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更新日:2024年10月31日
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119番通報から出場までの仕組み|火を消す|消防水利|一刻も早く救出|命を救う|救命講習|空からの守り|火災に備えて|市民とともに築く安全
消防指令センター
「119番です。火事ですか?救急ですか?」
119番通報を受けると同時にコンピュータ処理が開始されます。消防指令センターの指令台には災害種別入力画面と通報された電話局管内の地図が表示されます。
通報内容に基づいて、災害種別(火災、救急、救助など)と災害分類(火災なら建物、車両など)を決定します。
町丁目、番地、目標物などを聞き取り、災害地点を決定します。住所をご案内いただけない場合や、 気が動転してうまく説明いただけないといった場合、発信地表示システムを活用して、災害発生場所や建物の所在などを検索・表示します。
災害種別、災害地点が決定されると、コンピュータは災害地点に近い出場車両を自動的に選定し、隊編成を行います。
「出場」
消防指令センターから出場隊にコンピュータ出場指令が出力されます。
なお、この指令に先立ち予告指令が流れ、その時から出場準備は始まっています。
建築物の高層・深層化、多用途化が進むにつれ、火災の形態も複雑化し、消防活動はますます困難になっています。
今日の火災形態の変化に、的確かつ迅速に対処し、被害を最小限にとどめるため、消防装備や車両の高度化に努めるとともに、さまざまな災害に対処できる知識と技術、強靱な体力と精神を持った消防隊員を育成するための研修・訓練を実施するなど、火災から市民を守るための努力を続けています。
石油コンビナート火災
消防水利とは、火災時に使用する水の供給源のことです。河川や池などから取水する自然水利のほか、水道管に設置された消火栓や水を貯留する防火水槽等の人工水利があります。
本市の消防水利においては、主に消火栓と防火水槽を活用しています。
消火栓 |
防火水槽 |
消防水利(消火栓と防火水槽)の一覧はこちらからダウンロードできます。
このデータは、位置情報を機械判読しやすい形にしたオープンデータです。
特別機動救助隊、特別消防隊は、人命の救助に関する専門的な教育を受けた隊員からなる専門部隊です。火災、交通事故、水難事故などのさまざまな災害現場において、迅速な救助救出活動に懸命に努めています。
また、海外で大災害が発生した場合には、全国の消防救助隊員で編成される「国際消防救助隊」の一員として派遣され救助活動を行うなど、国際協力にも貢献しています。
交通事故現場での救助救出活動
国際消防救助隊の活動
(平成11年9月台湾地震)
特別消防隊章
特別機動救助隊章
国際消防救助隊員標示章
救急業務は、昭和38年に法制化されて以来、年々その体制が整備され、現在では市民の生命、身体を守る上で必要不可欠な行政サービスとして市民生活に深く定着しています。
また、平成3年以降、救急救命士法の制定や高規格救急自動車の整備により、救急業務の高度化が図られ、救急隊の行える処置範囲は飛躍的に拡大しました。
※現在救急救命士による気管挿管、薬剤投与が認められていますが、救急救命士が気管挿管や薬剤投与を行うためには、医療機関における実習が必要です。救急救命士による気管挿管の病院実習にご協力ください。
救命率の向上を図るためには、救急隊が現場に到着するまでの空白時間帯に、心肺停止状態で倒れた人に対して、現場に居合わせた人が応急手当て(心肺蘇生法)を施すことが重要です。
仙台市では、心肺蘇生法を主とした救命講習会を開催し、応急手当ての普及啓発を推進しています。
外国人を対象とした救命講習会
本市では、平成元年の政令指定都市への移行に伴い、都市化の進展や市域の拡大など、広域化に対する災害対応力の強化が必要となり、平成4年度に消防ヘリコプター1号機を導入しました。
平成17年度にはヘリコプターの点検等による空白期間の解消や発生が確実視されている宮城県沖地震への対応など、航空消防体制の更なる強化を図るため、消防ヘリコプター2号機を導入いたしました。
また、平成23年度には老朽化した消防ヘリコプター1号機を更新整備し、消防航空体制の維持に努めています。
1号機:せんだい〔JA119J〕
2号機:けやき〔JA119T〕
項目 |
数値 |
---|---|
型式 |
ベル式412EP型 |
全長 |
17.1メートル |
全幅(回転翼直径) |
14.0メートル |
全高 |
4.6メートル |
最大全備重量 |
5,398キログラム |
空虚重量 |
3,580キログラム |
燃料搭載量 |
1,250リットル |
エンジン形式 |
プラット・アンド・ホイットニー・カナダ式PT6T-3D |
エンジン最大出力 |
1,800shp |
定員 |
15人 |
巡航速度 |
226キロメートル毎時 |
航続距離 |
656キロメートル |
このシステムは、ヘリコプターから撮影した映像を地上に電送するシステムで、機上カメラ、送信装置、アンテナから構成されます。
また、ヘリコプターテレビ電送システムで撮影された映像は、消防局、各消防署及び災害対策本部に送信され、被害状況の情報収集や災害に係る応急対策活動に役立てられるとともに、大規模災害時は衛星を活用した画像伝送システムにより総務省消防庁や総理官邸に配信します。
送信装置類:機体内部
機内後部座席用モニター
送信用アンテナ
高感度可視カメラと高性能赤外線カメラを内蔵した防振装置は、小型軽量であることから機体に常設できるカメラ装置です。
また、撮影は、機体の姿勢に関わらず、被写体の自動追尾が可能で、安定した撮影ができるほか、カメラとサーチライトの連動機能(スレーブコントロール)により、夜間においても安定した映像電送が可能です。
1号機:Ultra9HD
2号機:Ultra8500
林野火災等の際に上空から大量の水で効果的な消火活動を行う装備です。
消火タンクは、従来の消火バケットとは異なり、飛行制限(速度、飛行経路、風の影響等)が少なく、迅速な消火活動が可能です。
消火タンク
搭載量1,420リットル
救助ホイスト装置は、地上部隊が接近できない山岳や水難救助現場において、上空から隊員の降下や救助者を吊り上げるための装備です。
ホイスト吊り上げ能力/272.2kg
ケーブル長さ:76.2m
ヘリコプターの機動性を活かした救急活動を適切に行うため、機内には高規格救急自動車と同等の救急資器材を搭載しています。
また、救急出場時は救急救命士が搭乗し、高度な救命処置を行います。
(主な救急資機材)
※写真は当局2号機と同型のものです。
投光装置は、夜間の火災現場における上空からの照明活動などの地上支援、捜索活動などに使用する装備です。
更に、ヘリコプターテレビ電送システムのカメラとの連動機能を備え、効果的な夜間活動を支援します。
機外拡声装置は津波警報等の発表時における広報、避難誘導のほか、救助活動時の地上との連絡に使用する装備です。
投光装置
光度/1600ワット(30,000カンテラ)
照射範囲/1キロメートル
機外拡声装置
最大出力/850ワット
自動火災報知設備、スプリンクラー設備などの消防用設備等の設置指導や危険物施設の設置許可等を通じ、建築物などの安全確保に努めています。
また、予防査察や防火管理指導を行い、火災の発生を未然に防止し、人命の安全確保を図るための努力を続けています。
石油コンビナートの検査
防災センターの訓練
仙台市では、女性防火クラブとの連携や幼・少年消防クラブ等の育成指導、地域の防火防災訓練等の様々な機会を通して、市民と行政が一体となり災害に強いまちづくりを進めています。
女性防火クラブ員による イベントでの啓発活動 |
幼年消防クラブにおける 防災ダック |
地域の防火防災訓練 |
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