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更新日:2026年4月2日
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複合施設整備に関してご質問をいただく内容について、Q&A形式でまとめました。
音楽ホールは、生の音の響きを重視した2,000席規模の大ホールのほか、約350席の小ホール、発表会なども行うことができるリハーサル室やワークショップスタジオ、練習室などをつくります。
ホールの特性を生かした大規模編成のオーケストラやオペラなどの公演のほか、乳幼児親子やこども向けのワークショップなど、幅広い世代の方々にご利用いただけます。この施設は、多様な社会的価値の創出を通じて、将来世代も含めた市民の皆さまに豊かさをもたらすとともに、仙台に国内外から多くの人を呼び込む施設となります。
長年にわたり2,000席規模の音楽ホールの整備を望む声を多くの方からいただいていましたが、東日本大震災の復興過程において、音楽が持つ力が広く認識されたこともあり、1万人近くの署名や地元経済界からの要望をいただくなど、整備に向けた機運が一層高まりました。
また、多くの文化芸術団体・公演主催者より「仙台市内でホール施設の予約が取れない」「2,000席規模で十分な舞台機能を有するホールがないことから、仙台で開催できない大会や公演がある」とのお声をいただいています。こうした状況は、市民が質の高い公演や多彩な文化芸術に触れる機会を制限する要因ともなっていました。一方で、仙台市民会館(1973年開館)や戦災復興記念館(1981年開館)は老朽化が進み、建物の構造強度やバリアフリー化の観点等から、使用継続のための追加投資は費用対効果等に課題がある事から、本施設の開館後は施設の更新を行わない方針としています。
こうした需要への対応やホール施設の整理に加え、本施設の整備は、多くの市民が日常的に文化芸術に親しめる環境を創出するとともに、青葉山エリア全体に人の流れを創出し、求心力を高めることで、本市の魅力や発信力の向上に大きく貢献するものとなります。
仙台市では、津波の脅威を学ぶことのできる沿岸部と、人や情報が集まる中心部に拠点を整備し、それぞれの特性を生かしたメモリアル事業を展開するとの方針の下、沿岸部の拠点として「せんだい3.11メモリアル交流館」や「震災遺構荒浜小学校」を先行して整備し、経験と教訓を継承する取り組みを重ねてきました。
中心部震災メモリアル拠点は、東日本大震災の伝承に留まらず、未来の災害や困難に備え、乗り越える知恵や術を社会に定着させる「災害文化の創造拠点」を目指しています。防災・減災に取り組んでいる皆さまはもちろん、文化芸術分野など多様な方々と連携しながら、災害への向き合い方を考え、広く発信していく場となることを目指しています。
仙台市では、災害は発生するものと認識した上で、災害が起きてもそれを乗り越える術(すべ)を持った社会文化を「災害文化」と定義しています。
「防災・減災」と重なる部分も大きいですが、災害への備えを自然な形で日常生活に溶け込ませるというプロセスや、大きな災害に遭った時に立ち上がる力を育むこと、また、災害の記憶や知見をいかに継承していくかということも含めた概念となります。
仙台市の震災復興の過程では、音楽をはじめとする文化芸術の力が改めて認識され、そのことが音楽ホール整備の機運の高まりにつながりました。
文化芸術の力は、心の癒しや困難から立ち上がる原動力となったり、人々を結び付けたり、物語として記憶や体験を長く継承したり、物事を楽しく学ぶ助けとなったりするなど、災害文化の創造・発信にも様々な形で生かすことができます。
このように、音楽ホールと中心部震災メモリアル拠点には大きな親和性があることから、複合施設とすることを決定しました。文化芸術と災害文化が融合する施設は世界でも類のないものであり、復興のシンボルとして大きな訴求力を持つとともに、両拠点を訪れる多様な市民の交流の中から、まちを豊かで強靭にする新たな価値が生まれるものと考えています。
「仙台の文化芸術の総合拠点」である音楽ホールと、「災害文化の創造拠点」である中心部震災メモリアル拠点という、それぞれが役割を持ちながらも、別の施設として運営を行うのではなく、互いに連携・協働をすることで、本施設の理念である「人・文化・まち」を育む創造性あふれる施設を目指しています。
そのために、市民の皆さまをはじめ、団体や関係機関、企業など様々な人が出合い、交流を促進し、次の時代を担う「人」を育てていきます。さらに、仙台ならではの「文化」を大切に育み、ダイバーシティ(多様性)が尊重される社会の実現や、交流人口・関係人口の拡大など、「まち」の発展にも貢献する、みんなの力で未来をより豊かにする新しい価値を創出していく施設を目指します。
青葉山エリアは、文化や歴史、学びの場、そして豊かな自然に恵まれた仙台の都市個性を象徴する場所であり、大手門復元やこどもの屋内遊び場整備などのプロジェクトも進んでいます。
ここに本施設を整備し、仙台市博物館や仙台城跡、東北大学など、周辺にある様々な施設と連携することで、青葉山エリア全体の魅力がさらに高まり、国内外から多くの人を惹きつけるものと考えています。
また、地下鉄東西線で仙台駅から3駅とアクセスが良く、多くの方に気軽に訪れることができる点も、整備予定地として決定した要因です。
仙台は東北の中心都市として、多くのホール需要があり、仙台市内で活動する多くの文化芸術団体や公演主催者の方から「ホールの予約が取りにくい」という声が寄せられてきました。さらに、「仙台市民会館」や「戦災復興記念館」は老朽化が進んでおり、これらの施設がこれまで担ってきた役割や利用ニーズを受け止めることも必要となります。
県が整備する宮城県立劇場は現在の県民会館の老朽化に伴う移転建て替えであり、県民会館の利用の多くが移行すると考えられることから、この一館のみで上記の需要を受け止めることは困難であり、県と市がそれぞれ実施した需要想定調査でも「それぞれが2,000席規模のホールを整備しても、将来にわたり十分な需要が見込まれる」との結果を得ています。
こうした需要面の視点はもとより、本市の文化芸術の力を総合的に高め、災害文化との融合という特徴も生かしながら仙台のまちをより豊かなものにしていくという目的のもと、本施設を整備するものです。
様々な芸術分野に対応可能とする可動式の音響反射板・客席機構を有し、クラシック音楽の演奏に適した「コンサートホール形式」と、オペラなどの多様な舞台芸術の上演に適した「プロセニアム劇場形式」の2つの形式に転換可能な、2,000席規模のホールとなります。
コンサートホール形式においては、舞台のまわりを客席が取り囲む「サラウンド型」となることが特徴です。
本施設は生の音の響きを特に重視しており、国内外の数多くのホールの音響設計を手掛け、高い評価を得ている株式会社永田音響設計へ音響コンサルティングを依頼し、専門的な知見に基づき、コンピューターシミュレーションや音響模型実験などを通じて、優れた音響性能の確保に取り組んでいます。
全国的に「2,000席規模」は近年の大型ホールの標準的なサイズとなっており、全国を巡回するコンサート・公演において大きな需要があるほか、合唱や吹奏楽などの広域的な大会を開催する場合にも「2,000席規模のホールがあること」が会場選定の目安になっています。
施設の自主事業や他ホールとの連携による事業においては、大編成オーケストラやオペラ、バレエの公演などを開催することを想定しており、2,000席規模で高い舞台性能を備えたホールとすることで、これまで仙台でできなかった公演が実現します。そのことを通じて、本市の文化芸術の発展を牽引する施設となることを目指しています。
なお、本施設は「市民とプロがともに主役となる施設」を目指しており、2,000席すべてを使わないような活動においても利用できるよう、2階席や3階席を使用しない場合に使用料を抑える仕組みなどについても、今後検討していきます。
本市では、音楽をはじめ、バレエやミュージカル、舞踊、演劇など、さまざまな舞台芸術が活発に行われています。
専用のコンサートホールでは、こうした多様な公演に対応することが難しいため、できるだけ幅広い市民の皆さまが足を運ぶ施設、舞台に立つことのできる施設としたいという想いから、「転換型ホール」としました。
転換型ホールとすることで、音楽家だけでなくダンサー、俳優、脚本家、演出家、舞台技術者など多様な人材が本施設の創造プロセスに関わることになり、地域の人材の育成やノウハウの蓄積につながります。そのことを通じて、仙台の文化芸術を発展させる総合拠点を目指してまいります。
(仮称)国際センター駅北地区複合施設(音楽ホール・中心部震災メモリアル拠点)に関するご意見および仙台市の考え方(PDF:634KB)
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