泉区
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更新日:2025年4月1日
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高温多湿の環境下で、体温調節機能がうまく働かなくなり、体に熱がこもってしまう状態が「熱中症」です。
私たちの体は普段、皮膚の血流を増やしたり、汗を出したりして体温を調整しています。しかし、外気が皮膚の温度を超えると放熱しにくくなり、湿度も高いと汗の蒸発量も少なくなってしまうため体温が上昇します。
また、汗の原料は血液中の水分や塩分です。大量に汗をかくことで血液中の水分や塩分が失われます。体温調節のためには、汗で失った水分や塩分を補給することが大切です。
熱中症は例年、梅雨入り前の5月頃から発生し、梅雨明け7月下旬から8月上旬に多発する傾向があります。
近年は春にも夏日になることがあるため、早めに熱中症対策をしておくことが大切です。
夏本番前のエアコンの修理や設置工事は大変混み合います。
熱い中、エアコン無しで過ごすことがないよう早めにメーカー推奨の試運転を行い、不具合がないか確認しましょう。
経済産業省:夏季を迎える前のエアコン試運転の重要性について(外部サイトへリンク)
暑い日が続くと、体がしだいに暑さに慣れて、暑さに強くなります。(暑熱順化:しょねつじゅんか)
暑熱順化は、日常生活の中で、無理のない範囲で汗をかくことで獲得できます。
具体的には、「やや暑い」環境で「ややきつい」と感じる強度で、毎日30分程度の運動(ウォーキング等)を継続します。暑熱順化は運動を開始し数日後から起こり、2週間程度で完成すると言われています。
日頃から暑熱順化していれば、夏の暑さにも対抗しやすくなり、熱中症にもかかりにくくなります。
少し速足でウォーキングをし、汗をかく機会を増やしていけば、夏の暑さに負けない体をより早く準備できることになります。また、生活習慣病の予防効果も期待できます。
運動をする際は、以下のことを心がけましょう。
外出や運動の際は、熱中症に関する情報を確認しましょう。
環境省では4月23日~10月22日まで、暑さ指数(WBGT)や熱中症警戒アラート等の情報提供をしています。
【軽症】めまい、立ちくらみ、筋肉痛、汗が止まらない
【中等症】頭痛、吐き気や嘔吐、体がだるい、やる気が出ない
【重症】意識を失う、けいれん、言動がおかしい、体温が高い
【意識がある、呼びかけに反応がある時】
(本人が倒れた時の状況を知っている人が付き添って、発症時の状況を伝える)
【意識がない、反応がおかしい時】
(本人が倒れた時の状況を知っている人が付き添って、発症時の状況を伝える)
厚生労働省:熱中症が疑われる人を見かけたら(外部サイトへリンク)
涼しい服装や帽子を活用しましょう。停電が長引き冷房機器が使用できない場合、特に高齢者や子供、障害のある方は冷房設備がある施設への避難を検討しましょう。
身の回りの暑さ、湿度、暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。
厚生労働省:災害時における熱中症予防について(外部サイトへリンク)
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