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更新日:2016年9月20日

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発表項目以外の質疑応答の概要

平成28年8月30日

(1)本日接近する見込みの台風10号への対応について伺う

現時点では、台風接近の情報収集により警戒本部体制の段階に入ったところです。これによって担当部局で避難所開設準備等に入ります。災害対策本部については、特別警報が出るかといったことを含めて、今後の被害状況等を見ながらとなりますので、まだ実施の決定はしていません。いずれにしても大型台風の直撃、しかも日本への初上陸が東北からというのはかつてないことですので、市民の皆さんに一層の安全を呼びかけるとともに、われわれも必要なパトロール等に力を尽くしたいと思っています。

(2)先日の台風9号の際、避難勧告を出したものの実際に避難した人が少なかったことをどのように考えているか。また、避難勧告が七北田川の一部に集中する傾向にあるようだが、市として何らかの改修などは行わないのか

雨脚が強くなった場合に日が暮れて暗くなってから避難するのは、周辺情報が分からないので、避難をすることがかえって危険な場合もあります。
昨年9月の集中豪雨時の反省として、避難が予想される場合には本来避難の必要がない注意報の段階、警報は出ていない段階から、早めに避難所を開設して、住民の方の移動の危険性を少しでも減らしたいということですので、結果として避難所に来る方が少ないことも大いに予想されるところです。ある意味ではフライングになることも含め、その方が安全の確保という意味では良いという判断で、そのような対応にしています。
なぜこのような対応をしているかということは、地域の防災訓練などでも周知していますので、住民の方にもより一層この趣旨を分かっていただけるように伝えていきたいと思います。

七北田川に関しては、県の河川管理の方の所管です。昨年の豪雨の反省をもとに、県とともに、例えば中州に生えていた木や、周辺木など土砂がたまりやすいところの撤去など、取り組めるものについては取り組んできました。特に水位計の情報が10分ごとに分かり、リアルタイムで水量が把握できるようになったことは、昨年の豪雨に比べ迅速な指示や対応につながり、大変ありがたく思っているところです。
警報が集中するのは、河川の湾曲や護岸の状況などによりますので、それを改良するためには県とご相談して、より深い掘削や護岸の整備、広域に渡る立木の伐採、また馬橋の件など、いろいろ改修しなければならない点があり、少し時間をいただく必要があると思います。県もわれわれも問題意識を持っている地域ですので、地域と話し合いをしながら、なるべく早く困難な地域が解消されるように努めていきたいと思います。

仙台市長 奥山 恵美子

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