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更新日:2022年9月15日

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仙台中央タクシー株式会社の取組【仙台市中小企業チャレンジ補助金成果報告会】

令和4年6月23日に開催した「仙台市中小企業チャレンジ補助金成果報告会」での報告内容をご紹介します。

報告者:仙台中央タクシー株式会社 取締役 清川 晋氏

仙台中央タクシーの写真

取組の内容
事業者名

株式会社ハミングバード・インターナショナル

仙台中央タクシー株式会社
既存事業 タクシー業(仙台中央タクシー)、飲食業(ハミングバード)
事業名 コロナからの地域経済回復に向けた飲食店・タクシー会社によるラストワンマイル課題解決事業
採択 第1回公募
内容 デリバリーなど多様化する飲食ニーズと、コロナ禍でのタクシー利用減少に対応するため、飲食業とタクシー業の2社が新会社を設立し、軽貨物運送事業を実施。
成果 2社で設立した株式会社MILEX(マイレックス)の収益化を達成。

 

― 事業の開始後、ドライバー(配達員)の確保に苦労したそうですね。

ドライバーの確保は非常に大変でした。

募集の文面や方法を工夫して対応しました。ノウハウはなかったので、工夫する中でコツを掴んでいきました。

 

― マイレックス社の黒字化の要因はどのような点と考えていますか。

ひとえに、配達員の方が増えたということが理由ですね。

大手プラットフォーマーからの受注による配達と、ハミング社のアプリによる配達の2種類がありますが、大部分を占めるのは大手プラットフォーマーからの受注になります。

車があっても、配達の担い手がいなければ売上につながらないので、ドライバー確保が進み配達ができるようになったので、収益化することができました。

 

― コロナ禍が落ち着いてきていますが、感染者数が多かった時期に比べて、フードデリバリーの需要はどのように変化していますか。

配達件数に大きな変化はありません。

感染者数が減り、リアル店舗へ行く人が増えれば、フードデリバリー件数は減るのではないかと思っていましたが、実際には件数の変化はあまり変わっていないです。

皆さんの生活に、フードデリバリーが定着したのだと思います。

 

― 今回の事業の目的の一つに、将来的に独自の配送網を構築して、市内飲食店のフードデリバリー手数料負担の軽減につなげるという展望がありましたが。

独自の配送網の構築は、これから着手していきます。

まずは、収益化を優先して、大手プラットフォーマーからの受注を大きく広げていきました。独自の配送網の構築や、そのための飲食店などへのお声掛け、AI配車システム活用は、収益が安定した後に行おうと方針転換しました。

 

― 原油や資源価格の高騰による影響はありますか。

マイレックス社は、ドライバーに車両を貸し、配達の仕事をご紹介するという立場ですので、燃料費の高騰が自社に大きな影響を与えるということはありません。

ただ、燃料費の高騰によりドライバーの収入が減ってしまうことは想定されます。ドライバーの負担が少なくなるよう、会社としてできる方策は何か、考えていきたいと思います。

仙台中央タクシー株式会社の写真

 

※内容は、令和4年6月時点のものです。

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