更新日:2017年1月31日

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発掘調査で知る本丸大広間-遺物の出土状況-

大広間跡からは、金属製品・陶磁器・瓦などが出土しました。その中には、大広間や御成門を飾っていたと見られる金銅金具が、約60点見つかっています。さらに、金具を建物に取り付ける際に使われたと考えられる銅製の釘を約830点発見しており、中には頭部に鍍金(ときん・金めっき)が残っているものもありました。銅釘は、大広間東辺及び西辺、御成門付近に集中しています。また、土師質土器(はじしつどき)を約180点発見しており、大広間南東部に集中しています。
画像<遺物の出土状況>

金銅金具(1)

本丸大広間跡の調査では、薄い銅板に鍍金(ときん・金めっき)した金銅飾金具が約60点出土しています。写真に示したものは6.9cm×19.6cmと大きなもので、大ぶりな菊花文と唐草文が打ち出されています。建物外回りの垂木の先端近くを飾った金具である可能性が考えられます。類似した金具は、仙台市青葉区にある国宝大崎八幡宮にも見られます。
写真 写真
<左:菊花文・唐草文の飾金具><右:大崎八幡宮の飾金具>

金銅金具(2)

写真に示したものは、牡丹の花と葉を打ち出したもので、建物内部の釘隠(くぎかくし・釘を覆う飾り金具)の一部と考えられます。タガを連続的に打ち、線を描く蹴彫り(けりぼり)という技法や、魚卵状の魚々子(ななこ)打ちという技法も見られます。
写真<牡丹文の飾金具>

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