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更新日:2025年11月18日

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家庭血圧を測りましょう

家庭血圧を測りましょう

家庭血圧は、簡単にかつ長期的に多数回の測定が可能であるため、正しく測定することで、健康状態の把握に有効です。家庭血圧の測定をマスターし、自身の身体をみつめてみましょう。

家庭血圧測定の方法・条件

測定機器

わが国で販売されている、上腕カフ・オシロメトリック式の家庭血圧計

血圧計

測定環境

(1)静かで適温の室内

(2)原則として背もたれ付きの椅子に脚を組まずに座る

(3)測定前安静時および測定中は会話を交わさない

(4)測定前の喫煙、飲酒、カフェイン摂取は避ける

(5)カフ位置を心臓の高さに維持できる環境

測定機会

(1)必須の機会と条件

 (a)朝

   起床後1時間以内、排尿後、朝の服薬前、朝食前、座位1~2分安静後

 (b)晩

   就床前、座位1~2分後

(2)追加の機会

 (a)指示により、夕食前、晩の服薬前、入浴前、飲酒前、夜間睡眠時など

 (b)その他、自覚症状があるとき、休日昼間など適宜

測定回数とその扱い

1機会に原則2回測定し、その平均値を採用する

1機会に1回のみ測定した場合には、その値をその機会の血圧値として用いる

測定期間 できる限り長期間
記録 すべての測定値を記録する

※特に冬期、寒い部屋で測定すると血圧が上昇する場合がある。

※特別な例を除き、1機会に4回以降測定することは推奨しない。

※家庭血圧の測定そのものが不安であれば、無理に測定することはない。

※測定値には一喜一憂せず、長期間の測定を行って専門家・主治医の診断を得る。

※測定値によって勝手に内服薬の中止や増減をしてはならない。

※原則として利き手の反対側で測定する。ただし、血圧値に左右差がある場合などは、専門家・主治医に相談する。

※入浴後、飲酒後の測定値は低値となることに留意する。

※家庭血圧を5日間以上測定した平均値が135/85mmHg以上の場合は、医療機関に受診する。

参考:高血圧管理・治療ガイドライン2025 2025年8月29日発行 

 

家庭血圧の活用

家庭血圧は、毎日測定・記録することで活用できます。継続的に測ることでより正確に身体の状態を把握することができ、通院中の方は、家庭血圧の傾向を正確に主治医と共有することにもつながります。これから受診を考えている方は、治療を考える上でも大切な要素になります。

紙媒体やウェアラブル端末、アプリなど、ご自身の生活スタイルにあった記録をおすすめします。

健康手帳

(参考)健康手帳

下記厚生労働省ホームページよりダウンロードできます。

健康手帳のダウンロードはこちら(外部サイトへリンク)

健康手帳は、血圧や体重等の記録、健康診断の結果も記録できますのでご活用ください。

 

特定健診を受けましょう

生活習慣病予防には、血圧に加え、血糖、脂質などの項目を複合的にみることが大切です。年に1回、ご自身の身体の状態をチェックしましょう。

国民健康保険加入者に対する特定健康診査

 

血圧の変動について

血圧は、測定環境や時間、その時の身体の状態によって、値が異なります。

例えば、

  • 病院で測定したときだけ、血圧が高く出る
  • 血圧を測定する時間帯によって差がある(血圧日内変動により、一般的には起床後徐々に上昇し、日中に高さのピークを迎え、夕方から下がっていく)

などがあります。

様々な要因による血圧の変動傾向を確かめるためには、前述した「家庭血圧測定の方法・条件」を参考に、毎日同じ時間帯・同じ条件で継続的に測ることが大切です。家庭血圧の記録を上手に活用し、主治医にご自身の身体の状態を伝えましょう。

お問い合わせ

健康福祉局保険年金課

仙台市青葉区国分町3-7-1市役所本庁舎5階

電話番号:022-214-8351

ファクス:022-214-8195