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更新日:2025年3月26日

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その他質疑応答(令和7年3月25日)

包括外部監査について

Q1

先日、包括外部監査の結果、交通局に関して結果発表されました。赤字が続いている市営バスに関してなのですけれども、公共交通が支える必要のある路線以外を全面的に民間に譲渡することを選択肢として検討することも考えられるなどといった、なかなか厳しめの意見もあったかと思うのですが、これに関して市長の受け止めを教えてください。

A1

包括外部監査を今回は交通局で行っていただきました。交通局の財務事務の執行および事業管理に関して、専門的なところでいろいろと監査をいただいたわけですけれども、ミスですとかご指摘についてはしっかりと対応していくということで、これもほかの部署でも起こり得るケースかもしれないと思いまして、これについては庁内で共有をしていこうということです。

今お話があったのは、バス路線で経営が大変厳しいので一部を民間にというような意見が付されているということでございます。仙台市バスというのは市民生活を支える重要なインフラの一つでございます。公営を維持した上で、あらゆる経営改善ですとか、いろいろなことに取り組んでいかなければいけないというのは基本だというふうに思っております。今、交通局では運賃の改定ですとか、それから中長期的な視点で路線の再編などいろいろと改善策に取り組んでいるものと認識をしております。そういう中ですので、引き続き経営努力を重ねていってもらいたいというふうに思っているところです。

 

Q2

この意見に関して極論というところもあるかと思うのですが、やはり民間に譲渡というのは、現状、そして今後に関しても仙台市としては避けたい、避けなければならないというところでしょうか。

A2

民間譲渡について、検討、今の俎上(そじょう)にはございません。交通事業はやはり利用者からの運賃収入を基に運営するということが大原則でして、交通局でさまざまな持続性確保に努めているところだと認識をしています。

 

 

宿泊税について

Q3

宿泊税について伺います。先日、総務省の同意を得られたというところで、市としては導入時期、徴税開始時期を11月めどあるいは11月を予定としておりましたが、実際に始める時期についての公表についてはいつ頃を考えていますでしょうか。

A3

総務大臣から同意をいただきましてほっとしているところでございます。実際に徴収課税開始時期、これについては引き続き11月をめどにできるように準備を進めているところではあると承知をしておりますけれども、県と時期を同じくするのがやはりいいのだろうというふうに思います。いろいろな混乱も起きないでしょうし、事業者の方々も大変になろうとそういうふうに思いますので、県と歩調を合わせながらというふうに思っております。いつ頃発表できるものなのか、これは私はまだ聞いておりません。

 

Q4

事業者からはできるだけ早く示してもらった方が準備もしやすいというような話もありますけれども、新年度の早いうちにというようなイメージなのでしょうか。

A4

どうですかね。秋ぐらいにはということで準備を進めているところですので、そこに向けて事業者の方々にも進めていただいているのだというふうに理解をしております。その上で、県といつ頃、ここから始められそうですねというふうになるのかは、もうしばらく見てみないと分からないかなと思っています。

 

Q5

知事が先日ぶら下がり(取材に)応じまして、いわゆる事業者から繁忙期の秋の導入が難しいのではないか、大変厳しいというような声があって、11月より後ろにずれる可能性もあるようなニュアンスを話されていたのですけれども。つまり、県がもし11月より遅れるということになれば、市も遅らせるということになるのでしょうか。

A5

事務方同士で協議をしているということを報告を受けています。

(税制課長)

今ございましたように、宮城県とは事務方でそれぞれの事情とか相談し始めるところで、時間をかけずに検討してまいりたいと思っていますけれども、先ほど市長がお話ししたように、我々当初から一貫して11月ということで準備を進めてきております。それで事業者さんの意見もこれまで聞いてきていまして、11月に向けて準備を進めている事業者も多い一方で、最終的に課税開始日が決まっていないので早く決めてくれという意見を多くいただいている状況です。一方で、宮城県さんの事情(が)あるので、そういったことは県に考え方を伺っているところですけれども、最終的に事業者からは、ずれるのはちょっと避けてくれという強い意見もいただいていますので、そこは基本的には一致させるのがいいのだろうというところで考えておりますが、いずれにせよ県と調整しているところですので、なるべく早く検討していきたいというふうに考えています。

 

 

今年度を振り返って

Q6

今年度最後の会見ということになりますけれども、今年度のまとめといいますか、市長の今のお気持ち、いかがでしょうか。

A6

今年度も全庁一丸となってさまざまな取り組みを実施できたと思っております。例えば、大型のイベントを仙台にたくさん持ってきて開催をいたしまして、交流人口の拡大にずいぶんと寄与できたのではないかなというふうにも思っているところです。それからまた若い人たちの起業家意識を醸成するための取り組みというのもずいぶんと進んできて、これも大きな成果が得られているのではないかというふうにも思っております。そういう意味で、苦しかったコロナ禍が明けて、いよいよ仙台市が未来に向けてやれることが着々と進んだ1年であっただろうと認識をしているところでございます。そういう意味では、来年度に向けた新たな事業も含めて予算等お認めもいただきましたので、この勢いをさらに上に持っていけるように、新年度しっかりスタートできるように準備を進めてまいりたいと思います。

 

Q7

改めて1年を振り返って、やり残したこと、課題だというふうに改めて感じたこと、新年度は改善していきたいことというところはどういったところになるのでしょうか。

A7

(せんだい)都心再構築プロジェクトも、幾つかこの制度をご活用いただきながらビルの改築等も進める、そういうふうに手を挙げていただくところがございました一方で、残念ながら駅前を含めた青葉通エリア、ここの再開発というのがなかなか進まなかったというのは、いろいろな調整に時間がかかっているわけですけれども、本当に難しいなというふうにも思ったところです。そこで来年度は、お話を前にさせていただきましたように、担当の部署をしっかりと拡充していくということで取り組ませていただきたいというふうに思っています。

 

Q8

最後に新年度の抱負といいますか、市長自身の任期というものも近づいてきている中でのそのあたり含めていかがでしょうか。

A8

まずは新年度、しっかりと事業なり取り組みが始まるように、万全を期して新年度を迎えるようにしたいというふうに思っています。

 

 

4月1日付定期人事異動について

Q9

新年度の人事について伺いたいのですけれども、管理職に占める女性割合について、昨年より1.1ポイント伸びまして過去最大になったというところで、本年度までに達成する25%の目標ですが、昨年に続いて達成されたというところで、その辺について伺えればと思います。

A9

(「子育て推進・女性活躍推進プラン」では、)市長部局の女性管理職比率、令和7年の4月までに25%以上としておりましたけれど、既に今年度達成をし、来年度に向けましては26.2%とさらに1%上乗せすることができました。これからのことを考えてみますと、本市の職員構成は若い年代ではおよそ男性と女性と半数半数なのですね。女性活躍という面からも、そして組織をしっかりと維持していくという面からも、なお女性の比率というのが上がっていくのは当然であろうというふうに思っておりまして、さらに高い目標を掲げながら進んでいきたいなというふうに思っています。

 

Q10

高い目標とありましたけれども、今の25%以上というのは市の行動計画の中で掲げられていますけれども、既に達成されているというところで今後の上方修正といいますか、引上げの可能性についてはいかがでしょうか。

A10

現在新プランの改訂作業を行っているところでして、できれば30%以上に令和11年4月までには達成するようにというような目標にしたいということを言っているところです。

 

Q11

ガス事業民営化に向けて担当局長を2年ぶりに復活させたというところで、改めてこの人事の狙いについて伺えればと思います。

A11

目指すまちの姿の実現に向けてさまざまな重要施策を推進すべく、全庁横断的に対応していく分野を中心にして担当局長を配置するなどをしているところでございます。ガス局の民営化担当局長も2年ぶりに配置をしたということにはなったものの、これもこの間、ガス事業管理者の下、変わらず取り組みを進めてきたところではございますけれども、新年度は新しい事業管理者となります。その新しい事業管理者と共に民営化に向けて、担当局長、大いに手腕を発揮してもらいたいというふうに思っているところです。

 

 

大船渡市大規模林野火災について

Q12

昨日、消防隊の皆さんから改めて(大船渡市の)山火事についての報告がありましたけれども、先週の質問で大変恐縮なのですけれども、昨日、具体に仙台市内での避難誘導ですとか、あとは山火事への装備を備えることが重要だというふうな具体なお話も出てまいりましたけれども、それを受けて、新たに市長として仙台市内での山火事への備えなど何か具体に必要だなと思われたことなどありましたでしょうか。

A12

この間も乾燥する時期の山火事というのは経験もしているところですけれども、大船渡の大規模なあれほどの大きな火災というのはこれまでやはり経験のないことで、リアス海岸のところにある急峻(きゅうしゅん)な山の中での火災でしたから、それはそれは消火活動は大変だったというふうに思います。本市における山火事を想定した場合に、そこまで急峻で水利をどうしていくのかということの課題というのをどのように考えていくのかということは、ある意味であの大船渡の火災から学ぶことというのは重要なのだというふうに思っています。一方で、この乾燥する時期の山火事というのは、やはり入山される方の細心の注意も必要であるということもこれ事実でして、そこに対してまず対応していくということをやっていきたいというふうに思っているところです。あとは消防の方で、今回の大船渡で得てきた知見を基にどのような装備が必要なのかということについては検討すると思います。それらを見た上でになるのではないかというふうに思っております。

 

 

市長3期目に対する考え

Q13

新年度にはちょっと時期が早い質問かもしれませんが、市長選が夏にあると思うのですけれども、そちらに出馬されるかどうかというのは、もう意向は固めておられますか。

A13

先ほども申し上げていますとおり、新年度に市議会の皆さま方と活発な議論を経てお認めいただきました事業等を着実に進められるように体制を整えたいというふうに思っているところです。

 

 

仙台市長 郡 和子