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更新日:2023年8月28日
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いわゆる性的マイノリティ(LGBT等)の方は、幼少期から自身の性のあり方や他人との違いに違和感を感じ始めると言われています。また、周囲の理解不足や偏見等により、社会の中で様々な不安や困難、生きづらさを抱えていると言われています。
仙台市では、令和3年3月に策定した「男女共同参画せんだいプラン2021」における基本目標5「貧困などの困難に対する支援と障害の有無や性のあり方など一人ひとりの多様性の尊重を通じた地域共生社会づくり」の施策の方向の一つとして「多様な性のあり方を尊重しあう環境づくりを推進する」を掲げており、啓発や情報発信などに取り組んでいます。
人は出生時に身体的特徴などから男女を判別し、性別が決められます。
しかし、性のあり方は出生時に決められた男女の性別よりさらに多様で複雑です。たとえば下表の4つの要素から「性」について考えてみましょう。
性の種類 | 説明 | |
---|---|---|
1 | 生物学的性 | 身体的特徴(外性器や染色体等)に基づき、出生時に割り当てられる性。 男性型、女性型だけでなく、見た目などが典型的でなく区別がつきにくい場合もある。 |
2 | 性自認 | 自分が認識する性。 男性、女性のどちらかだけでなく、どちらでもある、どちらでもない、わからないと感じる人や、揺れ動く人もいる。 |
3 | 性的指向 |
恋愛・性愛の対象とする相手の(自認する)性。 性自認に対して、異性、同性、両性、どちらでもない、関係ない、などがある。 |
4 | 性表現 | 服装やしぐさ、口調などにより、外部に表現したい性。 |
これら4つの性の組み合わせに「決まり」はありません。
4つはそれぞれ独立した要素で、これらの性の組み合わせの多様性を指し、「多様な性のあり方」と言います。
また、「生物学的性と性自認が同じで、性的指向が異性に向いている」という、いわゆる「典型的」な組み合わせと異なる人たちのことを、性的マイノリティ(性的少数者)と呼ぶことがあります。
Lesbian(レズビアン=女性同性愛者)、Gay(ゲイ=男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシュアル=両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー=生物学的性と性自認の同一性に違和感を感じる人)の頭文字をとった言葉で、性的マイノリティの総称として多く使用されています。
しかし、それ以外にもX-gender(エックスジェンダー=性自認が男性・女性のどちらでもある、どちらでもない、場合によって変わるとしている人)、Asexual(アセクシュアル=性的指向が他人に向いていない人)、Pansexual(パンセクシュアル=相手の性のあり方を条件としない)、Questioning(クエスチョニング=性自認や性的指向を決めていない、わからない、模索している人)など、性のあり方はLGBTの4つだけでは表しきれない多様なものとなります。
また、いわゆる典型的とされる性のあり方についてはCisgender(シスジェンダー=生物学的性と性自認が一致する人)、Heterosexual(ヘテロセクシュアル=異性愛者)と呼ばれています。
SOGIとは、性的指向(Sexual-Orientation)と性自認(Gender-Identity)の頭文字を組み合わせた用語です。
SOGI(性的指向・性自認)はすべての人が持っている要素であり、すべての人の多様な性のあり方が保障されるべきという考えに基づいた言葉です。
多様な性のあり方を「知る」きっかけとしていただけるよう、本市でリーフレットを作成しました。
下記リンクからご覧いただけるほか、市役所本庁舎2階市民のへや、各区役所・総合支所にも配置しています。
リーフレット「多様な性のあり方を知る」(PDF:396KB)
すべての人が多様な性のあり方の中で生きています。他人ごとにせず、誰もがありのままの自分らしく暮らすことができる社会の実現に向けて考えていきましょう。
自身のセクシュアリティに関わらず、安心して過ごせるコミュニティスペースを開設します。多様な性のあり方に関する書物に触れるもよし、参加者同士で語り合うもよし・・
ご自身のセクシュアリティについて揺らぎや迷いを感じている方も歓迎です。
また、ご家族や支援者の方、多様な性について理解したい方もご参加いただけます。
事前の申し込みは不要です。ぜひご参加ください!
仙台市男女共同参画推進センター エル・パーク仙台5階 創作アトリエ
(仙台市青葉区一番町4丁目11番1号 141ビル(仙台三越定禅寺通り館)5階)
※本事業は、一般社団法人ブレスみやぎに委託して実施します。
多様な性のあり方への理解を深め、性的マイノリティ当事者にとっても暮らしやすい仙台をめざして、市民団体である「東北HIVコミュニケーションズ」と協働で下記の4つの取り組みを実施しました。
※この事業は、仙台市市民協働事業提案制度を活用した取り組みです。
市民の皆さんが多様な性のあり方について理解し、多様な性が身近なものであると感じ、共に暮らしていることを知っていただくためのイベントを開催しました。延べ880名の方にご来場いただき、盛況のうちに終了いたしました。
エル・パーク仙台 ギャラリーホール・スタジオホール
多様な性のあり方に関する解説や性的マイノリティ当事者の声、イベント情報、相談機関などを掲載した広報誌を発行しました。下記リンクからもダウンロードできます。
仙台市男女共同参画推進センター「エル・パーク仙台」で、性的マイノリティの方を含む様々な来場者とコミュニケーションをとりながら、情報の紹介や、必要に応じてのサポート提供を行いました。
本市職員等を対象とした理解促進研修に、性的マイノリティの方等をスピーカー(講師)として派遣しました。
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