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家庭血圧は、簡単にかつ長期的に多数回の測定が可能であるため、正しく測定することで、健康状態の把握に有効です。家庭血圧の測定をマスターし、自身の身体をみつめてみましょう。
| 測定機器 |
わが国で販売されている、上腕カフ・オシロメトリック式の家庭血圧計
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|---|---|
| 測定環境 |
(1)静かで適温の室内 (2)原則として背もたれ付きの椅子に脚を組まずに座る (3)測定前安静時および測定中は会話を交わさない (4)測定前の喫煙、飲酒、カフェイン摂取は避ける (5)カフ位置を心臓の高さに維持できる環境 |
| 測定機会 |
(1)必須の機会と条件 (a)朝 起床後1時間以内、排尿後、朝の服薬前、朝食前、座位1~2分安静後 (b)晩 就床前、座位1~2分後 (2)追加の機会 (a)指示により、夕食前、晩の服薬前、入浴前、飲酒前、夜間睡眠時など (b)その他、自覚症状があるとき、休日昼間など適宜 |
| 測定回数とその扱い |
1機会に原則2回測定し、その平均値を採用する 1機会に1回のみ測定した場合には、その値をその機会の血圧値として用いる |
| 測定期間 | できる限り長期間 |
| 記録 | すべての測定値を記録する |
※特に冬期、寒い部屋で測定すると血圧が上昇する場合がある。
※特別な例を除き、1機会に4回以降測定することは推奨しない。
※家庭血圧の測定そのものが不安であれば、無理に測定することはない。
※測定値には一喜一憂せず、長期間の測定を行って専門家・主治医の診断を得る。
※測定値によって勝手に内服薬の中止や増減をしてはならない。
※原則として利き手の反対側で測定する。ただし、血圧値に左右差がある場合などは、専門家・主治医に相談する。
※入浴後、飲酒後の測定値は低値となることに留意する。
※家庭血圧を5日間以上測定した平均値が135/85mmHg以上の場合は、医療機関に受診する。
参考:高血圧管理・治療ガイドライン2025 2025年8月29日発行
家庭血圧は、毎日測定・記録することで活用できます。継続的に測ることでより正確に身体の状態を把握することができ、通院中の方は、家庭血圧の傾向を正確に主治医と共有することにもつながります。これから受診を考えている方は、治療を考える上でも大切な要素になります。
紙媒体やウェアラブル端末、アプリなど、ご自身の生活スタイルにあった記録をおすすめします。

(参考)健康手帳
下記厚生労働省ホームページよりダウンロードできます。
健康手帳は、血圧や体重等の記録、健康診断の結果も記録できますのでご活用ください。
生活習慣病予防には、血圧に加え、血糖、脂質などの項目を複合的にみることが大切です。年に1回、ご自身の身体の状態をチェックしましょう。
血圧は、測定環境や時間、その時の身体の状態によって、値が異なります。
例えば、
などがあります。
様々な要因による血圧の変動傾向を確かめるためには、前述した「家庭血圧測定の方法・条件」を参考に、毎日同じ時間帯・同じ条件で継続的に測ることが大切です。家庭血圧の記録を上手に活用し、主治医にご自身の身体の状態を伝えましょう。
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