただかなくてはいけないのだろうなというふうにも思うところです。それと、今回、消防で頑張ってくれた皆さんから、帰ってきてからしっかりとどういう状況であったのかというお話を聞かせてもらう予定になっています。頑張ってくれた隊員に対して改めてお疲れさまでしたと伝えるとともに、どういう課題があったのかをまた詳細聞いていきたいというふうに考えているところです。
消防の方々から改めてお話を聞かれるということだったのですけれども、それなどを受けて、あまり考えたくもないですけれども、今後、例えば仙台市で同じような事例があった場合にどのように動くか、対応していくかということについて、今後練っていかれる予定などあられるのでしょうか。
林野火災については、昨年春にソーラーパネルのことで本市でも火災が発生して、これも困難な中を消火活動をしたわけです。それから、遡っていきますと県内でも大きな林野火災はございます。そういう意味で、もちろん消防隊がどのように活動できるか、活動しやすいような対応を取っていくということももちろんですけれども、それ以前に、乾燥期にはやはりどこでどのような危険が生じるかも分からず、そしてまたそのことが人の命や財産を奪うことにもなりかねないということを市民の皆さまお一人お一人も認識をしていただいた上で山に入るということも重要な取り組みの一つだろうというふうに、これこそが重要な取り組みの一つであろうというふうに思っているところです。
仙台市長 郡 和子
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