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更新日:2024年5月7日

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デング熱

現在仙台市では国内感染症例は報告されておりません(令和6年5月2日現在)。なお、仙台市ではこれまで年に2~3例の海外感染が疑われるデング熱の報告があります。

平成26年に、東京都等で国内感染が疑われる症例が150例以上発生しましたが、現在は終息しています。

デング熱は、デングウイルスを保有する蚊(ネッタイシマカやヒトスジシマカ)に刺されることによっておこる急性の熱性感染症です。
主に、熱帯、亜熱帯の地域にみられる病気で、全世界で毎年約1億人の患者が発生していると推測されています。
日本では、海外で蚊に刺されて感染し、帰国後に発症するいわゆる輸入症例が、昨年は176例報告されています。


デング熱・デング出血熱の発生地域

出典:国立感染症研究所ホームページ:http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k04/k04_50/kansen01.gif

 

デングウイルスを媒介する蚊について

日本国内にはネッタイシマカは常在していませんが、ヒトスジシマカは本州以南のほとんどの地域で生息しています。
ヒトスジシマカの活動範囲は50~100メートル程度です。日本での活動時期は5中旬~10月下旬までです。冬季には成虫はいなくなりますので、感染の可能性は低くなります。詳しくは「蚊の種類・生態(PDF:4,820KB)」(pdf:4.71MB)のリーフレットをご参照ください。

 

感染経路について

  • ウイルスに感染したヒトを刺して血を吸った蚊が、感染していない人の血を吸うことでウイルスに感染が拡がります。
  • ヒト(患者)→蚊→ヒトで感染が起こり、ヒトからヒトには感染しません。
  • ウイルスを保有する蚊に刺された場合、デング熱を発症する確率は10~50%だといわれています。

主な症状

  • デング熱は、通常3~7日の潜伏期間ののち、急激な発熱で発症するし、発疹、頭痛、骨関節通、吐き気・嘔吐などの症状が起こります。
  • 通常、発病後2~7日で解熱します。
  • まれに患者の一部に出血症状を起こすデング出血熱を発症することがあります。
  • 症状がある場合には、医療機関にまずは電話でご相談下さい。いつ、どこで(日時と場所)蚊に刺されたかを担当の医師に伝えてください。

治療法・ワクチン

  • デング熱に効果のある抗ウイルス薬はなく、対症療法が主になります。
  • また現在実用化されたワクチンもありません。

予防について

デング熱に対する予防接種はありませんが、媒介する蚊に刺されないこと、蚊を増やさないことが予防策になります。

  • デング熱の発生地域では肌の露出ができるだけ少ない服装を心掛けてください。
  • 虫よけ剤等を使って蚊に刺されないようにしてください。
  • 蚊の幼虫の発生源を作らないようにしてください。側溝の清掃に努めるほか、鉢植えの皿の水、タイヤに溜まった水、バケツの水などを放置しないように注意してください。
  • 蚊対策の参考として「蚊の防除方法(PDF:1,352KB)」のリーフレットをご活用ください。

病気や予防方法は、主治医または最寄りの保健福祉センターにお問い合わせください。

青葉区保健福祉センター管理課 電話:022-225-7211
宮城野区保健福祉センター管理課 電話:022-291-2111
若林区保健福祉センター管理課 電話:022-282-1111
太白区保健福祉センター管理課 電話:022-247-1111
泉区保健福祉センター管理課 電話:022-372-3111

蚊の種類や生態、防除方法については最寄りの保健福祉センター衛生課にお問い合わせください。

環境衛生に関する問い合わせ先にリンク

最新情報・詳しい情報は下記のリンクをご参照ください。

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お問い合わせ

健康福祉局感染症対策課

仙台市青葉区国分町3-7-1市役所本庁舎6階

電話番号:022-214-8029

ファクス:022-211-1915