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更新日:2020年6月4日

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「仙台市新型コロナウイルス感染症緊急対策プラン」を策定しました(発表内容)

令和2年6月3日

 

 

このたび、仙台市における新型コロナウイルス感染症対策に関する基本的な方針等を取りまとめた緊急対策プランを策定いたしましたのでお知らせをいたします。

このプランは、年内にも感染の大きな第2波が本市においても到来するという想定の下、これに備えるとともに社会経済活動も活性化していく、その両方を実現するために緊急対策として今年度内に実施する取り組みをまとめたものでございます。プランの基本的な考え方や次年度以降にわたる中長期的な取り組みにつきましては、新たな総合計画への反映を検討し、今後の感染症に強いまちづくりにつなげてまいりたいと考えております。

今回のプランでは市内で感染者が確認された場合は最優先で感染拡大防止に取り組むことを大前提としつつ、今年度について2つのフェーズを設定いたしました。まずフェーズ1でありますが、感染拡大防止と社会経済活動の両立を開始する段階として秋ごろまでの期間を想定しております。フェーズ2は地域経済の活性化と感染症の第2波へ対応する段階として年度末までの期間としております。

今後それぞれの段階に応じて、プランに掲げる3つの基本方針に基づき対策を進めてまいります。基本方針1は「市民の命を守る、第2波を見据えた医療提供体制の構築」です。避難所の感染症対策の推進やPCR検査体制の強化、発熱患者への医療の確保などに重点的に取り組みます。基本方針2は「日常の暮らしを取り戻し、新たな生活スタイルへ」といたしました。子どもたちの学びの確保や子どもたちの保育環境・居場所づくりなどに重点的に取り組みます。基本方針3は「仙台の経済を支え、まちの新しい未来へ」と掲げました。中小企業の事業継続支援や商店街活性化支援、それから宿泊需要の喚起などに重点的に取り組んでまいります。新型コロナウイルス対策においては「命」「暮らし」「経済」が重要であると考えておりまして、この3つのキーワードを柱に基本方針を定めたものでございます。

本市は市民の皆さま方や事業者の皆さま方とともに東日本大震災から立ち上がり、そしてこのたびの新型コロナウイルスの第1波も抑えることができました。これらの経験から得た教訓を活かし共に力を合わせれば、必ずや明るい未来につながるものと信じております。このプランに基づいて、引き続き全庁一丸となって新型コロナウイルス対策に全力を尽くしてまいります。

 


仙台市長 郡 和子