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更新日:2025年9月3日

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森林の大規模伐採を伴う太陽光発電事業について立地の自粛を強く求めます(発表内容)

令和7年9月2日

 

このたび、森林地域における太陽光発電事業に係る従来の指導方針を全面的に改訂する形で「杜の都・仙台の豊かな森林を未来へつなぐための太陽光発電事業の立地に係る指導方針」を策定いたしました。

これまで本市では、森林地域における太陽光発電事業に係る環境アセスメント制度を段階的に厳格化してきたところでございますけれども、森林の大規模伐採を伴う太陽光発電事業に対しましては、生態系の破壊、あるいは土砂災害リスクの増加、また地域の暮らしへの悪影響などが懸念されているところでございます。

こうした事業の抑止を図るために、市内の森林地域における敷地面積1ヘクタールまたは400キロワット以上の太陽光発電の立地について自粛を強く求めるもので、大規模な森林伐採を伴う太陽光発電事業については決して好ましくないのだ、という本市の姿勢を明確かつ強力に表明することに加えまして、立地選定の妥当性を厳格に審査するなどを通じまして、さらなる事業抑止を図ることが可能になると考えております。

今後、対象となる事業を把握した際には、本指導方針に基づきまして、手続きが始まる前の早期の段階で、事業者に対して立地の自粛を強く求めながら、厳正に対処いたします。

先人から受け継がれて大切に育んできた市民共有の財産である「杜の都・仙台」の自然環境を、将来にわたって確実に守り抜いてまいります。

 

仙台市長 郡 和子