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更新日:2024年8月26日
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夏は旅行や帰省、レジャー・イベントへの参加など、人や感染症を媒介する生物との接触機会が増加します。熱中症に注意しながら、基本的な感染防止対策に取り組んでいただくようお願いします。
夏は病原体を媒介する蚊やダニの活動が活発化します。こうした害虫に刺されると、“ダニ媒介感染症”や“蚊媒介感染症”といった動物由来感染症にかかる危険性が高まります。蚊やダニが多く生息する野外に出かける時や熱帯・亜熱帯地域へ旅行する時は、事前に予防対策を行うことが大切です。
国内においては、「つつが虫病」や「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」といった“ダニ媒介感染症”や、野生動物や沢の水を介して感染するエキノコックスに注意が必要です。野外でレジャーを楽しむ時は、肌の露出の少ない長袖・長ズボンで、明るい色の服(マダニを目視で確認しやすい)を着用するなどして、感染症から身を守りましょう。
また、急激な発熱で発症する「デング熱」「マラリア」などの“蚊媒介感染症”は、東南アジアやアフリカ、中南米で流行しており、感染すると命に危険が及ぶこともあります。海外へ渡航する際は、行き先での注意点や予防接種情報などの事前チェックも忘れずにしてください。
この時期は、“夏かぜ”といわれる「手足口病」「ヘルパンギーナ」「咽頭結膜熱」などの感染症への対策も重要です。「夏かぜは、こどもがかかるもの」と思われがちですが、夏かぜの原因となるウイルスの型には多くの種類があり、1シーズンに何回もかかる大人も少なくありません。また、近年夏期に増加傾向がみられている「RSウイルス感染症」や「新型コロナウイルス感染症」にも注意が必要です。
いずれの感染症も手洗いや“咳エチケット”、換気などの基本的な感染対策が重要です。特に、高齢者や基礎疾患のある方が新型コロナウイルス感染症に感染すると重症化するリスクも高まります。通院や高齢者施設を訪問する時などは、感染予防として「マスクの着用」が効果的です。帰省等で高齢の方と会う場合、大人数で集まる場合は、感染予防を心がけ体調を整えるようにしましょう。
厚生労働省ホームページ(外部サイトへリンク)より画像抜粋
厚生労働省ホームページ 夏を安全に楽しもう!感染症対策ガイド(外部サイトへリンク)
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