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更新日:2024年6月1日

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性の多様性(性的マイノリティ、LGBTなど)について

いわゆる性的マイノリティ(LGBTなど)の方は、幼少期から自身の性のあり方や他人との違いに違和感を感じ始めることが多いと言われています。また、周囲の理解不足や偏見等により、社会の中で様々な不安や困難、生きづらさを抱えている場合があると言われています。

仙台市では、令和3年3月に策定した「男女共同参画せんだいプラン2021」における基本目標5「貧困などの困難に対する支援と障害の有無や性のあり方など一人ひとりの多様性の尊重を通じた地域共生社会づくり」の施策の方向の一つとして「多様な性のあり方を尊重しあう環境づくりを推進する」を掲げており、理解促進のための情報発信などに取り組んでいます。

性の多様性とは

人は出生時に身体的特徴などから男女を判別し、性別が決められます。
しかし、「性」は出生時に決められた男女の性別よりさらに多様で複雑です。たとえば下表の4つの要素から考えてみましょう。

4つの性について
  性の種類 説明
1 からだの性 身体的特徴(外性器や染色体等)に基づき、出生時に割り当てられる性。
男性型、女性型だけでなく、見た目などが典型的でなく区別がつきにくい場合もある。
2 こころの性 自分が認識する性(ジェンダーアイデンティティ)。
男性、女性のどちらかだけでなく、どちらでもある、どちらでもない、わからないと感じる人や、揺れ動く人もいる。必ずしもからだの性と一致するわけではない。
3 性的指向

恋愛・性愛の対象とする相手の(こころの)性。

こころの性に対して、異性、同性、両性、どちらでもない、関係ない、など、どの性別の人に惹かれるか(または惹かれないか)という指向のことを言う。

4 性表現 服装やしぐさ、口調などにより、外部に表現したい性。

これら4つの性の組み合わせに「決まり」はありません。
4つはそれぞれ独立した要素で、これらの性の組み合わせの多様性を指し、「性の多様性」と言います。

また、「からだの性とこころの性が同じで、性的指向が異性に向いている」という、いわゆる「典型的」な組み合わせと異なる人たちのことを、性的マイノリティ(性的少数者)と呼ぶことがあります。

LGBTとは

Lesbian(レズビアン=女性同性愛者)、Gay(ゲイ=男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシュアル=両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー=からだの性とこころの性の同一性に違和感を感じる人)の頭文字をとった言葉で、性的マイノリティの総称として多く使用されています。

しかし、それ以外にもX-gender(エックスジェンダー=こころの性が男性・女性のどちらでもある、どちらでもない、場合によって変わるとしている人)、Asexual(アセクシュアル=性的指向が他人に向いていない人)、Pansexual(パンセクシュアル=相手の性のあり方を条件としない)、Questioning(クエスチョニング=こころの性や性的指向を決めていない、わからない、模索している人)など、性のあり方はLGBTの4つだけでは表しきれない多様なものとなります。

また、いわゆる典型的とされる性のあり方についてはCisgender(シスジェンダー=からだの性とこころの性が一致する人)、Heterosexual(ヘテロセクシュアル=異性愛者)と呼ばれています。

SOGIとは

SOGIとは、性的指向(Sexual-Orientation)とこころの性(Gender-Identity)の頭文字をとった略称です。
SOGI(性的指向・こころの性)は、特定の性的指向やこころの性の人のみが持つものではなく、すべての人が持つものです。

リーフレット「性の多様性を知る」

性の多様性を「知る」きっかけとしていただけるよう、本市でリーフレットを作成しました。
下記リンクからご覧いただけるほか、各区役所・総合支所や市民センターなどにも配置しています。

リーフレット「性の多様性を知る」(PDF:396KB)

性のあり方は、さまざまです。誰もがありのままの自分らしく暮らすことができる社会の実現に向けて考えていきましょう。

 

コミュニティスペース「にじのひろば」

自身のセクシュアリティに関わらず、安心して過ごせるコミュニティスペースを開設します。性の多様性に関する書物に触れるもよし、参加者同士で語り合うもよし・・

ご自身のセクシュアリティについて揺らぎや迷いを感じている方も歓迎です。
また、ご家族や支援者の方、性の多様性について理解を深めたい方もご参加いただけます。
事前の申し込みは不要です。ぜひご参加ください!

令和6年度の開催日時

  • 開催時間(全開催日共通)
    13時30分~17時30分(入退室自由)
  • 開催日
    令和6年4月~令和7年3月 毎月第4土曜日(令和6年12月のみ第3土曜日)
にじのひろば開催日一覧
令和6年 4月 27日     
  5月 25日
  6月 22日
  7月 27日
  8月 24日
  9月 28日
  10月 26日
  11月 23日
  12月 21日(※)
令和7年 1月 25日
  2月 22日
  3月 22日
(※)12月は開催日が第3土曜日となっておりますので、ご了承ください。

開催場所

仙台市男女共同参画推進センター エル・パーク仙台5階 創作アトリエ
(仙台市青葉区一番町4丁目11番1号 141ビル(仙台三越定禅寺通り館)5階)

内容

  • それぞれ自由にお過ごしいただけます。時間内には性の多様性に関するミニレクチャーや座談会なども開催予定です(参加は任意です)。
  • 自身が呼ばれたい名前でご参加いただけます。
  • 性の多様性に理解のあるスタッフが常駐しています。お悩みなどのご相談にも応じます。
  • ご自身のセクシュアリティは、ほかの参加者に公表しなくても大丈夫です。公表を強制する行為については禁止します。
  • なお、参加したことによって知った、セクシュアリティなどあらゆる個人情報については、秘密を厳守するルールとします。
  • よりよい運営のため、アンケートをお願いしています(無記名・任意)。

 

にじいろ協働事業(平成30年度~令和元年度 ※終了しました)

多様な性のあり方への理解を深め、性的マイノリティ当事者にとっても暮らしやすい仙台をめざして、市民団体である「東北HIVコミュニケーションズ」と協働で下記の4つの取り組みを実施しました。

※この事業は、仙台市市民協働事業提案制度を活用した取り組みです。

 

市民向けイベント「せんだいレインボーDay」(終了しました)

市民の皆さんが多様な性のあり方について理解し、多様な性が身近なものであると感じ、共に暮らしていることを知っていただくためのイベントを令和元年7月13日(土曜日)及び14日(日曜日)に開催しました。延べ880名の方にご来場いただき、盛況のうちに終了いたしました。

広報誌「にじのたね」

多様な性のあり方に関する解説や性的マイノリティ当事者の声、イベント情報、相談機関などを掲載した広報誌を発行しました。下記リンクからもダウンロードできます。

 

コミュニティスペース「にじのひろば」

仙台市男女共同参画推進センター「エル・パーク仙台」で、性的マイノリティの方を含む様々な来場者とコミュニケーションをとりながら、情報の紹介や、必要に応じてのサポート提供を行いました。

 

にじいろスピーカー派遣

本市職員等を対象とした理解促進研修に、性的マイノリティの方等をスピーカー(講師)として派遣しました。

 

性の多様性や性的マイノリティに関する相談窓口

みやぎ男女共同参画相談室「LGBT(性的マイノリティ)相談」

よりそいホットライン(一般社団法人社会的包摂サポートセンター)

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お問い合わせ

市民局男女共同参画課

仙台市青葉区二日町1-23 二日町第四仮庁舎2階

電話番号:022-214-6143

ファクス:022-214-6140