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更新日:2025年9月3日

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その他質疑応答(令和7年9月2日)

 

仙台駅前の再開発について

Q1

市長、ご体調はいかがでしょうか。

A1

皆さまにご心配、そしてまたご迷惑もおかけいたしましたけれども、順調に回復いたしまして、元気に復帰させていただいています。

 

Q2

再開発についてお尋ねします。各種報道されておりますけれども、さくら野百貨店の跡地が解体されるということになっております。市長も市長選で(都心再構築プロジェクトの再開発)補助金の増額などを公約に掲げられておりましたけれども、今後市としてあそこを、活用は未定ということですが、再開発において市としてどういった戦略が必要かというところをお尋ねします。

A2

まずは今回、解体について歩を進められるということで、一歩進むなというふうに受けとめているところでございます。この解体が着実に進むように、事業者の方と調整をしていかなくてはいけないというふうに考えています。また解体後について何も決まっていないようでありますけれども、どういうようなものになるのか、もちろん仙台の顔となるような地域ですから、それがふさわしい開発ができるように、本市といたしましても、事業者と連携しながら協議を進めていきたいというふうに思っています。

 

Q3

先ほども申し上げましたけれども、市長選においては補助金の増額を掲げていらっしゃいましたけれども、今のところの検討状況などはいかがでしょうか。

A3

いろいろ建設費も高騰しているということもありますし、都心の開発が進むように、それぞれ事業者の方々の思いですとかニーズというのも違いがあろうかと思いますけれども、それぞれに寄り添えるように取り組んでいければいいなというふうに思っています。

 

 

富谷市の総合病院公募について

Q4

病院の関係でお伺いさせていただきます。先週、富谷市が、誘致していた病院を東北医科薬科大学に正式に選定されました。そのことについてのまず受け止めをお聞かせください。

A4

報道で目にさせていただきましたけれども、東北医科薬科大学が運営するいずれの病院も、本市にとっては大変重要な病院だというふうに思っております。年間の救急搬送実績も、この2つの病院で6%ぐらい引き受けていただいているということもございます。本市の地域医療を支えていただいている病院だというふうに思っているところです。コロナのときにも本当に助けていただきました。富谷市による今回の発表内容というのは、事業計画が確定したものではないというふうに承知をしておりまして、これからいろいろなことを協議して決定されるということですから、2つの病院がどのようになっていくのか、情報収集に努めた上で、本市の医療提供体制に与える影響などをしっかりと見定めていかなくてはいけないと思っています。

 

Q5

まだ計画内容、決定ではないということですけれども、今のところ、今市内にある2つの病院を再編して、富谷市に新たに140床くらいの病院を計画しているという話も出てきていますけれども、そう考えると、市内の病床が仙台赤十字病院も含めて減るという懸念もあるかと思うのですが、その点はいかがでしょうか。

A5

まだ確定したことではないので、コメントはできません。

 

Q6

富谷市の方で今回誘致して、例えば必要な用地を無償貸与したりとか、いわゆる厳しい経営状況の病院にとってはかなり好条件というか、そういった中での誘致だったかと思います。どこも病院(の経営)が厳しい中で、そういった仙台市外に出るというか、そういう病院が今後続いていくという可能性というか懸念もあるかなと思いますけれども。

A6

それはどうなのでしょうか。この事の発端は県の4病院再編の問題から始まっているわけです。そういう意味では、この間も何度も申し上げてまいりましたけれども、県に対して私どもは、本当に仙台医療圏の中でどのような状況になっているのか、本市が持っている詳しいデータに基づいて、救急体制ですとか、その他さまざまな懸念、課題というのを示した上で県に対して、しっかりと精査した上で私どもの疑問に答えてもらいたいということを言ってきたわけですけれども、それには一切お答えしていただかないまま今の状況に至っているわけです。これは、富谷市にとってみれば、4病院の再編というふうなことが進められるとすれば、では土地を自分のところで用意しましょうということで、土地はもう既に用意されていたわけですよ。そのこと自体、本市として、私としてコメントは差し控えますけれども、そういうところであって、今回新たに仙台の病院が手を挙げたということになるわけです。ただ本当に、この端を発した県としてどういうふうに見ているのか、改めてこれは、私はしっかりとした分析というのをお示しをしてもらいたいと思いますし、これから将来にわたって仙台医療圏がどうなっていくのかについても、しっかりと問わなければいけないというふうに思っております。

 

Q7

先ほど、県との協議は続けなくてはいけないということだと思うのですけれども、これまでの協議の経過を見ていると、どうしても平行線をずっとたどっていて月日が流れているという状況が続いているかと思います。今後のその決め手となるというか、どういった着地点を見いだしていくかという、話し合い以外の何か対応というのがあるのかどうか、市長に何かお考えがあればお聞かせください。

A7

話し合い以外の、というのも変な話ですね。私どもではいろいろな課題を、これについてはどのように評価されるのですかということを県に対して聞いているところで返答がない状況なわけで、平行線というよりも、県が丁寧に答えてくださっていない状況が続いているわけです。これからどうするかというのは、県に聞いていただきたいと思います。

 

Q8

取りあえず県の回答を待って、そこから協議を続けていくスタンスということですか。

A8

本市と県との協議というのが、今、事務方同士でやられているのがストップしている段階だというふうに思いますけれども、これがどういうふうに運ばれるのか、そのことも全然、私はストップしたままというふうにしか聞いておりませんし、早急にどういうふうにされるのか、県としては、それこそ自分が仕掛けたことで、富谷市には土地までつくってもらったのにという思いがあるのやもしれませんけれども、そこも含めて、医療のこれからの在り方についてはしっかりとただしていかなくてはいけないと思っています。

 

 

宮城県知事選挙について

Q9

知事選についてなのですけれども、立憲民主党の遊佐美由紀さんが立候補される意思を表明されたということにつきまして、市長もご面識は当然おありだと思うのですけれども、どのように受け止めていらっしゃるかを伺いたいと思います。

A9

遊佐さんは、本市選出の県議会議員として8期だったでしょうか、長く活動なさっている県議会議員です。村井知事と同じ、初当選同期組だというふうに承知をしているところです。長い政治経験をお持ちの方だというふうに承知をしておりますが、知事選に出られるということは報道を通して見させていただいたところでございます。政治家としてのご判断でしょうから、それはそれで私から何か申し上げるべきことではないというふうに思っています。

 

Q10

改めて現時点で、前回の市長選で村井知事が応援演説をされる場面もございましたけれども、知事選についてどういうご対応をされるかというのを、現時点でのお気持ちを伺いたいと思います。

A10

複数、知事選には立候補されるとの報道を目にしているところではございますけれども、現実、どなたがどのような公約を掲げられるのかも分かりませんし、今の段階では何もあれですね。ただ仙台市政を発展させていく上でどうかなということについては、注目をしたいと思っています。

 

Q11

どうかなというのは具体的にどういうことでしょうか。

A11

仙台市政を発展させていく、連携をさせていただけるというところについてどうなのかということを見ていきたいというふうに申し上げたところです。

 

Q12

改めて、仙台市選出の県議として、遊佐県議の印象ですとか、今までの関わりを振り返っていかがですか。

A12

私が放送局にまだ在籍していた頃に、遊佐県議が産休を議員の立場で取るということに初めて取り組まれたということを、女性がそうやって議員活動する上でなるほどというふうに思って取り上げさせていただいたことがございました。それは、もうずいぶん昔の話ですよね。それ以来、私が政界に入ったときには同じ党でしたので、そういう意味ではよく存じ上げているところではございます。

 

Q13

それこそ、先ほど仙台市の発展のためにというお話もありましたけれども、現在立候補の意思を固めている村井知事に関しては、次に当選されたら6期ということで、多選の懸念みたいな声も上がっていますけれども、遊佐県議自身もそういった多選への懸念を踏まえての表明だというふうに答えていらっしゃいますが、その点、多選については、郡市長はどのように考えていらっしゃいますか。

A13

そういうことはよく聞くことではありますけれども。よく聞くというのは、村井知事に対してのみならずですよ。他の首長の方々が何期を通り越せば多選なのかよく分かりませんけれども、そういう声があるのも承知をいたしますが、しかしそれぞれ政治家一人一人がご判断されることだろうというふうに思いますし、それについては、私は何もコメントすることはございません。

 

 

宮城復興局の廃止について

Q14

復興局の廃止の件でお伺いさせていただきます。仙台市内にも仙台支所がありますけれども、郡市長も国会議員時代に復興政務官として関わってきたご経験もあるかと思うのですけれども、改めて今回の廃止についてどのように受け止めていらっしゃるのかについてお聞かせください。

A14

思い起こせば、復興庁宮城復興局の看板をかけさせていただいた立場であります。いろいろなことを思い起こしますけれども、今年度いっぱいで、第2期復興・創生期間が終了するということでもございます。復興事業におけるハードの整備というのがおおよそ終了したのだろうというふうに思いますし、この間は、地方の出先として、宮城復興局も本当に県内のさまざまな市町村からのご意見をお聞きいただいて、本庁にしっかりと橋渡しをしていただいたというふうに思います。ただ、他の自治体でも残っているところもありますし、とりわけ本市でも、心のケアを含めた、そういったところはまだまだ長期的な課題があるというふうに思っておりますので、引き続き被災地の声をしっかりと聞き届けていただく復興庁であっていただきたいというふうに思っています。

 

仙台市長 郡 和子