ページID:7388
更新日:2016年9月20日
ここから本文です。
私の選挙事務所で、応援の演説ということで知事に日程のご都合がつくだろうかという打診をしていると聞いています。まだ確定はしていないところです。
私が市長選に出るという話を発表申し上げましたところ、知事の方から、もし要請があればマイクを握ることもやぶさかではないというお声が聞こえてきました。
知事にお願いできるものであれば、お声がけをさせていただこうということで、支援者の方々との話し合いの上で、今回の打診をさせていただいているところです。
あうんの呼吸といいますか、私と知事もさまざまな会合の中でお話をさせていただいていますので、「次に選挙ですね」、「はい、がんばります」という中で、私の方にも来てほしいという雰囲気を知事の中でも感じ取られたかもしれません。
この間、特に復興のプロセスの中で、県と市というのは、細かい部分で、例えば応急仮設住宅であるとか、私として、法的な権限をほしいと申し上げている部分はありますが、実務の中では、協力できることを、全て手を携えながらやってきました。
その中で、宮城、仙台の復興が進んできたと思っていますので、県と政令市の共同でやるひとつの現われとして、選挙の応援もしていただくというのも悪くはないと思っています。
お互いに税源財源にゆとりがある間は、それぞれ自分の力でできるということで、政令市である仙台市の方は、県の世話にならなくともという気持ちがあり、県の方も独自でやれるものは県としてやるというお考えがあったかと思います。バブルのはじけた後のこの10年、15年、20年というのは、地方財政にとって、ますます厳しくなる一方で、お互い足りないところを補い合って、決して二重行政などというお金を使っている余地もなく、連携してやっていかなければいけないということで、この間相当に、実務的にも共同歩調でやっていかなければいけないという状況が出てきたということだと思います。
いくつかの集会や、街頭などでお話しする機会があると思いますが、今、選挙事務所でいろいろ考えてくれていると思います。実際どうなるかはまだです。
例えば自治体の首長さんにお願いしようという話が出ていたり、昔から活動をよく知っていただいている方にお話をいただこうとか、今お話をしてくださる方を、それぞれ皆で出し合ってお願いをしたり、日程調整をしたりという段階です。
早いもので、もう4年もたったのだという気持ちです。また、前回はゼロから初めてのことで挑戦させていただくのと、今回は4年という1つの時間を私が務めさせていただき、その上に立って審判をいただくということですから、逆に言うと、前回はゼロであるがゆえの怖いもの知らずという面があった気がします。今回は自分のやってきたことは、隠しようもなくできあがってしまっていますので、それに対して市民の皆さんの判断をいただくことになりますので緊張しています。
一つは、大きな参議院議員の国政選挙の後ですので、有権者である市民の皆さんの中に、ひょっとすると選挙疲れといった気分があるかもしれないです。また、仙台にとって最大の観光シーズンである七夕まつりの真っ最中でもありますので、選挙など考えている暇は無いような忙しい方々もたくさんいると思います。
地方自治体の選挙にとって、いくつかの難しい面はありますが、復興計画のちょうど折り返し地点で、これから復興がどう進んでいくか、その復興計画の後にどのようなまちづくりをしていくことが仙台にとってよいことなのか、そういう大変貴重な、重要な課題を考えていただくポイントだということについては、しっかりと私の方からもお伝えして、ぜひ皆さんの貴重な思いを行動に結び付けていただきたいということを訴えたいと思います。
当初からの予想どおり、自民党の圧勝となりました。全国的にもそうですし、宮城選挙区についても、得票数からいって間違いないことだと思います。
一方で、前回の選挙の時、またその前から宮城県で大きな力を持っていた民主党が、いわゆる逆風の状況で、大きく票を減らされて、結果として議席から離れたのは、一つの大きな政治の風向きの変化を表していると改めて思いました。
みんなの党については、行財政改革に大変熱心な取り組みとスタンスをもっていらっしゃると承知しています。それ以外の分野についても、復興を中心に頑張られることはお聞きしましたが、一般的に福祉やその他諸制度について詳しくという段階ではなかったと思います。
まだ、十分私としても分からない部分がありますが、流れとしては一度民主党に大きく期待した選挙民の方々が、それに対する失望の中で、自民党に戻られた票も大きかったでしょうが、自民党以外、民主党以外の分を探した結果として、みんなの党といういわゆる第三極に民意が動いたのが、大きな期待となって票につながったのかと受け止めています。
情報を得る手段として、市政だよりは今までの一般的な調査では高齢者の方々にはよく読んでいただいていますが、世代によっては、なかなか手元にあってもめくっていただけないこともあるようです。そういったことを考えると、ネット選挙が解禁されて、情報を得る手段が多様化されたのは良い試みではないかと思います。
ただ、それが実際どこまで結果とつながるかとなると、今回の選挙も含めてまだまだ分析が足りないので分かりませんが、私としても、一つの新しい試みの中に自分自身の選挙もそれを投じながら、より関心が高まっていくような方向で努力してみたい、今回は一つのチャレンジであると思っています。
当選された候補はプロでいらっしゃったので、その辺は負担感なくスムーズにこなしていらっしゃったと思いますが、私と支援のスタッフがそこまでできるかどうかは、もう少し考えてみなければいけないと思います。
できるだけいろいろな形で、リアルタイムに情報をお知らせしていけるような、そんな取り組みが必要だと痛切に感じています。
例えば、今までだと明日私がどういうコースで回るかとか、どこで個人演説会をするかということは、分かる人には分かるけれども、分からない人はまったく情報にたどり着けないということがありました。そういうことも、気軽に確認できるとか、そうなれば関心を持ってくれる人が増えるかとは思います。
仙台市長 奥山 恵美子
関連リンク
お問い合わせ
Copyright©City of Sendai All Rights Reserved.