ページID:63428

更新日:2022年9月15日

ここから本文です。

有限会社マキュイジンの取組【仙台市中小企業チャレンジ補助金成果報告会】

令和4年6月23日に開催した「仙台市中小企業チャレンジ補助金成果報告会」での報告内容をご紹介します。

報告者:有限会社マキュイジン 代表取締役 板垣 卓也氏

マキュイジンの写真

取組の内容
事業者名 有限会社マキュイジン
既存事業 ワインショップ「バトン」におけるナチュラルワイン等の卸売・小売
事業名 ナチュラルワインのショップ委託販売プロジェクト
採択 第2回公募
内容 コロナ禍での飲食店の在庫リスクの軽減に対応し、飲食店にナチュラルワインを保管した冷蔵ショーケースを貸し出す委託販売プロジェクトを実施。
成果 3店舗に冷蔵ショーケースを貸与。本業(卸売)の販売先増加にも寄与した。

 

 今回の事業(委託販売)を導入された飲食店は、どのような業種の店舗ですか。販売状況も教えてください。

現状3店舗に導入しています。焼鳥屋、カフェ、居酒屋ですね。

3月に導入して、最初の月は1店舗のみの販売で10本程度。その後3店舗での販売が始まり、4~5月は合計30本くらいを販売しました。

 

 今回の事業は、お店の料理に合わせたワインを、仕入れのリスクなしで、ドリンクメニューに加えられるという、飲食店側のメリットも大きい仕組みだと思います。実際に導入された店舗からの反応や、お客様からの反応はいかがでしょうか。

もちろん好評いただいています。

ショーケースによる委託販売の目的の一つに、「導入飲食店スタッフのスキルアップ」があります。導入いただいた店舗では、ワインを販売する際には、机上でメニュー表示するのでなく、お客様と一緒にショーケースを見ながら、ワインを選んでほしい、と提案しています。お客様と一緒に選ぶことで会話も生まれ、スタッフのスキルアップにつながると考えています。

導入した飲食店からも、「スタッフの勉強になった」との声をいただいています。

 

 取り扱っているナチュラルワインについて教えてください。

ナチュラルワインの定義自体はありません。

ナチュラルワインの取扱いを始めて18年ですが、当店で取り扱うナチュラルワインには条件がります。有機栽培・無農薬のぶどうを使うこと、醸造段階で一切の添加をしないこと、瓶詰め段階で酸化防止剤を使わないこと、もし使用する場合はごく少量にすること、です。

取り扱っているナチュラルワインは、気温が高い日に一晩テーブルの上に置いておくと、再発酵を始めてしまうくらいデリケートな、「生きた飲み物」です。

 

 最近は、雑誌BRUTASでナチュラルワインの特集がされたり、ナチュラルワインを作るワイナリーが増えてきている印象があります。仙台でもニーズは高まっていますか。

そうですね。仙台は二極化していて、私と同時期からナチュラルワインの取り扱いをしている方と、20歳代後半くらいの若い世代が、今、興味を持っています。

 

 新たに導入したいという店舗から引き合いや、今後導入を予定している店舗はありますか。

引き合いはあります。ただ、ショーケースによる委託販売の話から、通常の取引(卸売)になってしまう場合もあり、それが3店舗導入にとどまっている嬉しい理由ですね。

この事業をきっかけに、本業の卸先が増えました。

マキュイジンの写真

 

※内容は、令和4年6月時点のものです。

お問い合わせ

経済局中小企業支援課

仙台市青葉区国分町3-6-1表小路仮庁舎9階

電話番号:022-214-7338

ファクス:022-214-8321